◇蝸牛( かたつむり)=「まいまい」とも読み、「でんでんむし」とも呼ばれます。子どもたちが舞え舞え、出よ出よと囃しながら遊んだのが由来。梅雨のころ、草木の葉の上を角を出しながらゆっくりと這い回る。その姿はなんとも愛らしい。殻に三本の筋を持つスジマイマイは、美しい蝸牛で関東でよく見かけるそうです。
フランス料理に使われるエスカルゴは、食用にしいくされるカタツムリです。古代ギリシア・ローマの時代から食べられていました。ヨーロッパでは飢饉の時の非常食とされ、のちにフランス人が高級料理に仕立て上げたそうです。缶詰になって輸入されていますが、日本では海産の貝類が豊富なためあまり賞味されないそうです。
何十年か前、鉄鋼関係の景気が良くないころ、九州の八幡製鉄が、エスカルゴの代わりにとジャンボタンヒシを養殖し、鉄鋼関係の従業員がその仕事に携わるというニュースを聞いたことがあった。そのジャンボタニシは食用にならず、農業者を苦しめる悪魔としてはびこる。そのたまごは、気味の悪い紅色で毎年捕獲?に苦労している。
ジャンボタニシの卵
日家九星