ブログ『早寝早起き玄米生活』を読んで
余命について~生きたい気持ち
「がんは治らないもの」が一般的な印象だと私も思う。
実際、自分ががんだと知った時、とっさに頭をよぎったのは“死”だった。
「余命宣告はショックと涙と苦しみをもたらす」
しかし寿命は誰が決めるものでもない。
「余命宣告は覆すことができる」
そう信じている。
私の場合、余命など聞きもしなかった。
もちろんそれほど余裕があったわけではなく、死への恐怖は感じていた。
でも余命を聞いたところでどうすることもできないと思うから。
先生が示す余命とはあくまでも全国的な統計の結果でしかない。
余命一ヶ月とか、余程どうしようもない状態なら
やりたいことをできるだけやり残さないようにするために
そういう時は言って欲しいけれど。
先生もあえて余命など言い出さなかったし。
余命どころかステージの進行度さえも知らなかった。
私が尋ねないから先生も言わなかったのだろうか?
でも深刻な状態だったことは分かっている。
術後の検査は自分でカルテを持って回るから
嫌でも見てしまうでしょ、普通。
今の病院を紹介してくださった先生への手紙のコピーには
「がんが広がっていて厳しい状態、完治度C」とか書いてあった。
そんなにショックも受けず「やっぱりね…」という感じだった。
胃がんは全摘で一応“治った”ことになるけれど、転移の可能性はある。
抗がん剤治療必須の状態。
それでもなんとか今に至っているのは
第一に先生の的確な判断と治療のお蔭以外の何ものでもない。
今生きていることは奇跡か、はたまた運が良かったのか。
あくまでもたまたまだと思う。
治療の次に大事なのは生きたい気持ちと気力。
余命宣告、そんなものを信じてその時を待っているだけではいけない。
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