今回は、BRICSサミット、ドル化の解消、そして世界再編、というテーマで、最近読んだ論考を、概略紹介したいと思います。
先月のBRICSサミットでは、36カ国の代表がドル支配のない新しい世界秩序の形成について議論した。ひいては、アメリカとその同盟国がもはや主要な役割を果たさない世界秩序だ。
BRICS加盟国が二国間緊張を緩和し、南半球諸国がアメリカの援助に背を向ける中、ワシントンは今日の変化する地政学的状況に早急に適応する必要がある。
サミットのテーマは、冷戦後の時代に西側諸国に拒絶されたと感じた国々の潜在能力を解き放つことだった。「我々は誰かの利益を狙ったブロックを構築しているわけではない」とプーチン大統領は述べた。
彼は、ワシントンの懲罰的なドルの使用によって不当な扱いを受けた国々にとってBRICSが安全な避難所になると考えている。
しかし、ロシアだけでは代替の金融エコシステムを作ることはできない。
だからこそ、南半球への働きかけはロシアの戦略に不可欠である。・・・
BRICSの内部分裂が克服できない障害であると米国の政策立案者が想定するのは、重大な誤りだろう。
BRICS が国境を越えた決済システムの標準を確立し、二国間および多国間協議のプラットフォームとしての役割を継続し、西側諸国の融資機関に代わる手段を創出することに成功すれば、ワシントンは世界的影響力のかなりの部分を失うリスクがある。・・・
詳細に興味がある方は、以下の動画を視聴ください。
https://youtu.be/VpggbbF8hkU
