風に乗れ -Winddriven Current-

ワイヤーフォックステリアのナイトさんとORIXを応援する日々
“Challenge Together @KOBE”

中山がダルビッシュに投げ勝った衝撃

2010-08-28 | Bs現場レポ2010 
衝撃的に嬉しい誤算でありました。こういう日を待っていたんだよ。
Bs 2 - 1 Fighters
実はこれで、オリックスは2連勝になります。

ダルビッシュ投手から勝ち星を得たのは2007年の6月、木元選手が入団会見をした直後の試合以来ですね。
以降、リードを奪ったことはありましたが、最終的にサヨナラ負けをしたのが2回ほどあって
結果ダルビッシュ投手に負けがつくことはなかったものです。
前回の対戦では、「オリックス相手では負ける気がしない」と京セラドームのスピーカーで言われてしまったくらいですし。
なので、オリとしては3年に1回くらいの意地を見せることはできたものだと思っています。




そのダルビッシュ投手は今日記念すべき1000投球回を出身地大阪で達成。
それだけ素晴らしい投手であることは間違いないし、今日もその実力を見せられました。

それに相対するのは2年間勝ち星が無かった中山。
前評判ではすでに勝敗は決していましたし、中継投手陣が疲労困憊の状況で、
ひょっとしたら去年と同じように12失点完投という状況もあり得るのではと思ったりしましたが・・・
結果は見事その前評判を覆しました。



初回先頭打者にヒットを打たれてから苦しい状況が続きましたが、
糸井選手から絶妙の縦割れカーブをストライクゾーンに決めて切り抜けてから、
あれよあれよと言う間にハム打線にゼロを付け続けることに。

本日は試合後、祝勝会を兼ねて、元オリックス選手の吉川勝成さんが経営する焼肉店「勝」へ行ってきたのですが、
吉川さんの話でも、中山投手について「彼はハマったら凄い投手ですよ」、と仰ってました。
確かにダルが相手とはいえ、自分のピッチングが出来たら無失点投球も不思議ではないものです。
(今まで、その自分のピッチングが出来ずに苦しんでいましたが)


そのお店の壁面に描かれたこの絵は、中山投手によるものです。中山画伯。



そして派手なファインプレーではなくとも、堅実な守備が支えたこともありましたし。


そういえば、ゴッツァンはかつて背番号49でしたね。
なんかこのビッキー&ゴッツァンの二遊間を見るのは久しぶりな気がします。


さて。3シーズンダルを打ち崩せなかった攻撃陣はワンチャンスをものにしました。


2回の裏、ゴゴティー、アンパンマン似のきたがーさんの連打で無死1,3塁。




そこでバルが詰まりながらもセンター前に落として1点。(オ1-0日)



続く久々のスタメン前ちゃんがバットを投げるように当ててライト前に落とし、きたがーさんが生還。(オ2-0日)


そういえば、2008年7月の西武戦でも同じようなタイムリーヒットがありましたね。
実に裏の裏をかく前ちゃんらしい当たりでした。



今日は北海のクマが参上。スタメン選手の打撃フォームのマネがお得意ですが、前田大輔選手だけはわからなかったみたいです。
足を広げずグリップを低く構えれば前ちゃんのフォームになりますよ。

その後はダルもエンジンがかかって、さすがのピッチングでした。


でも、中山画伯だって負けてなかったでしょ。

前回4回2/3で降板していただけに、5回を無事に投げきったときはほっとしました。
でもそれ以上の活躍で、7回を投げきって101球無失点。

金子誠、高橋真二を欠いて、糸井君がファインプレーの代償で途中から離脱するという相手の戦力ダウンもありました。
(レフトスタンドには沢山の糸井応援団が来ていたというのに)

でも何より中山画伯の良かった点はコントロールですね。
今日の橋本さんのゾーンが決して広かったとは思えない中、2四球で抑えたわけですから、
自分のピッチングが出来たんだと思います。

その中山画伯をリードした前ちゃんも緩急をうまくつけて息が合っていましたよね。



3万人越えの京セラドーム。

いつもスタンドが満員になったときや、イベント試合のときに力を発揮できないのと同時に、
NHKの中継があるときもよく負けるというジンクスがありました。
もう中継はやめた方がいいという意見もあったかと思いますが、よくぞ今日はダル相手で注目も浴びた中、立派な試合をしたものです。


今日のもうひとつのトピックとしては、きっしー&平野の勝ちパターンのリリーフを休ましたということですね。
連投が続いた比嘉投手も。
その緊急措置として小松君を抹消、伊原君を登録してベンチに入れていました。
(ただ伊原君のここ2週間のファームでの試合内容が酷いので、次の金曜日の先発に回るかどうかは不明です)

それでも「試合が膠着しているときは相手より先に投手は代えない」という信条を持っていた監督でしたが、
ゼロで抑えていた中山画伯をダルが交代する前に降ろしたこと、そして代わりに出てきたのが鴨志田君だったことには驚きました。

ハム打線相手でNHKが中継しているジンクスとくれば、満塁本塁打を続けざまに打たれる恐怖感。
ここ3試合ぶりにリードを奪い、3年ぶりにダルからの勝ち星が挙げられるかどうかという今日に限って、こんな苦しい継投を迫られるのは気が気ではありませんでしたから。
でも、これは立派な作戦だと思います。

それで、あっさり1点献上してしまう鴨志田君は思いのほか状態悪くてショックでしたが。(オ2-1日)

もうこれで、ずっと攻めの姿勢で、あと5アウトで勝てる勝てると思っていたのに、
それで中山画伯の勝ち星が消え、あっさりダルビッシュに勝ちがつくイメージが目の前を覆ってしまう自分。(負け犬根性というやつですか?)


ここで現れた救世主はカツキングでした。香月で勝つ気(寒)


バルちゃんの気が気でない送球に焦りましたが、なんとかリードを保ったまま切り抜けました。
(そういえば、中山君が描いた上の絵、ヒゲの形が香月投手に似ている??)




こうして9回もランナー抱えるも、香月は田中ケンスケを抑えてゲームセット。

今年は特に香月に頼らない継投が続いていました。一度先発に回ったことも含めて。
それは香月・鴨志田が去年のギネス記録を作られた投手陣の一角で、そのインパクトは大きかったし、
去年の最下位の原因が中継投手の崩壊ともいわれていただけに、信頼を得にくかったんだと思います。
それで中継投手陣の大改造が行われた可能性だってあるわけです。

でも、こうやって苦しい投手陣を支えてくれるまでに至ったのは、今年踏ん張り続けてきたからこそでしょうね。


いちおうベンチ入りメンバーとして控えてはいた平野&岸田。


中山投手にとって、京セラドームのお立ち台はいつ以来だろう。2006年以来かもしれません。


ライトスタンドの2次会は、東京応援団のいきなりのバリカンシーンから始まるという衝撃もありました。

プロである限り、捨てたもんじゃないですね。
あと、ぐっちー&ごっつぁん&びっきーと、打撃不振は今日も続きました。
でも、ついこないだの福岡では調子良かったわけですから、
もう少し焦らずに復調を期待しつつ大声で明日も背中を押せるようにしたいと思います。


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4 コメント

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勝ちに不思議の勝ちあり? (MADMAX)
2010-08-28 22:47:38
比嘉、平野、岸田が休みだったのですね、もうひとつも負けられない中で、よくまぁ勝てたもんです。和田、ダルビッシュと相手のエースを打ち破ったのですから、今後、山省、近藤が根性みせてくれれば、もう少し楽しませてもらえそうです。
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MADMAX さん (かずまん)
2010-08-29 00:48:58
3年に1回くらいでは不思議も何も、確率的にはアリかもしれませんね。(もう少し何とか上げたいですが)

ただ、この状況で勝てたのは大きかったです。
和田、ダルに勝って、来週は杉内との対戦、楽しみにしておきましょう。
まずは明日の省吾、そして来週の近藤の踏ん張りに期待ですね。
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Unknown (blueswave)
2010-08-29 22:02:18
昨日、はじめてこちらのブログを拝見しました。写真満載で楽しいですね。私は以前は大阪にいたのですが30年前からこちら長崎に来ています。プロ野球を観戦する機会はまずありません。ですのでこのような楽しいサイトはとてもありがたいです。これからも楽しませてください。
きょうの試合も素晴らしかったですね。ケーブルテレビで見ていました。まだまだ何が起こるかわからなくなってきました!
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blueswave さん (かずまん)
2010-08-29 23:38:54
はじめまして。
なにぶん情報の少ない球団ですので、少しでも情報の足しになれば幸いです。
(歪曲した表現になっていないか不安ではありますが)

最近このブログも毎試合同じように写真を大量に並べるだけでマンネリ化していたので
本当にこれでいいのかと悩んでいたのですが、遠くの方に現地の様子をお伝えできたのならホッとしています。

これから先も楽しみですね。またよろしくお願いします。
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