岐阜県の教員、そして、児童生徒、保護者、議員の皆さんへ
岐阜県教育委員会の「教員の変形労働時間制」の見解です。必見です!
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先日、岐阜県教育委員会に対し、教員の変形労働時間制を導入する予定があるかどうかを尋ねました。
回答が届きました。「検討を進める」とのこと。
特に教員関係者(先生方)は、導入されるのが良くなければ、反対の声を上げるべきと思います。
県教委への質問時、回答を公開する可能性を事前通告しましたので、県教委の回答を紹介する次第です。
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> 岐阜県教育委員会教職員課です。
> メールでいただいたご質問についてご回答申し上げます。1年単位の変形労働時間制については、各学校の状況や市町村の御意見等も踏まえながら、検討を進めてまいります。
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岐阜県教育委員会向け「教員への変形労働時間制の導入」阻止を目指す質問(投稿)について、全文を紹介します。
お世話になります。
岐阜県教育委員会様(安福正寿教育長様または学校支援課様)にお尋ねします。
いま世間で話題になっている「教員の変形労働時間制」導入について、岐阜県の教育界で導入の可能性の有無をお尋ねします。
公立学校の教員に対して、法律「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」(通称:給特法)により「1年単位の変形労働時間制」の導入が可能になったと聞きます。
簡単に言えば、8月に休暇をまとめ取りできるようにする代わりに、繁忙期の4月等は勤務時間を従来より例えば1時間長くするものと言われます。
ここでお尋ねします。
岐阜県内の学校に勤務する教員に対し、この「1年単位の変形労働時間制」の導入する予定はありますか。
昔の教員免許(中高)を持つ、岐阜県に住む一県民として、この制度の導入を強く反対しています。
ここで、大垣市立の学校に勤務する教員に注目すると、他の市町村立の学校勤務の教員に比べ、仕事量がかなり多いと言われます。
これは教育面の仕事の必要性を十分に吟味することなく、余分な仕事を上乗せしている面があると言われます(例:通知表の所見の非効率記入、PTAや地域活動等への無理なボランティア参加)。
余分な仕事が多いため、現状、時間外勤務が月45時間を大幅に超え、教員によっては心身に不調が生じ、欠員が生じ、学級(学年)崩壊が生じている学校があると聞きます(そして、各教育委員会が十分に処置を講じることができていないと聞きます)。
このように余分な仕事を整理できず、学校運営が適切にできていない学校がある中、無理に教員の変形労働時間制を導入すると、繁忙期に今以上の仕事量を抱え、心身に不調を生じる教員が増えることが予想され、今以上の学級・学年・学校崩壊が起こることが予想され、教員・児童生徒に悪影響を及ぼすことが容易に想像できます。
仮に学級~学年~学校崩壊が生じた場合、誰が責任を取るのでしょうか。
教育長が全ての責任を取り、対処するのでしょうか。
こうしたことから、教員免許を持つ一県民として、岐阜県の学校に勤務する教員に対して「1年単位の変形労働時間制」の導入を強く反対していますが、岐阜県教育委員会様はどのようにお考えでしょうか。
本件、教育界の重大事案と考え、この問題提起と後日いただくご回答については、広く、社会に情報発信していきたく考えていますので、どうぞ宜しくお願いいたします。