声なきに聴き 形なきに視る・・目をとじれば 耳をすませば・・  ~孤掌難鳴~人の振り見て我が振り直せ・・日々雑感

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施餓鬼・施餓鬼会

2014年09月23日 | 孤掌は鳴りがたし・・声なきに聴き 形なきに視る

施餓鬼 - Wikipediaは、普通関西では、月遅れの盂蘭盆の時期(たいがいは8月15日)に行われます。
仏教では、持戒ということが大きな位置を占めていました。「破戒の行為を行えば地獄へ堕ちる」という堕地獄の恐怖がありました。
餓鬼とは、俗にいう生前の悪行によって亡者の世界に落とされた魂や無縁仏となっているような霊や魂の事を言い、常に飢えと乾きに苦しんでいるものを指します。
施餓鬼とは、そういう者たちにも食べ物や飲み物などの供物を施すことで餓鬼の供養を行う法要行事です。そうして、徳を積むことで自分にも救いがあるとされています。

臨済宗では、お餅、お膳、果物などをお供えします。これは、初盆でないときは、先祖と一緒に供養します。初盆の時は、僧侶が、お参りに来てくれた時に持ってきてくれた卒塔婆を持って施餓鬼会へ参加します。もちろん、施餓鬼会はお寺で行っていますので参加することはできます。

但し、浄土真宗(一向宗)においては、施餓鬼会は行われません。
これは、「殺生戒を犯しても、念仏さえ唱えれば往生できる」という親鸞の教えによります。だから、餓鬼道に落ちるものはいないということになります。

曹洞宗においては、俗に盂蘭盆会施餓鬼と言っていますが、施す者と施される者の間に尊卑貴賤の差があると、厳に戒むべきものだとして、「施餓鬼会」を「施食会」(せじきえ)と改めて呼称しています。

仏教は、天台宗や真言宗、南都六宗と呼ばれた華厳宗、律宗などの古代仏教から独立して新しい諸宗が生まれたのが鎌倉時代です。これらの新宗派を総称して鎌倉新仏教と呼ばれています。

たとえば、浄土宗(法然)、その弟子親鸞の浄土真宗、臨済宗(栄西)、曹洞宗(道元)、日蓮宗・法華教(日蓮)などがあります。


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