ホームランパーク花火ナイター＠ほっともっとフィールド神戸

待ち遠しかった神戸開幕に参戦することが出来ました。







初回から先発井川は中田翔に2ランホームランを許すビハインドの展開。
ただしこの日の山本球審のジャッジが辛かったこともあり，ハム先発の中村もピリッとせず，
1回裏には押し出し四球で1点差に詰め寄るオリ。

とはいえ，それ以上に井川も2回は良かったものの，3回表にファーストT-岡田の捕球エラーから大谷にタイムリーを打たれ，
さらには4回表にも先頭のビッキーにもホームランを打たれるなど点差は広がるばかり。（オ１－５日）





後ろの席にいたオバハンは，「もうあかんやん。早く帰ったほうがええで」
ダンナから「まあ今日は花火くらいは見て帰ったほうがええんちゃうか」
そんな会話が聞こえていたほど。

しっかし，辛いストライクゾーンとピッチャーの不調っぷりで，試合展開が遅い遅い。
オリもボロ負けやし，5回裏の花火まであと何時間かかるねんっって。

見てるほうもしんどい展開。


そんな展開を一変させたのが安達。



坂口・駿太の連打で１・３塁の場面から，スローカーブに合わせて振りぬいた打球が
レフトポール際へ飛び込む追撃のスリーラン。（オ４－５日）

スローボールへの対応は難しく，スイングのタイミングが早くなり，ジャストミートも引っ張りすぎて
ファウルにしてしまう場合は，「三振前のバカ当たり」とも言われるほど。
ここはタイミングを合わせてフェアゾーンへ持っていった安達はナイスバッティングでした。

これでスタジアムのムードが一変。
「ひょっとして」という気分にさせたオリ・ナイン。

5回裏も平野の内野安打，ケガを抱えた糸井のツーベースヒットでチャンスを広げると，
ハムはピッチャーを中村から谷元へスイッチ。対して右投手が苦手だったペーニャ。



そのペーニャが追い込まれながらもいつものようにフルスイングしたバットに，谷元の投じた直球が衝突。
へしゃげるかのような音とともに高々と跳ね上がった打球。

ライト石川は白球を見上げながら徐々に後退するも，いつの間にかフェンスに到達。
打球は長い長い滞空時間を経て，ようやく重力に引っ張られ落下してくる白球はフェンスの向こう側へ。
気付けばライトスタンドのコンクリート床版で跳ねている「まさか」とも言えるホームラン。

オリ。まさかの大逆転。（オ７－５日）


後ろにいたオバハン「ほんま帰らんでよかったわ（笑）」
ダンナ「オリックスがこんな試合するなんて思ってもなかったわ（呆然）」







2発のスリーランホームランと花火を楽しめた試合でした。



4回途中で降板した井川の後を継いだルーキー東明投手は，井川の出したランナーを返すタイムリーを浴びるも
5回，6回と自慢のストレートを武器に思い切ったピッチングを披露。勝ち越した後の大事なイニングを０で抑えました。








7回は馬原，8回は佐藤達也が自慢のストレートで相手を捻じ伏せ，
平野恵一も相手に隙を与えないファインプレーがありましたね。

序盤は永遠に続くんちゃうか，終電に間に合うんか？と思わせた長い試合展開も
中盤以降はピッチャーの踏ん張りでペースが早くなりましたし。



9回は平野佳寿が無失点ピッチングで試合終了。
なんとか9時半に試合が終わりました。





ヒーローインタビューはプロ初勝利の東明投手。そして逆転スリーランホームランを放ったペーニャ。
東明投手の初お立ち台は，緊張感がひしひしと伝わってきました。

どちらかといえば，ペーニャの打撃が東明を手助けしたようなものかもしれませんが，
東明投手の強気なピッチングも打撃陣を呼び起こさせてくれたのかもしれません。
お立ち台でペーニャが東明を称える仕草をしてるのを見ると，
自分の手柄だけじゃないと思わせるチームワークが出来上がっているように思えます。



Bs 7 - 5 Fighters
昨年の神戸の最終戦も序盤の３点差をひっくり返す逆転劇。つまり，2試合連続ってことですよね。
逆転の神戸，ホームランと花火の打ち上げ大会。

打って変わって翌日の西武ドームは，岸と金子千尋の投手戦，しかも比嘉のナイスリリーフで虎の子1点を守るのかと思えば
守護神平野が打たれて同点に。意気消沈かと思えば，延長戦には坂口と原拓也の連続長打で勝ち越し。
思えば開幕戦もサヨナラ負けはしたものの，最後まで喰らいついてましたね。

ネットの声はリリーフキャッチャーとして成果が出ない山崎勝を起用する森脇への批判が多いようですが，
金子から比嘉へのスイッチのタイミング，原拓也の先発起用，ムードを一変させた坂口への信頼度，
成長著しい駿太への期待感など，試合運びととしてはチームをうまくまとめているように思ってます。

ただ，このまま順当に行くとは思えなくとも，こうして最後まで試合を楽しませてもらえるなら，まだまだチャンスがあるもんじゃないかと。
まだまだあのオリックスが，あの森脇が，あのメンバーがと信じられない面もありますが，うちらが信じなくて誰が背中を押すのかと。

にほんブログ村
お時間とお気持ちに余裕がありましたら・・。