every word is just a cliche

聴いた音とか観た映画についての雑文です。
全部決まりきった常套句。

NEW WAVEバンドとしてのたま

2013-05-24 | Rock
こんなの見つけました。

20世紀の終わりに たま  (ヒカシュー Hikashuトリビュート)



たまっていうのはニューウェーヴ・バンドだったと思うのですよ。
WIREはロックでなければなんでもいいといったそうですけど(ロッキンオンの捏造発言らしいですが)、まさにロックでなければなんでも歌っていたのがたまだと思います。


パンクは音楽的にはロックンロール・リヴァイバルだったわけですが、そのパンクを批評的に見てポスト・パンク的にスキッフル・バンド的な構造(石川さんのドラム!)で演奏した。最近ではたまをそういう風に捉えるようになりました。

たま Girl


4人時代の最高のパフォーマンスだと思います。
ジョン・レノンのラヴ・ソングから哲学的な境地に至る原詩を損ねることなく、しかも四人の世界観の中で日本語にしている。おまけにアンサンブルの中心にビートルズが使わなかった楽器=アコーディオンを据えるという批評性!!

たま - さよなら人類.flv

この曲が売れすぎちゃって誤解というか柳原幼一郎の要素しか見られなかったのは不幸というか。まぁ売れたからいいのか? 因みにサビのメロディがホルスト「木星」だから……なのよね。

おるがん / たま 【室温~夜の音楽】より

♪僕が死んだ日 これほど凄い歌いだしの歌もそうないよ。そしてビートルズ・マナーなコーラス・ワーク!

たま 夏の前日


もう直ぐ夏ですな。


さんだる(紙ジャケット仕様)

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