人狼プレイ目録

人狼物語~月狼国~に関しての記事や、長期人狼をプレイした中で思ったことを纏めてます。

村企画「桜紅葉の村」

2014-07-01 03:23:00 | コラム
またもや企画村の連絡用ページです。
純粋にブログを読んで下さってる方(いるのかな……?)には、申し訳ございません。


SNSを見れる方は、こちらのページ参照。
以下、ルールや詳細について纏めさせていただきます。


開始時期

10/4・1d開始
(村建てはその数日前に行い、勧誘者の方にパスワードを連絡します)

開催国:薔薇の下国
キャラセット:RosenKreuz
編成:C編成亜種(共有者を聖痕1村人1に変更)

発言:1500pt
飴は使用禁止
actは制限なし
メモは白ログに出した発言の再掲や集計など、補助的な使い方のみ可能

更新時間:朝7時(立ち会い不要)
役職希望:無効
投票方式:記名投票
入村制限:パスワードあり




基本的には紅梅の村(薔薇の下国149)と同じです。

最初に5人、「勧誘者」と呼ばれる方を決定します。
勧誘者は自分以外に「2名」参加者を探して、村入りして下さい。

以降は、紅梅の村の事前企画ページより転載。
(一部は今回の村向けに直しております。あしからず)



・最初に5人、初期参加者(以降、「勧誘者」と呼ぶ)を決定する
・5人は自分以外に、それぞれ2名ずつPLさんを誘ってくる
こういうシステムになっております。

どんなPLさんが集まるかは、村建てにもわからず。
役職希望は無効、そして喉は1500pt!(ただし、飴の使用は不可)

上記を踏まえ、
・ログの量多くても平気な方
・どんな役職が回ってきても大丈夫という方
これを必須条件として、参加検討および参加者捜しをお願いします。

また、特殊ルールとして
・中身予想や中身推理、中身への言及は白・青・灰ログではエピまで禁止
(赤では戦力把握の為の戦歴詳細等のやりとりは可能、ただしID出しはNG)
こちらもお願いします。

勧誘者が灰ログで「みんな入ったかな……?」と心配する、灰で勧誘理由などを残す、などの行為は許可としますが、それ以外の場合で「特定PCの中身に言及」「中身を推測」などの行為は控えていただけますよう、お願いします。




●勧誘者の方へ

必須条件は上記の通り。
また、準招待制ということもあって、手強いメンバーが集まることが予想されます。
そんな中でも戦える方、そして楽しく勝負出来る方を呼んでいただけると嬉しいです。

もし勧誘者様ご自身が都合がつかなくなった場合は、遠慮無く村建てにお声かけ下さい。
その場合、参加者が集まっていない場合は、村建ての方で調整します。
既に声をかけていただいていた場合は、村建ての方で連絡係を代行するか、もしくは地上参加は無理だけど連絡役だけは行っていただけるか、どちらか選んでいただければ幸いです。

人が揃わないー!という時は、村建てにご相談下さい。


まとめ→「自分以外にSGを二人確保するのだー!」
ということで、お願いします。
(誰が来るかなどは、基本は秘密でお願いします)



●参加者として声をかけられた方へ

役職希望が無効であること、そして1500飴無しであることをご理解の上、スケジュールを空けておいていただけると嬉しいです。

他の方からも声をかけられた場合、二人目以降の方には予定がある/都合が悪いなどお断りを入れて下さい。
(重複エントリーを避ける為です)

もし事前に都合が悪くなってしまった場合は、早めに勧誘者の方に連絡をお願いします。


あ、あと村建ても誰がいるかわからない方が楽しいので、自分が誘われたことは内密にしておいていただけると嬉しいです。はい。




●両方の方向けに

もし事前に予定があわなくなった場合は、早めに参加者の方は勧誘者に、勧誘者の方は村建てに連絡をお願いします。

10/4日の7時に1d開始ですが、入村〆切を10/3日の24時と設定し、それ以降に地上参加者が揃っていない場合は飛び入り参加を募集することも考えますので、それまでに入村をお願いします。




●見物席について

「地上参加として声をかけられたけど、予定があわない」「見物なら…」という方用に、見物参加枠もご用意出来ます。
勧誘者の方経由で村建てまで伝言いただくのでも、直接村建ての方に「××さんに誘われたけど無理なので、見物枠作ってー」とご一報いただくのでも、どちらでも構いません。
お声かけ下さい。

(通常村のような形での見物参加は募集しておりません、あしからず)





最後に、いつものルールをペタリ。


野暮なことはいいっこなし。
文句があるなら 白ログ上でケリつけろ。
粋な勝負が出来ない奴にゃ 10年早い。




という訳で、今回もまたよろしくお願いします……!!!

コラム「確白時に求められるもの」

2014-06-02 20:01:47 | コラム
Twitterで垂れ流そうと思っていた文章ですが、長くなったのでこちらにペタリ。


ブログ記事などで色々書いている自分が言うのも何ですが、結局大事なのは「その村の中で考える」ことであり、手法やセオリーを覚えたとて、結局はその村にあわせてカスタマイズが必要になってくるんですよね。

村によって、求められるものはそれぞれに違う。
「こうあるべき」よりも、「どうしたらその村がよりよくなるか」
これを考えることこそが必要なのかな、とふと考えました。



なんでこんなこと考えてたかって、最初は確白時の動きについて考えていたのですが。
自分がやった中でも、それぞれに動きが全部違うな、とふと気付いたのです。
(傍目にはわからないかもしれませんがw)
以下、簡単にですがざっと説明を。



ぐた79(聖痕者)では占い師の真贋確認と、手順・進行部分。

占騙り狼に語った文章は、今でも印象深い。
発言1
発言2
発言3




瓜947(確霊)では、むしろ率先して推理、考察を落としてました。
考察を出して他者に検証を求めるという動きは、私の素村の時の動きに近いかもしれません。

この時は真贋は別として灰推理に自信があったので、それを軸に、他者の意見を聞きながら進めていったという感じですね。




瓜1189(聖痕者)では、序盤は真贋の偏り補正と、発言環境作り。
真贋についての意見を出しつつ、もめ事の仲裁や、浮かれモードになりそうなのを落ち着かせたり。

botにも登録したこの発言は、この村で出したものだったりします。

ちなみに、単体推理はぽんでした……。(目逸らし)




薔薇の下54(確霊)では、各灰の意見を纏めつつ、推理にも口を出してました。
自分が白く見える灰が他からは黒く見られるというのが、結構あるのですよね。
そういう時は、やはり確白でも議論に参加してもいいかなぁって。

まぁ、初回妖魔溶けで占確だったので、気楽な身分でもあったのですがw





瓜1353(共有)では、各灰がどう見られているか纏めつつ、進行や戦術での舵取りを主に担ってました。
この村は推理面はむしろ控えめではあったな。自分が取った要素を出して、灰の思考を促すことはしていましたが。

戦術面が苦手な人が多い場合には、やはりそこの説明は確白が行えるといいなぁと。灰からの意見より、そちらの方が受け入れられやすい。


この村で出した発言の一部。
戦術面での意見調整
村雰囲気の引き締め
灰への促し






ざっと見ると、やはり手順や進行、戦術面は多いのかな。
ただ、灰がよく動く村なら、調和部分を担うくらいで全体見ていることも結構あります。

確白は好きなように村を動かすものではないと思うのです。
同時に、やはり村の一員でもあるのだから、議論にも参加して欲しいとは個人的に思う。
確定しているから意見が出しづらいという人もいますが、確白とて村の大事な「考える一人」であることには変わりないのです。
意見があるのに、それを押し殺してしまうのは勿体ない。
意見を押しつけるのは勿論違うとは思いますが、だからといって出さないというのも、村にとっては議論の機会を失うことにもなります。


とと、少し脱線しました。



大事なのは「どうしたら、村が勝ちやすくなるか」を考え、その土壌を作っていくこと。
これが、確白に一番求められることなのかなと。

手法に絶対はありません。
また、そのやり方がその村にあっているかというのもあります。

その村にとって、何が必要か。
そういった部分を考えていくのも、また良いのではないかと思います。

「嘘」についての記事紹介

2014-04-01 00:01:01 | コラム
エイプリルフール!
ということで、今年も記事を書いてみようかなーと。

人狼PLたるもの、嘘をつくシーンはそりゃもう多い。
人外やったらせっせと嘘つかなきゃいけないですしね。
という訳で、「嘘」に関してのブックマークも結構多くあったりします。

今回は、そういった記事の紹介をしてみようかなーと。






まずは、嘘をつく為の大前提について。


■嘘とは共同作業。他の人が信じて始めて力を得る
■嘘に騙されないためには、自分の願望を知る必要がある


[TED]嘘をつく人の特徴と見分け方とは。「嘘の見抜き方」by パメラ・メイヤー より

個別に見ると、ほうほう……という感じですが。
あわせて見ると、実に面白い。

騙す側は、騙される側があってこそ。
騙される側は、自分の願望を知っておく必要がある。
つまりは、騙される側にとっては、相手の望むものを見せるのが一番騙す為の手なのでは……?と。

よく人外のテクを解説する時に「見たいものを見せてあげればいい」という話をします。
そういった部分なのかなぁ、とも。





同記事内から、更に面白いものを抜粋。

◆嘘つきは、同じテクニックを使う
  →・否定を強調したい場合、形式ばった言葉を使う
   ・嘘の対象について、距離をおいた言葉を使おうとする
   ・「本当のことを言うと」「率直に言って」などの修飾する言葉
   ・必要以上の詳細な説明をする
   など
◆相手の嘘を聞き出すときは、攻撃的にならずじっくり聞くこと
◆過度な共有は”正直さ”ではないことに注意。



なるほどなるほど、と。
特に面白かったのは「嘘の対象について、距離をおいた言葉を使おうとする」という部分。

あれ、むしろ嘘をつく時って、なれなれしくならない?と思ったが。
考えてみると、それは「騙す相手に対して」だな……と自己完結。

騙す相手に対しては、共同作業を持ちかける為に距離を近くする。
嘘の対象については、距離を取る。

Aは偽だと思うんだ。
こんな議論をBという素村に対して持ちかける時。

討議対象となるAのことは客観的に距離を取って述べる一方で、Bに対しては距離を詰めて対話に行くというのはあるのかもしれない。
いやまぁ、別に嘘をつく時に限らず、こうなる気もしますが。

自分が狼の時、どのように話に行くか。
そんなことを考えてみると、ちょっと面白いですね。






他記事からも、ネット人狼において使えるかなーと思うものを抜粋。


感情の表現とその矛盾

・感情表現のタイミングとその長さが通常のペースとずれます。感情を表に出す表現が感情そのものより出遅れ、そこから長く続き、そしてそれが急に途絶えます。

対人関係とその反応

・罪の意識がある人は防衛姿勢をとり、正直者は不快感を示すことが多い。

言葉とその内容

・「やってない」のような文の短縮形のほうが、「私はやっていない」というより、真実味があります。
・嘘つきは直接的な回答を避けてウソを避けることがあります。直接否定する代わりに回答をほのめかすのです。
・罪悪感のある人は説得力を増すために余計な詳細を付け加えることがあり、沈黙や会話の途切れるのを嫌います。

その他の兆候

・誰かが嘘をついていると疑った時は、会話の内容を急に変えてみると、嘘つきの場合は次の会話に意欲的について行き、そして安心した様子を示します。罪悪感を持つ人は会話を変えたがるのに対して、正直者は急な会話の転換に混乱し、話を元に戻そうとします。

らばQ 嘘を見破るテクニック より



他、こんな記事も紹介。
興味のある人は見てみて下さい。

嘘を見破るには、巧妙な嘘つきの10の特徴を知ろう

男性の方がわかりやすい? うそを見破る方法

相手の嘘を見破るためのいくつかの方法






あとは、書籍の紹介。
とはいえ、実際に購入して……という方も少数かもしれません。

書籍はこちら。

反対尋問の手法に学ぶ 嘘を見破る質問力

ここの紹介記事を見るのも参考になりますが、書評でとても参考になるものがあったので、ご紹介を。

[本の感想]反対尋問の手法に学ぶ 嘘を見破る質問力


中にメモされているものから、参考になりそうなものを一部こちらに。

・話し方が単調な場合、早口の場合は嘘を吐いている。
・聞かれてもいないことを話す場合はそこに真実が隠れている。
・相手から受けた説明も後で検討してみる
・一つの点で攻め続けない
・余分なことには真実が多い


他にもメモ事項は面白いものが並んでいるので、見てみると面白いと思います。
興味がある方は、元の本も是非。






ということで、エイプリルフールにちなんだ嘘についての記事の紹介でした。
いいなーと思ったのはブクマフォルダに突っ込んでおく方なので、また増えたら色々紹介してみますね。

皆さん、よい嘘つき……もとい、人狼ライフを!

序盤の吊り先と、ロラについて

2014-02-07 19:09:47 | コラム
ちょっと手順的な話題が出ておりましたので。
そこについて、少し纏めさせていただきます。


村の終盤というのは情報も出てきて、推理も進む&陣営も大分見えてくる、また手数によっては決断を迫られることが多いかと思います。
でも、序盤はそうではない。
故に、吊り先をどうするかについては、考え方は様々ですよね。

今回は主に初回の吊り先について、徒然と。
「こういうやり方がある」「これがいい!」というものではなく、むしろ「こういった主張は、こういう考えに基づいてのものです」という思考整理的な読み物と考えていただければ幸いです。




まずは、初回占いが斑だった場合。

斑吊り、というのは真っ先に浮かぶ選択肢かと思います。
霊候補が確定している場合は、占い師の真贋を確かめるため。
霊候補が複数いる場合は、ラインを見るため。
そして、(複数いるとはいえ)占い師視点での黒を削るため。

当然、リスクもあります。
一番厄介なのは、その黒が偽黒で、吊りと同時に真占が襲撃されてしまった場合。
この場合、真占が出した白判定は対抗の偽黒で潰されて、斑吊りで墓下へと行ってしまっている。
初回襲撃を受けてしまっては、真占の判定が一つも地上に残らないという結果になってしまいます。

また、霊が襲撃された場合も、結局真贋はつかぬまま。
斑吊りの場合は、狩人がどこを護衛するかが大きいのですよね。
(ここら辺、議論する時についうっかり狩人視点漏れや非狩発言をしてしまわないようにご注意を)
(と言いつつ、ブラフを盛り込みやすい部分でもあります。ブラフをすることについての是非はまた別ですが)

初手で斑吊りをしない場合は、これらのリスク回避+「どこに襲撃が来るかを見る」というものが大きいかな、と思います。
または、「黒を出した占い師の信用が低い」場合。(これは手順によらず推理の結果なので、一概に説明は出来ませんが…)

斑を吊らずに、ならどこを吊るか。
まぁ、多く言われるのは(霊複数なら)霊ロラか灰吊り。
手数がタイトなれば、偽占を決め打って吊ったり、黒出し占い師を吊ったり……もありますが、ここは手数と場合次第なので、あえて細かい説明は省きます。



2-2で斑吊りをするか否かという議論については、ここの村の神父レオナールの発言を見ていただくのがわかりやすいかと思います。
以下、1d発言から一部転載。


【人】 神父 レオナール
ひとまず、今日の占い結果次第だが。

白白なら、霊ロラ確定でいい。
ライン戦とかいう下らない幻想を排して、霊ロラの2日間のあいだに、灰襲撃、占い、或いはGJで灰が狭まる。
灰へ使用できる吊り縄が限られている以上、手探り状態で灰処刑などという愚策を選ぶべきではない。



【人】 神父 レオナール
ちなみに、本日の占で斑が出た場合も、基本的には霊ロラをすべきだ。
黒判定が偽の場合、大抵は狂人の偽黒であり、それはほとんど、狼へのサイン≒真占襲撃に結び付く。
である以上、霊ロラをしているあいだに占候補が襲撃されれば、偽占による偽黒を処刑することでの無駄な吊り手消耗を避けられる可能性が高い。
無論、偽装で狂占を襲撃することも有り得るが、数手を通せばPPが可能になるこの編成で、わざわざ狂人襲撃をする狼側も考え難い。
よって、本日の占い先が確定黒である以外は、明日から霊ロラをすべきだ。


(筆者注釈:ここに関しては「大抵は狂人の偽黒」とは言い難いかな、とは思います。こちらは個人の考えとして一応)



【人】 神父 レオナール
>>117
有り得ない。
この編成で初手灰吊とか、自殺にもほどがある。


初手確白として、白1占2霊2灰8(黒2)/13人@6手だ。
灰8から黒2、1/4を中てる自信が君たちにはあるか?
仮に中てたところで、それは占師の真贋に直接的には結び付かない。
灰処刑でパンダ判定になり、その上で、占がパンダ判定になって、処刑して、霊判定が割れる。
これらのフェイズを経て、しかもその間、占機能が維持されている前提でなくては、意味がないのだぞ?
これを踏まえて尚、初手灰処刑が意味のある情報だと主張するのかね、君たちは?

付け加えるならば、占霊ラインを決め打ちする前提でさえ、灰に使用できる手数は4手だけだ。
その貴重な4手を、何の情報もない灰8からの処刑に用いるような、放胆な選択は、私が纏め役ならば、怖くて出来んがね。


(筆者注釈:ちなみにこの村はG14編成でした)



初回占い先について、実にシステマティックに纏まっている。
斑吊り反対、霊ロラ絶対というある意味極論な主張ではありますが、この神父の主張は一度見てみると面白いと思います。
(ちなみにこんなことを言ってますが、本人が真霊なんだぜこれ…)

個人的な考えを述べると、私は斑吊り派なんですけどね。
(当該村に私もこっそりおりますので、そこの主張を見てもらうとよくわかるかと思います)
ただ、この神父の主張は実は好きだったり。へへ。





さて。
上記で少し出てましたが、初回占いが確白だった場合。
灰吊りか、役職吊りか。
役職吊りに関しては、手数が大いに関わってきます。

灰吊りを行う場合は、手数に余裕があることを確認すること。
G13で2-2とかだと、通常は灰吊りよりも霊ロラとなる……ことが多いです。
もっとも、G13の2-2村で初手灰吊りもやったことありますけどね。
自分真霊の村でした……ははは。
手順的には酷い流れなので、あまり参考にはならないかもしれませんが。

手数計算については、こちらを見ていただければと思います。

狼一本吊りが出来ればいいが、それは当然失敗する可能性もある訳です。
灰吊りで吊った相手が村人でも大丈夫か。
そういう部分はしっかり計算をしておきましょう。






あと、初回占いが確定黒だった場合。
通常であれば、▼黒。
狼というのは、赤ログで相談も出来ますし、手が空いているものは狩人考察なども出来たりします。
相談できる頭数を確実に減らせるというのは、大きいですね。
これが確黒即吊りのメリットでしょう。

確黒見えて他の選択肢があるのか?と考える方もいるかもしれません。が。
「確黒は、得られる霊判定がわかりきっている」のです。
他灰が広く、「発言内容的に占いを当てるのも悩むが、霊判定を見ると情報になりそう」な灰がいるならば、霊判定を得る為に灰吊りをするとう選択肢もあります。
(俗に言う「飼い狼」状態となります)

これに関しては、賛否両論でしょうね。
霊判定で白が出た場合に、それを「ミス吊り」と考えるか、「それも一つの情報」と捉えるか。
ここの違いが大きい気がします。

どちらを選ぶかは、二つの考え方によるのですよね。
まず一つは「情報を得てから灰吊りに着手」というタイプ。
もう一つは「情報を得る為に動く」タイプ。

前者は得た情報を元に推理をして狼吊りを行う。
それに対し、後者は「霊判定黒が出るとわかりきっている相手を吊るより、灰を吊ってその霊判定も情報にしようぜ」という考え方。
前者と比べ、後者の考え方は人によってはかなりリスクが高いと見るのではないでしょうか。

ここの考えは、まず「襲撃」の存在が大きいのですよね。
得られる判定で最も大きいものが、占いであることはまぁ疑いようがないでしょう。
ただし、襲撃が始まると、そこの機能が欠けてしまう可能性が出てくる。
であるからこその、「霊判定で情報を」という考え方だったりします。

霊襲撃により、霊判定が見られなくなる可能性もあります。
もっとも、霊襲撃が入ったなら、それは占い師が生存しているということでもあり、占い機能は保持されたので情報はそちらで落ちているでしょう。

勿論、確定狼より先に吊られる人は、たまったものではないかもしれません。
ただ、当人が人間であれば、その潔白を証明することにも繋がる。
また、黒だった場合にもライン切れがあったりなど、情報を得られる人物であれば、考えられる一手であるかもしれません。

……と、確黒放置しての吊りについて、こういう考え方で行われるというのを纏めてはみましたが。
大きなものは「霊判定の有効活用」なのですよね。
ただまぁ、自分は赤のブレインを削ることを重視するかなぁ……。

どういうやり方を選ぶかは、お好み次第。
ただ、「こういう主張をする裏には、こういう考えがあるのかも?」という戦術的な部分を知っていただければ幸いです。






実際に序盤どこを吊るか。
それは当人の考え方、村の状況、諸々の要素に左右されます。
ただ、考え方、戦術論にも様々あります。
多様な考えを知って、その中から状況にあったものを選んでいただければ一番いいのではないかな、と思います。

実際は、とても説明はしきれないのですけどね……!
何か「これってどうなの」というのなどありましたら、気軽に聞いてください。







ここからは、少し「霊ロラ」というものについて考えてみたいと思います。

まぁ、霊はロラされやすい。
最近はともかく、少し前なら対抗がいるというその一点においてロラされましたね。
私も頑張って発言しているのに、「突然死回避」と発言を残していく対抗にロラされたこともあります。
でも、それがまかり通るのが霊能者なのだよなぁ、とも……。
ちょっと、悲しくはありますが。これ現実なのよね。

……コホン。個人の思い出話は別として。
最近は霊ロラが、というより「手順思考」そのものが廃れてきているかなぁと思うので、少し纏めさせていただきます。



役職ロラを完遂するメリットというのは
・決め打ちをミスする可能性がない
・役職を吊っている間に襲撃によって灰が狭まる/情報が得られる
・灰吊りを行う迄に、情報を得てしっかりと推理が出来る
・(灰吊りよりも先に行う場合)狩人を炙らずにすむ

だいたいがこんな感じかな。
先の神父の発言が端的に纏まっていて、とてもわかりやすいですね。

逆に、ロラをせずに決め打ちを行う場合
・対象者を吊らずに残すことで、吊り縄消費を減らす
・判定をより多く見れる可能性がある

こんな感じかな。
ただ、決め打ちを行う場合、そこが偽なれば危険です。それは当然のこと。



自分も、決め打ちを行うことはそれなりにあります。
故に、決め打ち自体の否定はしません。
ただ、それをする為には「村全体でしっかりと議論し、多数の同意が必要」ということです。

一番怖いのは、議論をしっかりとせずに決め打ちを行ってしまうこと。
これが何故怖いか。

「真贋の精査が村全体でなされていない」
これに尽きます。

まず、対象者の精査をしっかり行っていない=決め打ちに至る迄の真贋がしっかり見れていない、ということになります。
真贋を見誤らない為には、しっかり見極める必要がある。
そこの段階を飛ばすのは、危険です。

もう一点。
決め打つならば、最後までしっかりそれを浸透させている必要がある。
役職者は1/2(または1/3)の可能性で人外です。

灰が白い場合。村が狼を見失いやすい。
その場合、決め打ちに至る議論がしっかりなされていないと、村の視線は決め打ったはずの役職者に戻ってしまう。
序盤の手数があるうちならば、吊りもいい。
ただ、終盤に吊られるというのは実に厳しいものです。

私が村側の時に、自分が真決め打った真霊を最終日に吊られたこともあれば、自分が狂人の時に対抗の真占を最終日に吊って狼勝利となったこともあります。
一言でいうなら「中途半端に残すなら、手数あるうちにロラ完遂する方が安全」ということ。
最近は決め打ちが多く見受けられ、そこへの議論が甘い印象は少し受けています。




能力者の決め打ちを考えるならば、「村全体でしっかり精査」することが大事。
単体で真と決め打てるか。対抗は偽と決め打てるか。
万が一にも決め打ちをミスしない為に、検証を重ねましょう。

その上で。
村全員がその要素をしっかりと理解し、相手を真と決め打てるように。

最終日まで、誰が残るかわかりません。
決め打ちに踏み切った人がすぐに墓下に行ってしまえば、その要素が村に浸透されていなければ、決め打ったはずの相手に終盤吊り縄が飛びやすくなります。
決め打ちを推すならば、自分がそうと思った要素をしっかりと場に出し、浸透させる&他の人にも検証をしてもらいましょう。



ちなみに、自分は「決め打てるだけの信用差があれば決め打ちを推すが、そうでなければ完全ロラ前提で手数を計算する」タイプです。
慎重すぎる、と最近は言われるのですけどね。
自分の中では普通というか、決め打ちも考えるあたり自分はそこまで慎重とは思っていないがために、不思議な感じです。

ここら辺、やはり時勢があるのかなぁ……と、しみじみ思います。

紹介記事まとめ

2014-01-26 16:09:05 | コラム
bot以外にオープンでアカウントを作っている中の人で、あれこれ記事を紹介させていただいてますので、そちらを暫定的に纏めてみました。
趣味が大分偏っていますが、まぁご愛敬。





議論において、一番大事と思うこと。


マツダ先生(仮名)の思い出、あるいは議論の仕方を習ったことのない人はやっかいだということ

こういったことを小学校時代に習えるのは、きっと幸せなのだろうなぁ。
誰かに教える機会がある方は、是非取り入れていただきたいと思います。




以下は、実用的な部分。


討議の効果的進め方

特に、ここの「リーダーの役割」は、まとめを行う時には参考になると思います。



戦略フレームワーク:3Cの正しい使い方とその限界

これ、信用勝負に使えないかなぁ、といつも思う。
顧客=村、自社=自分、競合=対抗という感じで。

考え方として一つ意識しておきたいな、とこっそりメモ。



読みやすい文章を書くための技法



科学のルール

村側をやる時、一度目を通すとそれだけで違うと思います。



実のある議論のために「Q&A力」をつける10の方法

村側の時には有効かな、と。
狼の時には逆をつけばいい……かというと、そうでもないのだけど。
こういう部分を踏まえておくと、それだけで違うかなぁと思います。



今だからこそ再確認したい、議論のしかた

ここにあるポイント
・議論では双方の意見を均等に発表
・納得できない部分を質問と回答でクリアにする
・双方の主張に疑問がなくなった時点で、互いに自分の意見の正当性をチェックする
・双方が納得できる結論を、双方協力しながら探す

この3つ目が、案外難しい。
相手の意見を注視することはあるけれど、自分の意見の正当性をチェック出来る人というのは、案外少ないのかもしれないなぁと。
ロック解除などは、こういう部分が大事なのかな、とも思います。



「非論理的な人を説得する方法」 駆け引きの論理

メルマガの内容ですが。
ここの「会話の返し方の12種類の禁じ手」は役に立つなぁ、と。



コーチングの基本スキル-オープンクエスチョンとチャンクダウン



論理的思考

ここの「データを検証する」の部分は、実際にチェックしたい項目。







以下、心がけとして覚えておくと良いもの。


コリン・パウエルのルール(自戒13か条)




以下、人狼的な議論に直接関わりがあるかは微妙だけれども、意識しておくと面白いこと。


その科学が成功を決める

ちょっと面白い。本も読んでみたいものです。
見出し?を拝見するだけで、なるほど、と。



コールド・リーディング






以下は、少し難しい部分も含みますが、時間がある時にじっくり読んでいただくときっとためになるサイト。

議論のしかた

論理的思考力と討論

実践論理学

議論パターン








以下、自分が個人的にメモっておいている名言。
一部漫画やアニメのキャラのセリフがありますが、ご愛敬。


・ 「信言は美ならず、美言は信ならず 」
(老子八十一章)

 (解説) 真実味のある言葉は、決して美しく飾ったものではない。美しく飾った言葉は真実味が少ないものである。



・「悪魔は9割核心に迫る事を言い、1割で巧妙なウソをつく」



・「美と醜は表裏一体。美の面に囚われ、反面の醜を責めるに急なのは、真実を知らぬ姿である」(松下幸之助)



・「相手は間違っているかも知れないが、彼自身は、自分が間違っているとは決して思っていないのである。
だから、相手を非難しても始まらない。
非難は、どんな馬鹿者でもできる。
理解することに努めねばならない。
賢明な人間は、相手を理解しようと努める。
相手の考え、行動には、それぞれ、相当の理由があるはずだ。
その理由を探し出さねばならない・・・・そうすれば、相手の行動、さらには、相手の性格に対する鍵まで握ることができる。
ほんとうに相手の身になってみることだ。」(デール・カーネーギー)



・「大切なことは問題を見つける能力、それをあきらめずに解決する能力、それ自体を楽しめる能力、そして、柔軟性。」(利根川進)



・「軍の習、負くるは常の事なり、只戦うべき所を戦わずして、身を慎むを以て恥とす。」(太平記)



・「決めな兄ちゃん 決めるのはたいしたことじゃねえ!!
難しいのは……後で悔やまないということ……
自分で決断したくせに あとから見苦しく
取り乱さないということだけだ……!!」(サカキバラ・ゴウ)



・「人は何度も失敗することがあろう。しかしそれを他人のせいにしはじめるまでは、落伍者ではない。」(ジョン・バーラウズ)



・「社交の秘訣は、真実を語らないということではない。
真実を語ることによってさえも、相手を怒らせないようにすることの技術である。」(萩原朔太郎)



・「運命を変えるような大勝負場面に来たとき、相手の弱点を計算に入れるのは二流の監督なんです。
一流監督は、味方の弱点を計算するものなんですよ。」(三原 脩)



・「先入観を取り除くために、常に「なぜ」と自問しない者は、どんなに勉強しようとも怠け者だ。
頭脳は過去の記録の博物館でもなければ、現在のがらくた置き場でもない。将来の問題についての研究所なのだ。」(トーマス・フラー)



・「どのように話すかは、話の内容と同じくらい重要である。
判断力を持っている人間よりも、耳をくすぐられて喜ぶ人間の方が多い。」(フィリップ・チェスターフィールド)



・「囲碁の布石ってやつはな
一見まったく意味のない石を打たなけりゃ
相手に警戒されてつぶされちまうもんさ……わかる?」(矢吹丈)



・「つま先で立つ者は長く立っていられない。
大またでまたぐように歩く者は遠くまでいけない。
自分から見せびらかそうとする者は人々に知られない。
自分は正しいのだと主張する者もその良さをまわりに認められない。
自ら自慢する者は業績を認められない。
自ら才能を誇る者は、人の長になれない。
このような行いはみんなが嫌う。
よくわきまえた者は決してそういった行動はしない。」(老子)



・「何か事件が起こったとき、事の真相を突き止めようと思ったら、次の見方を参考にして調べてみよ。
その事件の結果、何か利益を得ている者がいるときは、その者がことの中心になっているのではないかと疑ってみること。
また、何か損害が発生している場合にも、必ずその反対側を調べてみよ。
その結果として利益を得ている者がいるはずだ。

よく調べてみる必要がある。」(韓非子)



・「もしあなたが、ある人に怒りや憎悪の感情を抱いたとせよ。
そのことは、決して知られてはならない。

万一、その人に対するこの感情が知られてしまえば、いつかあなたの災いとなるに違いない。
なぜか。
その人は、いつ自分自身に良くないことが襲いかかるか分からないので、のるかそるかの軽率な大勝負に出る可能性があるからだ。

もし、怒りの感情を外に表すのなら、それは、その人を処分するときである。
そのときには、やるべきことはすぐに実施すること。
そうでなければ、あなたの決断のなさが、あなたの命取りとなるだろう。
そして、二度と、その人のお世話にはならないと、断言できるか。断言できるのなら、よしとしよう。

ここまで考えた上で、もしそれが現実に可能でないのなら、その感情を決して知られてはならない。」(韓非子)



・「相手を説得するために、一番大切なことは何か。
受け入れてもらえるかどうかの決定的な分かれ目は、いったい何なのか。
それは断じて、説得しようとする内容そのものではない。
あなたは、いま説得しようとしている相手から好意的に見られているのか、それとも憎まれているのか。
よくよく考えてみること。

まったく同じ意見でも、ある場合は咎めを受け、ある場合は賞賛され採用されるということがある。
これが、事実である。」(韓非子)



長いものは、リンクで紹介。

http://www.twitlonger.com/show/n_1rpcufm
(ジャンバッティスタ・ヴィーコ)

http://www.twitlonger.com/show/n_1rpcudo
http://www.twitlonger.com/show/n_1rpcue8
http://www.twitlonger.com/show/n_1rpcuem
(フランチェスコ・グィッチャルディーニ)





以下、中の人アカウントから拾ってきたメモ。


1,返報性 - 人は利益が得られるという意見に従いやすい。

2,コミットメントと一貫性 - 人は自らの意見を明確に発言すると、その意見に合致した要請に同意しやすくなる。また意見の一貫性を保つことで、社会的信用を得られると考えるようになる。

3,社会的証明 - 自らの意見が曖昧な時は、人は他の人々の行動に目を向ける。

4,好意 - 人は自分が好意を持っている人物の要請には「YES」という可能性が高まる(ハロー効果)

5,権威 - 人は対象者の「肩書き、服装、装飾品」などの権威に服従しやすい傾向がある。

6,希少性 - 人は機会を失いかけると、その機会を価値のあるものであるとみなしがちになる。

以上、ロバート・チャルディーニの6つの説得のポイント。




1,訴求力の強さは、その対象が存在しないほうが高い。キャッチコピーはできるだけ簡単で衝撃的なものにするべきである。

2,訴求力の強さは、呼び起こされた感覚の強さに比例する。動いているもののほうが静止しているものより強烈な印象を与える。

3,注目度の高さは、その前後に来るものとの対比によって変わる。

4,対象を絞り、その対象にわかりやすくする。

5,注目度の高さは、目に触れる回数や反復数によって影響される。

6,注目度の高さは、呼び起こされた感情の強さに比例する。

以上、W・D・スコットによる広告原則。




1.与えられる情報を鵜呑みにするな、まずは疑え。

2.自分の頭で考えている気になるな、殆どの場合無意識に誘導されていると思え。

3.数字に騙されるな、数字でも悪意があれば操作する事は可能だ。統計ってやつは算出方法次第で操作できたりするんだ。

4.過去に目を向けろ、必ず今と繋がっている。

5.皆が一様に同じ結論、意見に達したときは、情報操作もしくは悪質な誘導、最悪洗脳されていると考えろ。

6.事象、問題点、結果を箇条書きで抜き出せ、そして関連付けろ。

7.耳触りの良い言葉ばかり言う奴は信用するな。そいつは下心を隠している。

8.強硬論をまくし立てる奴は単なるパフォーマンスでやってるだけだ。バックに居る誰か、もしくは何かから目を逸らす目的があると考えろ。

9.正論ばかり述べる奴には気をつけろ、禅問答になる。

10.やばいと感じたら直ぐに逃げろ。それと逃げ道の確保を忘れるな。

作者不詳の、情報操作に対する十箇条。




1「ネーム・コーリング」
攻撃対象の人物・集団・組織などに対し、憎悪や恐怖の感情に訴えるマイナスのレッテルを貼る(ラベリング)。
メディアやネットによって繰り返し流されるステレオタイプの情報により、情報受信者は、徐々に対象に憎悪を深めていく。

2「華麗な言葉による普遍化」
飾りたてた言葉で自分たちの行為を正当化してしまう。
文句のつけようのない・つけずらいフレーズ・正義を強調し、共感を煽り立てる。

3「転換」
さまざまな権威や威光を用いて、自分たちの意見や目的や方法を正当化する、正しく見せかける。

4「証言利用」
尊敬される・権威ある人物を使って、自分たちの意見や目的や方法が正しいことを証言・後援させる。

5「平凡化」
自分たちの庶民性や、情報受信者と同じ立場・境遇であることを強調し、安心や共感や親近感、一体感を引き出す。

6「カードスタッキング」
都合のいい事柄を強調し、都合が悪い事柄を矮小化したり隠蔽したりする。

7「バンドワゴン」
大きな楽隊が目を惹くように、その事柄が、世の中の趨勢であるかのように宣伝する。
情報受信者は、それに従わないことにより取り残される情緒的不安を覚え、結局はその「楽隊」に同調していくことになる。

以上、政治宣伝のための7つの法則




●プロパガンダを成功させる方法
1.ロジックは伏せ、結論だけを繰り返し言う
2.敵対者にレッテルを貼る
3.触れられたくない話題には関心が無いふりをする
4.社会的に地位の高い肩書き(医者・学者・法律家など)で威圧する
5.「わからない」「知らない」を絶対に言わない
6.敵対者の知的レベルが低いという前提で語る
7.たとえ話を活用する

○プロパガンダを失敗させる方法
1.ロジックを問いただす
2.レッテルの定義を拡大解釈し、曖昧にする
3.提示されている情報と伏せられている情報を洗い出し、整理する
4.同じ肩書きで反対の論者の意見を探してくる
5.専門的な知識と架空の専門知識の両方について質問する
  (嘘つきは両方「知っている」と答える)
6.相手の知的レベルが高いという前提で質問攻めにする
7.たとえ話は事実の説明にはならないことを指摘する

以上、作者不詳のプロパガンダを成功(失敗)させる方法。







以下は、メモしてあった情報操作の手法からいくつかピックアップして垂れ流し。
狼をやる時の為にメモしてあるなんて、まさかそんな。


匿名の権威(ロシア語: Анонимный авторитет)

「消息(信頼すべき)筋によれば…」等のフレーズで始まり、記事の内容に権威を与えることを目的とする。この「筋」の名前は決して明かされることは無い。



泥棒捕り(Держи вора)

何らかの事件に対して批判・責任を問われる筈の人物が、他者に先駆けて事件を批判し、国民の怒りを他方向に向けさせる。



感情共鳴(Эмоциональный резонанс)

デモや集会等における群集の扇動。群集を理性ではなく、感情レベルで反応させる。



感情整列(эмоциональная подстройка)

一定のシチュエーションを用意して、群集の感情を均一化させる。



ハレーション効果(Эффект ореола)

政治家、芸能人等の著名人の横に並ぶことで自分の信用を高める。



一次効果(Эффект первичности)

最初に発信された情報は、後発の情報よりも優先され、信用されやすいという原理に基づく。



分類表(Классификаторы)

決まりきった単語、フレーズを使用することで、事件がどのようなものなのか分類してしまう。



事実確認(Констатация факта)

一面的な事実を提示して、世論を誘導する。



虚偽類似(Ложная аналогия)

世論操作に都合の良い「原因-結果」の因果関係を作り出す。



側面迂回(Обход с фланга)

主題とは無関係な記事の正確性を期して、記事全体の信憑性を高める。真実に紛れれば嘘の信憑性は高まる。



観点の偏り(Перспектива)

紛争の報道において、どちらか一方の主張のみを取り上げ、他者の立場を無視する。いわゆるスピン。



反復(Повторение)

同じフレーズを反復して、人々の記憶に刻み込ませる。嘘も百回言えば真実となる(ヨーゼフ・ゲッベルスの言葉)



半真実(Полуправда)

虚偽の中に一面的な真実を織り交ぜ、記事全体を真実に見せかける。



コントラストの原理(Принцип контраста)

心理的に対照的な刺激を受けると、人間の知覚や認識に対比効果が出る。



格付け(Рейтингование)

例えば、選挙の立候補者の能力や当選の可能性等の格付けを行い、世論を誘導する。



アクセントの転移(Смещение акцентов)

事実を改編することなく、強調点を転移して事実の意味を変えてしまう。



連想の創出(Создание ассоциаций)

隠喩、比喩を駆使して、敵対者に否定的な印象を与える。



問題の創出(Создание проблемы)

記事のテーマを指向的に選別して、強調したい問題を提起する。



脅威の創出(Создание угрозы)

敵対者(反対意見)の危険性を強調して、よりましな(当局に好都合な)選択肢を選ばせる。



予告打撃(Упреждающий удар)

世論の否定的反応を引き起こす政策を採る際、情報を事前にリークし、決定採択時までに世論の関心を低下させる。



毒入りサンドウィッチ(Ядовитый сэндвич)

序文と結論に否定的報道をおいて、肯定的な報道を挟み込み、肯定的な報道の意義を低下させる。逆の手法(肯定的報道で否定的報道を挟み込む)は、砂糖入りサンドウィッチ(Сахарный сэндвич)と呼ばれる。





以上。
また面白いものを見つけたら、新たに纏めるかもしれません。