しかも,もはや5回に突入しているではないですか。
これは一大事!
というのは,花火の打ち上げが5回裏終了後と決まっているだけに,
オリックスの淡白な攻撃が仇となって日没前に花火が打ち上がってしまうのではないか・・・
また今日はオリ三ッ俣選手と中日岩崎選手のトレードの発表があり,複雑な思いもありました。
というのも,初めてCS出場を決めた2008年当時は,球団合併した本来のオリックス+バファローズの両生え抜き野手の活躍,
とくに遅咲きだった迎の開幕スタメンや一輝の奮闘に胸を躍らせたものです。
それに比べると,どうしても他球団からかき集めた一軍経験者を
オリックスで組み合わせて使っている現状では,
勝利に飢えたファンとしてはこうでもしなければ勝てなかったのかと思う一方,
ドラフトから入団した選手を育てても勝てない物足りなさを感じていました。
その一例が,高卒ドラフトで獲得した当時投手の三ツ俣を内野手で育てるために
二軍でどれだけエラーしても鍛え挙げた結果は,トレードで放出して岩崎を獲得する為だったのかと。
こうして即戦力を求めて勝つことも重要ではあるけれども,
今日は北神戸で地道に汗を流していた若手選手が,ついにほっともっとフィールドの
2万人の観衆の前に現れたのは,久々に得た嬉しい感動でした。
それが堤がスタメンでフィールドにいるという現実。
しかも,守備でも鋭い打球に応えてライナー捕球しましたし,
5回裏の攻撃は,手薬煉を引いていた西武牧田に対し,初めての得点のチャンスを得た2死2塁で,
あわやライトオーバーかと思えた打球を放ちました。結果はヒチョリの好プレーに阻まれましたが。
でも,こういう選手がいるだけで,やっぱりオリックスを応援し続けれなければという思いが強まりましたよ。
結局,花火は完全に暗くなる前に打ち上げとなりました。
これもある意味,レアな体験と前向きに考えるほかないんでしょうね。
ところで,オリ先発は今年の苦労人でもある松葉ッパ。
この試合も序盤は四球連発で不穏な空気を醸し出しましたが,
メヒアに打点を入れられた以外は,主要打者も抑えてナイスピッチングでした。
ただ,オリ打線は牧田を打ちあぐね,試合は8時すぎにして7回裏の攻撃へ。
しかし先頭の鉄平が流れを変える右中間を破る2塁打を放つと,
糸井も続いてヒットを放ち,さらにT-岡田の打席で糸井は盗塁を決め,無死2・3塁から
T-岡田の2塁打で同点に(オ2-2西)。
さらにペーニャは,ここ数試合(特に福岡で)チャンスで凡退していましたが
(特に初球を狙い打って野手正面の併殺などが多かったわけですが)
この打席は冷静にボールを見極め,レフトスタンドへのホームラン・・・
と思いきや,三塁佐藤球審の判定はフェンスに跳ね返っての二塁打。
ライトスタンドのバックスクリーン付近からでは,どう考えてもスタンドインしたのを
見ていただけに,2塁打判定に納得いかず,何故揉める必要があるのかも,
ビデオ判定をする必要の有無に時間を要していることもわけがわからず,
周囲も私も頭に血が上って,せっかくの勝ち越し打も台無しの雰囲気に・・。
そんな雰囲気をプラスに持っていこうとライトスタンドの応援団は讃丑歌を流し,
フィールド上の森本ヒチョリ選手はボールをスタンドにプレゼントするフリをしたりしなかったりでスタンドを楽しませてくれました。
なんだかんだで試合のMVPはヒチョリだったかもしれませんね。
昔から,ビジターチームのスタメン発表時の映像に映りこむときなど,ファンサービスに熱心な人でしたよ。
長い長いビデオ判定を経て,当然の如くホームラン判定となり,
久々にいいとこで活躍できたペーニャ。
Bs 5 - 2 Lions
最後は無情にもMVPの稀哲を三振に取り,オリの逆転勝利が確定。
ヒーローはバッパ。
7回を2失点で投げきったわけですから,貴重な先発左腕として今後のチームを背負う存在ですね。
投手にはこういう即戦力の若手が多く揃うチーム編成は自慢ですね。
そして,なんだかんだでムラがあるけど試合を決める一打を放ったT-岡田とペーニャは嫌いになれない存在。
西武に勝った試合をホームゲームで見ることが最近なかっただけに,
見事な集中打での逆転勝利を味わえて,最高でした。
(途中までは,花火が明るいうちに始まるだの,不安要素はたっぷりでしたが)
ズルズルと負け続けないところは底力があるという証拠。
そう思いたいわけですから,次は連勝街道で巻き返しを期待したいところです。
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