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きょうもお立ち寄りくださり有難うございます。
今回は、順位戦C級2組から何かと楽しいキャラ・佐藤七段と、負けなしの4連勝と勢いがある若手大橋六段の対局をご案内したいと思います。
大橋六段は藤井二冠とは同期でプロ入りを果たしています。
チョット離された感じもありますが、藤井二冠が特別な高成績を残しているからで4年目もよく頑張っていると思いますよ(^^)v
将来は二人のタイトル争いが見られると楽しみです。
大橋貴洸(おおはし たかひろ)
生年月日 1992年9月22日(28歳)
プロ入り年月日 2016年10月1日(24歳)
出身地 和歌山県新宮市
師匠 所司和晴七段
佐藤紳哉(さとうしんや)
生年月日 1977年8月29日(43歳)
プロ入り年月日 1997年10月1日(20歳)
出身地 神奈川県相模原市
師匠 安恵照剛
開始日時 2020-10-15 10:00
棋戦 第79期順位戦C級2組5回戦
先手 佐藤紳哉 七段
後手 大橋貴洸 六段
手合割 平手
場所 関西将棋会館
持ち時間 6時間
消費時間 119▲341△244
戦型 矢倉
では、いつものように小太刀の独自目線で気になる(目に止まった)局面を順次ご案内して行きたいと思います。
▶41手目35同角
矢倉の戦いではよくある歩の交換ですね。
これで、双方が1歩を持ち合うことになりました。
名言・格言:一歩千金。歩が無い将棋は負け将棋。仕掛けは歩の突き捨てから。
▶49手目36銀
名言・格言:位を取ったら位の確保。
勢力、厚みを生かしていきたいですね。
▶64手目77歩打ち
これは、☗78金は逃げるところがないので、同銀又は同桂でしょうか。
はたまた、86銀を手にするか?
うるさい65桂を消すか?
この手の続きは、Shogiguiによる解析で後述します。
▶97手目22金打ち
うまい手ですね。玉では取れないが、玉が逃げたらどおする?
あなたなら攻めの継続手はどおする?
☗42角成?
或いは
☗32金打ち?それとも・・・?
▶118手目☖73玉
きれいに寄せてみてください。
続きは下記の【棋譜】からどおぞ。
よかったらご感想をお寄せいただけたら嬉しく思います。
Shogiguiによる解析
▶最善手:65手目86歩
銀を取る手で、本譜のとおりでした。
この先、先手は多少揺るぎはあっても「優利」な展開を維持していますね。
■本局を通しての解析
悪手:先手2、後手3。
【棋譜】
初手から終局までごゆっくりお楽しみください。
▶https://noike.info/kifup/2020/10/2020-10-17--11-25-59--164175/index.html
先手佐藤七段が119手を持ち大橋六段に勝利し、勝ち星を伸ばし5戦4勝1敗です。
一方、大橋六段は初黒星で4勝1敗となりました。
順位戦同組は後半戦へと向かいますが、これから先は熾烈な星のつぶし合いが見られますね。
C級2組は52人の棋士が在籍する大所帯なので、成績表はリンクすることにします。
▶ C級2組成績表
最後までお目を通してくださり有難うございました。