素晴らしかった。
2010年早々に恵比寿リキッドルームで披露されたMORITZ VON OSWALD TRIOのライヴ。
綿密に編まれた音とインプロビゼーションで生み出される音のハーモニーには適度な緊張感を伴うドープさと弛緩するようなストーンな感覚のハーモニーでもあった。
その感覚を目の当たりにすれば、素晴らしいだとかヤバい!! という類の単純な言葉(というよりも、もはや感嘆詞でしかないが)ぐらいしか出てこない。
2008年の夏にUnitで見たMoritz Von Osward Trioのライヴに比べるとより洗練されていると感じた。
それは件のライヴがまだアルバム発表前で、こちらとしても彼らの紡ぎだす音の意図を消化しきれなかったというのもあったとは思う。
東京公演ではこだま和文が何曲かトランペットを吹いた。
MORITZ自ら直前に参加をオファーしたという。
『Vertical Ascent』を聴けば明らかなように、MORITZ VON OSWALD TRIOには口ずさめるようなメロディはない。
そこにこだま和文のトランペットが加わることによって、メロディが加えられ、さらにMORITZが操るエコーが掛かる。
こだま和文のトランペットはいつもの通り寡黙ではあるが雄弁だ。
とにかく、こだま和文とMoritz Von Osward Trioの相性は抜群で、こだま和文自身も演奏を楽しんでいるようだった。
*残念ながらLiquidの写真ではゴザイマセン
『Vertical Ascent』の曲名が「Pattern 1」~「Pattern 4」であることが示しているように、Moritz Von Osward Trioにとっては曲よりも演奏なのだろう。
多くの人が指摘するように、それはジャズマンが持つ態度だ。
この日のリキッドルームは名演だった。
MilesやColtraneの名演が演奏された夜もあんな空気が流れていたんじゃないだろうか。
2010年早々に恵比寿リキッドルームで披露されたMORITZ VON OSWALD TRIOのライヴ。
綿密に編まれた音とインプロビゼーションで生み出される音のハーモニーには適度な緊張感を伴うドープさと弛緩するようなストーンな感覚のハーモニーでもあった。
その感覚を目の当たりにすれば、素晴らしいだとかヤバい!! という類の単純な言葉(というよりも、もはや感嘆詞でしかないが)ぐらいしか出てこない。
2008年の夏にUnitで見たMoritz Von Osward Trioのライヴに比べるとより洗練されていると感じた。
それは件のライヴがまだアルバム発表前で、こちらとしても彼らの紡ぎだす音の意図を消化しきれなかったというのもあったとは思う。
東京公演ではこだま和文が何曲かトランペットを吹いた。
MORITZ自ら直前に参加をオファーしたという。
『Vertical Ascent』を聴けば明らかなように、MORITZ VON OSWALD TRIOには口ずさめるようなメロディはない。
そこにこだま和文のトランペットが加わることによって、メロディが加えられ、さらにMORITZが操るエコーが掛かる。
こだま和文のトランペットはいつもの通り寡黙ではあるが雄弁だ。
とにかく、こだま和文とMoritz Von Osward Trioの相性は抜群で、こだま和文自身も演奏を楽しんでいるようだった。
*残念ながらLiquidの写真ではゴザイマセン
『Vertical Ascent』の曲名が「Pattern 1」~「Pattern 4」であることが示しているように、Moritz Von Osward Trioにとっては曲よりも演奏なのだろう。
多くの人が指摘するように、それはジャズマンが持つ態度だ。
この日のリキッドルームは名演だった。
MilesやColtraneの名演が演奏された夜もあんな空気が流れていたんじゃないだろうか。
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