人狼プレイ目録

人狼物語~月狼国~に関しての記事や、長期人狼をプレイした中で思ったことを纏めてます。

視点別の狼探しについて

2013-07-19 07:19:43 | 考察論
知り合いに「白く振る舞うことは、狼もやろうとする。故に、白要素なんてのは狼探しには役に立たない」という主義の人がおりまして。
あれこれ話をして、ちょっと考えさせられたので、纏めてみます。


白要素は、狼も作る。
白く振る舞おうとするのは、狼も一緒。

これは、確かにそうなのです。
botに登録した中でも

***

村側視点から黒考察すると、ただの粗探しになる事が多いんだよ。矛盾を探したり、おかしいとこ突いても黒要素は見つからない。
何故なら、矛盾や変な発言は、村人の方が平気でやらかすから。

だから、ピンポで狼を灰から拾おうと思ったら、狼視点から考察するのが一番精度が高い。ぐた81

***

こんな発言があります。

これは、一つの事実でもある。
では、白考察は使えないものなのか?

否、そんなこたーない。
少なくとも、私はそう思う。


白ばかり探していては、消去法でしか狼は見つからない。
また、狼も白印象を偽装しようとがんばりはする。

その中でも、やはり「狼を探せる方法」というのを、考えてみましょう。





まず、要素取りの大枠から。

1:白要素
2:黒要素
3:人間要素
4:狼要素
5:非狼要素
6:性格要素

だいたいはこんな分類でしょうか。
1、2はそのまま白黒判断に直結するもの。4も狼要素としてはそのままか。
3と5は一応「人間らしい要素」と「狼らしくない要素」というように、内容ごとにわけてみた。
だいたいが1、3、5が纏めて「白要素」、2と4が「黒要素」と言われておりますな。

6はこれは「個体要素」ともいえるもの。
判断には直結しないが、相手を見極める為の布石となる(かもしれない)もの。
また、1~5までの判断と並べて「この人はこういう部分があるから、そうとも言い切れない」と判断に修正を加えることもある。



そして、判断をする視点やその判断基準として

A:人間視点
B:狼視点

このいずれかがあります。

Aは「相手が人間なら~」と、「人間の振る舞いを軸に置いて」考えるもの。
Bはその逆。「相手が狼なら~」と「人狼の振る舞いを軸に置いて」考えるもの。



手慣れた狼というのは、自分の素村プレイをトレースして動くことがあります。
素村に慣れた人が狼ならば、そのプレイを思い出し、なぞることで「村人らしく」振る舞うことは可能だったりもする。

故に、スキルのある狼ならばA-1は偽装可能。
そして、A-2は回避可能。

ここは「相手のスキルを鑑みて」判断をしていく必要があります。
相手に応じて、ここは慎重に見る必要がある部分かと。
これでハードルを上げすぎて、白い村人を黒視したり、疑心暗鬼になってしまうことは、ままある訳ですが……。
そこはもう、それが「偽装可能な要素であるか」という部分を踏まえ、検討していくのが一番かなぁ、とも。



先ほど取り上げたbot登録済の発言に、狼視点で~というのがありました。
狼視点での考察とは、今度「考察する側」に狼の動きをトレースするスキルが求められます。

実は、慣れてくるとこれが一番精度が高い。
私も同意出来るが故に、上記発言をbotに登録しているという。

狼視点で「狼らしい」動きというのは、「狼としての勝ち筋をなぞっている」動きと言えるかな。
狼要素という分類は、あえて設けなかったけれども。
その村において、終盤状況が進んだ時に、噛み筋などを考えて「誰がその状況を作るに即しているか」というのを考える。

無論、状況考察にも落とし穴はあるのだけどね。
それはまあ、また別の機会にでも。


狼視点で「狼らしくない」動きというのは、「狼として真っ直ぐ勝ちを狙いに行っていない」「狼だとしたら、こいつ何やってんだ?」というようなもの。
この見方がね。案外、精度が高い。

喉は有限であり、狼というのは常に目的を持って動く。
それは誰かをSGにすることだったり、白視を得ることだったり、村に溶け込むことだったり。
でも、村人は手探りで振る舞う。故に、迷走しやすい。

狼視点で狼らしからぬ人を探してみると、こういった村人を拾うことが多い印象があります。


「自分が狼なら~」なんてのは、そんなのぶっちゃけ要素には取りませんが。
「こいつが狼と仮定して考えた場合、どうも合点がいかない」という相手は、わりと探せます。
先の分類で言うなれば、B-5がそれになります。

無論、これ単体ではなく他の見方を持ち寄り、さらには6の性格要素を加味して判断をすることにはなりますが。




ひとえに「白要素」と言っても、その内容は様々です。
ここに書いた以外にも、分類は多量にあるでしょう。

また、これはあくまで私が狼を探しやすい方法を書いたのみで、どの方法が精度が高いかは、「それを使う人の適正」「当人の得意役職」等にも由来します。
狼が苦手な人が狼視点で探しても、その精度には期待は出来ないし。
その場合は、純粋に白黒を探すしかない。

どの見方も、慣れればそれだけ精度が上がるのだろうな、と思います。
一つのやり方をとことん追求するもよし。
ただ、他の見方もあることも、知っていて貰えれば。

狼を探そうと思えば、狼を知ることもまた大事。
村側で狼探しばかりを好まれる方もおりますが、狼としての動きを知ってみるのも、またいいものですよ……!








ここからはおまけみたいなものですが。
「狼が偽装しやすい」ものというのは、どんな動きでしょう。


偽装難度低

・単発言でのアピール
・齟齬のない考察、発言
・村利な発言

偽装難度中

・視点漏れ
・一貫性のある姿勢、発言


だいたいこんな感じかなぁ。
偽装難度の高い発言というのが、パッと思い浮かばなかった。ので、後で追記するかも。

狼にも「違和感のないタイプ」や「アピール型」など、色々いる。
(両方出来たら……恐ろしいですね!)

偽装が難しくなるのは、やはりスパンが長い部分。
また、その発言が作れるものかどうか。
周囲の発言を見て、演技臭はないか。
そういった部分とかも考え、判断していくようになるのかなぁ…。


アピールの得意な狼には、実は私、とても騙されやすいです。
そういう狼を捕捉する場合は、終盤に他の状況から追い込んでいくしかないな……。
わりとさくっと白を取ってしまうから、そうなるとも言う。

こんなんだから、「白要素なんて飾りです」という知人の言葉も、まぁ理解出来なくはないんですけどねwww

ただ、判断基準というのは、一つではない。
多角的に見て、判断をすればいい。

狼の白アピに騙されたとしても、終盤に材料が揃った時点で白視先の再判断にあたり、そこが狼と突き止めることが出来れば、それはそれで有りなのだ。



大事なのは

・一つの要素に拘らず、多角的に判断すること
・常に相手を見て、その印象を更新し続けること
・状況が進んだ場合、新たに増えた材料から都度推理をしてみること


そして相手のスキルなどを踏まえ、狼として偽装出来る範囲であるかどうか。
そういった部分を検討しながら、相手を判断していく。



……うん。
狼探し、難しいけど面白いですね!!




ここら辺もあわせて見ていただけると嬉しいかも。
人外要素
スタイル別の見方
単体考察を行うにあたって

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