イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

何をいきなり

2012年10月18日 | 術後3年半~

「最近ね~、この家に生まれてきてよかったって思うんだ」

一昨日の夕食での‘ちょん’の一言。

「だって違う家に生まれたらお母さんだって違うし
 保育園だって学校だってここじゃないし
 スイミングだってやらなかったかもだし」
「そうだね、
 ‘ぼんこ’とも姉妹にならなかっただろうし
 Y美ちゃんとも仲良くならなかったんだよ」

Y美ちゃんとは小学校の水泳大会で知り合って
今、部活が一緒の年下の子。

「うん、そうだよね」
「それが‘ちょん’の運命なんだよ」

生まれる場所は意識的に自分では選べない。
母からすると
「私を選んで生まれてきてくれた」と思いたいところだが
それは親の都合のいい解釈。
いずれにせよ生まれてから起こることは自分次第。
人との出会いや様々な経験、知識は
結果的に満足いくものであれば、それは偶然ではなく必然。
人生に必要だからこそ出会った運命だと思う。
しかし、
事前に予測できる困難は運命だからとあきらめてはいけない。
気持ちの持ち方と行動力できっと変えることができるはず。

‘ちょん’の言葉からすると
今のところ満足いく運命をたどっているのだろう。
多感な思春期においてこんな言葉が聞けるのは喜ばしい。
‘ちょん’と過ごした時間に自信が持てて私も嬉しい。

「電車とか新幹線とか絶対無理
 駅行く以外のバスだってよくわからないもん」
極度の方向音痴を自負する‘ちょん’は
高校以降進学するとしても絶対家から通うと言っている。
一人暮らししてみたくないの?と聞いても
そんなことは思いもしないらしい。
‘ちょん’と長く一緒にいられるなら母は嬉しいばかりだが。
それならいっそ
お婿さんに来てもらってここに住んでくれないかな、なんて。

そう言うと
「それはヤダ~、次男と結婚してお家建てたいんだもん」

なるほど。
新しい家を持つのも将来の楽しみだもんね。
「次男と」ってとこが大事なわけだ。
うん、それがいいかも。
‘ちょん’の明るい未来を応援するよ。

この記事についてブログを書く
« 常にわが身を…(感想文) | トップ | 地産地消 »
最新の画像もっと見る

術後3年半~」カテゴリの最新記事