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今回は、叡王戦7番勝負から第4局を棋譜と解析で振り返りたいと思います。
開始日時 2020-07-19 19:30
棋戦 第5期叡王戦七番勝負 第4局
先手 豊島将之 竜王・名人
後手 永瀬拓矢 叡王
手合割 平手
場所 愛知・亀岳林 万松寺
持ち時間 各1時間
消費時間 232▲60△60
戦型 横歩取り
既に皆さんご承知かと思いますが、第2局、第3局が持将棋になり、今回は指し直しの将棋になりました。
1日で2局目の対局開始は午後7時30分でした。
それでも232手という超々手数の長い将棋になりました。
今更ですが棋士には体力が必要です。お疲れ様です。
▶25手目☗35飛
36歩と突いているのも後手の飛車を2筋に展開させない予めの策でしょう。
▶33手目☗75飛
飛車交換は8手前からの読みだったでしょうね。
▶53手目☗86飛
☖84歩打ちに飛車を引いた手。
後手は豊島二冠に簡単には先手を渡しませんね。
▶71手目96角打ち
2枚の角で、先手は後手の竜の動きを制約しています。
▶80手目☖88成香
後手は龍と角を交換して成香で先手玉に迫る。
Shogiguiによる解析
▶疑問手:87手目☗69玉
▶最善手:87手目21飛打ち
ここは攻めるところのようです。
☗21飛打ち☖31銀☗11飛成☖52玉☗69玉という手順を勧めています。
今後の展開は、下記の【棋譜】によりご確認願います。
本局の解析
悪手:先手11、後手5。
珍しく悪手が両者合わせ16と多いです。
【棋譜】
初手から終局までごゆっくりお楽しみください。
▶ https://noike.info/kifup/2020/07/2020-07-22--05-37-18--538206/index.html
232手をもって永瀬叡王が勝利し、対戦成績を1勝1敗の5分に戻しました。
珍しい「持将棋」が2局続き、勝ち負け次第では第7局以降の日程も変わってくるかもしれませんね。
持将棋
※〔持〕は、持将棋を意味する。