every word is just a cliche

聴いた音とか観た映画についての雑文です。
全部決まりきった常套句。

表記はローマ字でBAKUFU SLUMPなく漢字とカタカナで爆風スランプでお願いします。

2014-11-20 | Rock
NEWSとしていささかは旧聞になりますが元爆風スランプのリズム隊のおふたり―江川ほーじんとファンキー末吉―がJASRACに対して興味深い動きをとっています。


JASRAC問題江川ほーじんの戦い方


詳細はリンク先のBLOGを御覧ください。

ネットジャーゴンである”カスラック”というような言い方を自分は好みませんし、どうかなと思います。しかし、ネット時代の著作権のあり方にJASRACの対応に端的に表れるように日本の著作権法が十分に適応できているかといったら出来ていないし、著作権使用料の徴収に対してはともかくその分配がちゃんとなされているのか外からは見えにくいというのも事実だと思います。


一連のファンキー末吉さんのJASRACとの裁判でそこが明らかになれば、それは日本の著作権のあり方に対して大きな前進になると思います。






で、話は爆風スランプです。

この記事をキッカケに小学生の頃に聴いていた爆風スランプを再び繰り返して聴いています。

そして「自分のルーツはここにあるなぁ」と改めて思い知った次第。

ファンクを日本的なモノ(J-POP)にどう落としこむか。ファンクをどうしたら(本場モノの直訳でなく)自分たちのものに出来るか。

爆風スランプはそういうことに(も)腐心していたバンドなのではないかと思います。

江川ほーじんとファンキー末吉の元爆風銃のふたりと日本のロックバンド=スーパースランプが合体したのが爆風スランプな訳ですが、和風ファンクというテーマを実現するにあたって必然というか意図した合流だったのでしょう。


例えば「The SENTAKU」はリズムマシンDMXを駆使したエレクトロ‥ファンクの傑作ですが、果敢にもRUN DMC「SUCKER MCs」をモチーフとしています。RUN DMCが83年で爆風スランプの1st『よい』(「The SENTAKU」収録)が84年ですからね、早いです。


後に「京都マイ・ラブ」で(突然)ヤン富田が参加していますが、当時から交流があったのかもしれませんね。


爆風スランプの初期アルバムは(黎明期のCDによくあることですが)音が悪かったんですよ。が、リマスター盤が出てまして先日よりハイレゾ配信も始まったみたいです。

SONY MUSIC SHOP|爆風スランプ


実はこれ、Twitterで直接サンプラザ中野くんさんに教えていただいたんですが、なんか不思議な気持ちになりました。

10年も20年も聴き続けるとは思わなかったです。


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