イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

おばちゃんパワー

2014年07月19日 | 術後5年~

特に体調に変化はなく、ただ食べては寝てのぐうたらな1週間。
こんなにのんびりしていていいのかと不安に思うこともあるが
頑張りすぎて体調を壊すとまた後戻りになるので
ここは焦らず慎重に。
周りから怠けていると思われても
もうしばらくぐうたらしていようと思う。

今日は旦那のおばあちゃんの祥月命日。
毎年恒例、伯母さま二人がお参りに来た。
来客は他に伯母さまの旦那さまと
週末ということで久しぶりに旦那のお兄さんと姪っ子も来てくれた。

結婚当初はなんとも面倒臭い憂鬱な日であったが
(今も半分くらいはそう思う)
結婚18年、
上手く乗り切る術も身に付いて今ではなんなくこなせるようになった。

毎年畑の野菜と漬け物がお土産。
きゅうり、なす、トマト、ピーマン、大葉などの夏野菜と
きゅうりの漬物が定番。
他に「あとで出して~」と小昼を持ち寄る。
小昼「こひる」「こびる」おやつ。
おはぎやおいなりさんなど炭水化物系のちょっとお腹を満たすもの。
お経の後にこれらをテーブルいっぱいに並べ
お寺様も交えて世間話に花を咲かせるのがいつものパターン。

接待(お茶出し)は旦那に任せ
私は漬け物やおかずを盛り付け、山盛りの野菜を仕分ける。

今年の小昼は叔母さまの手作りで
玉子とかんぴょう、きゅうり、ひじき、でんぶの五目太巻き。
「ちょっとゆるいんだて~」の言葉通り巻きがゆるくごはんが崩れ気味。
切るのに一苦労であったが、味は美味しい。

叔母さまのもう一つの手作りは羊羹。
羊羹といいつつ楊枝の入り具合がちょうどいい
水羊羹に近いさわやかな羊羹。
甘すぎない味加減が私と‘ちょん’好みで美味しかった。

一方、伯母さまの持ち寄りは大量。
まずはミニハンバーグ。
ミニとは言え大皿に40コくらいあっただろうか、とにかく山盛り。
そして美味しい!
伯母さまのロールキャベツや煮込みハンバーグは
いつもふんわりやわらかくて味もいい。
今日も「今朝作ったんだて~」と言いつつ
ソースが程よく煮詰まってハンバーグにからんで美味しい。

それからおひつみたいなデカタッパーにきゅうりの酢の物。
これはちょっと酸っぱい。
他にデカタッパーにきゅうりの梅酢漬け。
お弁当パックにきゅうりの辛子漬け。
もうテーブルがいっぱい。

持ち寄り品はこれにとどまらず
お寺様や伯母さまお互いの分のお土産も用意されていて
段ボール箱や紙袋からどんどん出てきて
あっちへこっちへ振り分けられる。

これが毎年の祥月命日のひとコマ。
いつも「あ~、今日は良かった~」と満足げにお帰りになる。
伯母さまたちはこれで楽しそうなんだから、まぁいいか。
今じゃそう思えるようになった。

私はそのあと山の洗い物を済ませ、頂いた野菜を冷蔵庫に片付ける。
久しぶりに食器乾燥機が活躍した。

正に嵐が立ち去ったあとのようである。
80歳を超えて体に不調はあるものの
今なお精力的に活動する伯母さまたち。
おばちゃんパワー恐るべし!

ひとつびっくりなこと。
伯母さまからプレゼントを頂いた。
「今回(5月の入院)お見舞いなかったからその代りに」
プチダイヤのネックレス。
ピンクゴールドの細く上品なチェーンがきれい。
買った店に知り合いがいるから安く買えるんだとか。
それにしてもこんな高級なもの、なぜ私に?
そう思ったが
「あんたまだ若いからさー
 こういうの可愛いかと思って。これしてお出かけして」
と言う伯母さまのご厚意に感謝し、ありがたく受け取った。
さっきつけてみたら本当に可愛い。
私の鶏ガラみたいなガリガリの首元がちょっと華やかに見える。
夏休みはこれをつけて娘たちとおでかけしようかな。

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