ワンダーワンダー

工場、ジャンクション、ダムなど、日本各地のワンダーなスポットを紹介していきます。

軍艦島 3

2011年09月30日 | 軍艦島
こちらが横から見た鍛冶工場と会議室。
奥には灯台も見えます。



中央の赤レンガ造りの建物は総合事務所で、
こちらには大きな共同浴場がありました。

鉱員達が入る浴槽は幾つかに分かれており、お湯はいつも炭で真っ黒だったそうです。



そしてその右にあるのが第二竪坑坑口桟橋跡。
ここは鉱員達が第二竪坑に行くために設けられた桟橋への昇降部分で、
お互いに事故のないよう声をかけ合いながらすれ違っていたようです。

総合事務所を正面から。



青空に映える赤煉瓦が美しい…

パート4へ続く。

軍艦島 2

2011年09月23日 | 軍艦島
こちらが「グラバーハウス」と呼ばれる30号棟(右)と31号棟。



1916年に建てられた日本最古の7階建鉄筋コンクリート造高層アパートが佇む世界…
鉱員社宅として建設され、内庭には吹き抜けの廊下と階段、
さらに地下には売店もありました。

31号棟(左)には1階に郵便局や理髪店、地下には共同浴場が設置されていたようです。

そしてこちらが仕上工場。



コンクリートが剥がれ落ちた姿もまた美しい…


こちらは第二抗捲(左)と鍛冶工場(右)。



坑道へは高速エレベータで移動するため、このようなエレベータ機械室が設置され、
鉱員達が毎日エレベータより地下1000メートルの過酷な作業場へと降りていたようです。

パート3
へ続く。

軍艦島 1

2011年09月19日 | 軍艦島
写真もやっと貯まってきたので(お待たせしました)久しぶりの更新です。
今回は軍艦島を紹介します。

軍艦島(正式名称「端島」(はしま))は長崎港から南西約19kmの沖合いに位置しています。

1810年頃に石炭が発見され、(当時の主力エネルギーは石炭)
1890年に本格的な海底炭坑として操業が開始されました。

出炭量が増加するにつれて人口も増加し、
1916年には日本初となる鉄筋コンクリート造の高層集合住宅が建設、
1960年の最盛期には5,267人の人々が住み、人口密度世界一を誇っていました。

しかし、主力エネルギーが石炭から石油へと変わることで、
1974年に閉山してからは無人島のままになっています。

こちらが海から眺めた軍艦島の全景。


上陸前からとてつもない存在感を放っています…

パート2へ続く。