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Q1: スプーンのカラーローテーションの順序は?
A1: 僕はその場所の水の中で一番目立つ色のスプーンをパイロットとしてスタートして泳層、巻きスピードを確認して、反応が悪ければ少しずつ色のトーンを落としていきます。黒まで落としてダメなら、水の色に近いもの、ゴールドorシルバー系、空の色と言った感じでカラーローテーションし、確認して行きます。
そうゆう意味で ノリーズの 鱒玄人(マスクロウト)プレッシャーインパクトをスタートスプーンにすることが多いです。また、ネガティブブルーまで行くと周りは釣れてない中一人で爆釣なんてこともあります。
※鱒玄人(マスクロウト)
Q2: スプーンの色と形ってどっちが魚にあたえる影響は大きいの?
A2: スプーンの形の違いは泳ぎの違いと言うことになるのだけれど、泳ぎの違いの方が魚に対する影響は大きいと思う。
スプーンの先端の形が尖っているか丸いかで泳ぎ方がかなり変わる。やはり両方持っていたほうがいろいろな場面に対応できる。
色はその次に来るファクターだと思う。
Q3: キャストのときにパシッとした感じのロッドが好きなのだけど、トラウトロッドで先調子と胴調子ってどんな違いが出るの?
A3: キャストのときにパシッとした感じのロッドはどうしても先調子のロッドになる。先調子のロッドはアタリのときもパシットした感じになる。トラウトはスプーンを咥えた後違和感を感じる(ラインのテンション)と口をあけてヘッドシェイクするのでバラシの大きな要因となる。
本州のエリアでは競争が激しく25-30cmの魚を一日に何度も補充する所が多い。補充されスレてない活性の高い魚はスプーンの後から追い越すような勢いでバイトしてくるが、そのような場合はラインスラグがとりやすい先調子のロッドが人気となっている。魚体が大きくなるにつれ、またスレてくると魚は横または下からスプーンを咥え反転する。そのとき適度な硬さ(柔らかさ)の胴調子のロッドは魚がヘッドシェイクするまでの時間が長くバラシが少なくなる。
その辺りのバランスが取れたロッドを作るのは中々難しいのだけれど、魚体のアベレージが40cmを越える北海道では胴調子のロッドの方がむいていると思う。
ノリーズのスピードピークは自信を持って薦められるロッドです。
※ NORIES SPEAD PEAK
Q4: 以前トラウトラインは透明でなければダメだと聞いた。最近カラーのトラウトラインが多いけれど、これって問題ないの?
A4: 視認性からカラーのラインが多くなったけれど、カラーのラインには透明なリーダーを付けて使います。ラインがどのように走っているかを理解しながらリーリングすることはとても重要なことだと思うが、色の濃いラインは水面に落ちただけで魚が逃げていくことがある。またリーダーとの結び目にばかりバイトしてくることもある。自分は過去にカラーラインで痛い目にあっていて透明なラインを使っている。
Q5: ミノーの使い方のコツは?
A5: 水中でドックウォークさせたり、水面でパコパコしたりもするが、一定の深さを一定のスピードでリーリングするのが基本。魚が追ってきて見切って帰っていくのはリーリングのスピードが速すぎることが多い。
ノリーズのクランキン・ピューパ シリーズはデッドスローでも一定の水深をキープしやすいミノーに仕上げてあります。
※NORIES CRANKIN’PUPA シリーズ
(試しましたが、デッドでも泳層のキープがすごくしやすいミノーでした!)
Q6: ラインでアタリとるって言うけど、鈍いもんで出来たためしないんだけれど?
A6: ラインはしっかり見ている必要はあるけれど、それほど気にしなくても良いのでは。ロッドのグリップをしっかり握りなおすだけでもフッキングはできる。腕を大きく動かすことよりも鋭くパシッと握りなおすことを心掛けるくらいで良いのではないか。
★ 早川氏から聞いた内容を、私の理解した言葉として記載してあります。適切ではない部分も有るかと思いますが、ご容赦ください。
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