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時々眺める富士山

父とパソコン(3)

N5200は、高額だったはずで、普通の給与生活者で購入した人は少なかったはずである。そこで、母に尋ねたところ、退職金が入ったので300万円もするパソコンを購入したとのことであった。

父は、職場での物品購入のときのように、動く状態で納入されるものと考えていたそうである。ところが、箱に入ったままで納品され、忙しいから組み立てておいてくれ、と母に組み立てを頼んだのだそうだ。パソコンどころか、機械に詳しくない母が奮闘して組み立てたのだそうだが、金メッキされたコネクターがうまく挿入できず、何度かやっているうちに端子を折ってしまったという。

結局業者に来てもらって、組み立ててもらったそうだ。

年末には、N5200を使って年賀状の印刷をするのが最大の目的だったのに、母の話では、父にはできないところがあり、結局、年末に再び業者に来てもらって、年賀状が印刷できるようになったのだそうだ。父が横の連絡もなく一人でやった以前書いたことは間違いだった。

さらに母が打ち明けてくれた話では、N5200は捨てきれず、まだとってあるとのことである。実際確認したところ、布団の下に押し込められたN5200があった。現在では、記念品としての価値しかないが、車を運転しなかった父にとって、定年後に高級車を購入する贅沢のようなものであったのだろう。

なお、残されているのは本体だけで、、プリンターなどは残されていないようだった。
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