イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

家族ががんになったら

2015年01月28日 | 術後5年~

今日のあさイチのテーマは
『もし、夫ががんになったら』
パートナーや家族ががんだとわかったらどうすればよいか。
患者の家族の心の負担やケアアドバイスなどが話題となった。

我が家の場合『妻ががんになったら』ではあるが
内容は正に私たちが体験してきたこと。
「精神的不安は患者と同等かそれ以上」
そう聞くと心が痛い。
心身ともに不安定になるとイライラしたり周りに当たったり
病気という立場に甘えて
思い通りにならない自分を許してもらおうとしたことなんて
数えきれない。

でも、私が家族の立場だったら?
がんという病気にどう対応すればいいのだろう。
心が不安定な時にどんな言葉を掛けたらいいのだろう。
何とかしてあげたくても、どうにもしてあげられない。
何を言っても口先だけになってしまうような気がして
何も言えない。

私の家族もきっと何と言ったらいいのか
何をしたらいいのかわからなくて
辛く切ない思いを山ほどしてきたと思う。
私だったら自分ががんになるより辛いかもしれない。

それはとても難しい問題である。
お互いに相手のことを思って我慢したり
自分を卑下したりする。
相手のことを思っているのに
お互いが辛く切ない気持ちになるのは悲しい。
気持ちは素直に伝えなければ。
伝えてわかり合うことで
より協力し合い、助け合うことができる。

私は家族や実家のみんな、親戚、友だち
たくさんの人々に助けられてきた。
わがままをきいてもらったこともたくさんある。
そのことをいつも心に留めて忘れずに
弱い自分を戒めたいと思う。

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