今から13年前の夏だったんですが、部活の遠征で和歌山県の御坊市に来ていました。
マネージャーの指示によると、御坊駅でJRから紀州鉄道に乗り換え。
で、プラットホームで待っていたところに現れたヤツがこれですよ。
まー部員20名ほど、声を合わせたように「なにこれ」
見るからに年代ものですよね。もしかして戦前?
ただ、ここは工業高専の学生ら。
とくに機械科の奴らはエンジンがどうだとか、車輪の軸がどうだとかいう話に花が咲き始めておりましたが、
土木科の私やマネージャーの頭には聞き入られず。
隣にいるJRの列車に比べて明らかにタッパは低いし、
バックミラーの微妙な曲がりは実習工場ではなかなか作り出せないもの。
多少の「凹み」があろうとも特段気にすることもなく堂々としております。
車内もJRに比べるとコンパクトなもの。
シートはクッションがまったくなく、硬いすわり心地でした。
当時の自分は、こんなものの何がいいのだ?と思ってはいましたが、
時が経ち、今思い返すとあれはなかなか興味深いものだよな・・と先日の休暇を使って久々にこちらに訪れてみた次第。
それが、先日この列車は10月いっぱいで営業運転が終了するという話だったみたいです。
走り続け半世紀 紀州鉄道キハ603引退へ(MSN産経ニュース)
この写真を撮ったのが10月17日でしたから、引退前ぎりぎりの状況だったわけですね。
部品を同系列の他の列車を解体しながら、なんとか使い続けてたみたいですが、それも限界に来ていたとか。
そこまでして延命作業をしていたのは、このボロ列車が魅力的だったから、なんでしょうか。
こちらは和歌山から普通列車で約1時間。
オリックスに関連すると、和歌山出身といえば大久保投手や浜ちゃん、松山コーチ、ハムの吉井コーチなどがおられますね。
あと、井戸伸年は元気な姿(熱血監督ぶり)をブログで伺えます。
橋本先生・・・今はまた中学校の教師に戻ってるんでしょうか。
そういえば先日から入団された鬼コーチ、正田耕三さんもですね。
野球の話に逸れてしまいましたが、元に戻します。
この鉄道会社、全長2.7キロと、歩いてでもいける距離で1つの列車がひたすら往復するだけのもの。
それで「紀州鉄道」という大それた名前をつけるのだから面白いもの。
それも一時廃止も検討されたようですが、「つるや」系列のリゾート会社がこの鉄道を買収して存続を決めたようです。
それも鉄道会社の名前を看板にしていると信頼を得やすいから、という理由で。
・・・だそうですよ、オリックスさん。
こちらは終点、西御坊駅。
まだ先に線路は続いてましたが、橋が架かっているところなどは撤去されてます。
そういえば、この久々に訪れた御坊も途中豪雨に見舞われたのですが、13年前のあの時も雨が降り、陸上の大会も雨の中行われたものです。
(サッカーと同じで基本的に陸上は雨天中止がないもので大変でした)
それでも学生の頃の部活の遠征って、やっぱり楽しかったものですね。
このときは後輩同士が「ビーフジャーキーを食った食わない」というアホな理由でケンカしてましたけど。
そのケンカした者の1人が今年結婚して、ケンカの相手だったヤツと一緒に私も披露宴に参列しました。
このときは本当に仲が悪いもん同士だと思ったんですが、5年も一緒にいたら次第に考え方は変わるもんです。
ひと駅ほど歩いて(200メートルほど)隣の市役所前駅の近くには当時宿泊したビジネスホテルがありました。
そのビーフジャーキー事件のあった市役所前駅から御坊ゆきの汽車に乗ることに。
貴重な1時間に1, 2本ほどの便でも数人ほどの乗客でしたが、運転士さんは丁寧に対応されてました。
あの和歌山での大会、私が初めて入賞し、全国大会への切符を手に入れた貴重な機会でした。
あの頃の純粋に頑張っていた気持ちを取り戻すためにも
長い時間空いた記憶を駆け巡らせた、短い距離の1往復でした。
ちと今回はマニアックでしたね!
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ランキングに参加してます。お時間とお気持ちに余裕がありましたら・・。
マネージャーの指示によると、御坊駅でJRから紀州鉄道に乗り換え。
で、プラットホームで待っていたところに現れたヤツがこれですよ。
まー部員20名ほど、声を合わせたように「なにこれ」
見るからに年代ものですよね。もしかして戦前?
ただ、ここは工業高専の学生ら。
とくに機械科の奴らはエンジンがどうだとか、車輪の軸がどうだとかいう話に花が咲き始めておりましたが、
土木科の私やマネージャーの頭には聞き入られず。
隣にいるJRの列車に比べて明らかにタッパは低いし、
バックミラーの微妙な曲がりは実習工場ではなかなか作り出せないもの。
多少の「凹み」があろうとも特段気にすることもなく堂々としております。
車内もJRに比べるとコンパクトなもの。
シートはクッションがまったくなく、硬いすわり心地でした。
当時の自分は、こんなものの何がいいのだ?と思ってはいましたが、
時が経ち、今思い返すとあれはなかなか興味深いものだよな・・と先日の休暇を使って久々にこちらに訪れてみた次第。
それが、先日この列車は10月いっぱいで営業運転が終了するという話だったみたいです。
走り続け半世紀 紀州鉄道キハ603引退へ(MSN産経ニュース)
この写真を撮ったのが10月17日でしたから、引退前ぎりぎりの状況だったわけですね。
部品を同系列の他の列車を解体しながら、なんとか使い続けてたみたいですが、それも限界に来ていたとか。
そこまでして延命作業をしていたのは、このボロ列車が魅力的だったから、なんでしょうか。
こちらは和歌山から普通列車で約1時間。
オリックスに関連すると、和歌山出身といえば大久保投手や浜ちゃん、松山コーチ、ハムの吉井コーチなどがおられますね。
あと、井戸伸年は元気な姿(熱血監督ぶり)をブログで伺えます。
橋本先生・・・今はまた中学校の教師に戻ってるんでしょうか。
そういえば先日から入団された鬼コーチ、正田耕三さんもですね。
野球の話に逸れてしまいましたが、元に戻します。
この鉄道会社、全長2.7キロと、歩いてでもいける距離で1つの列車がひたすら往復するだけのもの。
それで「紀州鉄道」という大それた名前をつけるのだから面白いもの。
それも一時廃止も検討されたようですが、「つるや」系列のリゾート会社がこの鉄道を買収して存続を決めたようです。
それも鉄道会社の名前を看板にしていると信頼を得やすいから、という理由で。
・・・だそうですよ、オリックスさん。
こちらは終点、西御坊駅。
まだ先に線路は続いてましたが、橋が架かっているところなどは撤去されてます。
そういえば、この久々に訪れた御坊も途中豪雨に見舞われたのですが、13年前のあの時も雨が降り、陸上の大会も雨の中行われたものです。
(サッカーと同じで基本的に陸上は雨天中止がないもので大変でした)
それでも学生の頃の部活の遠征って、やっぱり楽しかったものですね。
このときは後輩同士が「ビーフジャーキーを食った食わない」というアホな理由でケンカしてましたけど。
そのケンカした者の1人が今年結婚して、ケンカの相手だったヤツと一緒に私も披露宴に参列しました。
このときは本当に仲が悪いもん同士だと思ったんですが、5年も一緒にいたら次第に考え方は変わるもんです。
ひと駅ほど歩いて(200メートルほど)隣の市役所前駅の近くには当時宿泊したビジネスホテルがありました。
そのビーフジャーキー事件のあった市役所前駅から御坊ゆきの汽車に乗ることに。
貴重な1時間に1, 2本ほどの便でも数人ほどの乗客でしたが、運転士さんは丁寧に対応されてました。
あの和歌山での大会、私が初めて入賞し、全国大会への切符を手に入れた貴重な機会でした。
あの頃の純粋に頑張っていた気持ちを取り戻すためにも
長い時間空いた記憶を駆け巡らせた、短い距離の1往復でした。
ちと今回はマニアックでしたね!
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なんとも味のある鉄道ですね。
乗っておきたい、
撮っておきたい
キハ603でした。
まぁ路線そのものが廃止になるのではないので、機会があれば‥と思います。
読ませてもらって、
やはり鉄道は、自身の思い出の重要なキーとなるなぁと感じます。
愛着というか何年経っても
あのときのままだと嬉しいものです。
私にも、思い出のある路線というのは、
ありますが、そういうのを語り合うのも
また違ったコアでない鉄話で、面白いと思います。
現地に来てからも、またほかの事を思い浮かべながら目の前の風景を見ると赴きも変わってくるものかもしれないですね。
単に見てきた写真を並べるだけより、
見ているものと考えているものが異なった方が世界が広がるのかな、
と思って写真に個人的な記憶を添えてみました。
本当に個人的な話でしたが、気に入ってもらえたようで良かったです。