会場の扉を開ける前から漏れ聴こえる重低音。
かねがねウワサには聴いていたけれど落合SOUPは噂以上の箱だった。
真摯に音に対峙するその様子はここ最近ではお目にかかることのできない雰囲気だ。
MANTIS『≒Dubious』のリリースを記念して催されたこのパーティは、キャパ100人程度の小箱にBristolの重鎮=Rob Smith(Smith & Mighty)がプレイするという贅沢な内容だったが、その重鎮に物怖じするどころか日本人アクトが圧倒的だったという意味でも実りのある素晴らしいパーティだった。
EchospaceやModern LoveなどBasic Channelのフォロワーは花盛りだ。
MANTIS『≒Dubious』もその流れに置かれてしまうかも知れない。
確かに冷んやりとしみわたるようなディレイの響きと内臓を駆け巡るような低音の響き、そして何よりもTIKIMANことPaul St. Hilaireをゲストに迎えていることからその印象はつよまるであろう。
しかし、彼らのライヴを見ればその根底にレゲエが根を張っていることが分かるはずだ。
そうMark ErnestusとMoritz von Oswaldのように。
MANTIS『≒Dubious』
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