1.アイスキャンディー(2013-12-27)
冬の日、ある女の子がアイスキャンディーを買った。
「一つ3.5元(約60円)」と書いてあったので、5元を出したが、店主はおつりを1元よこした。
女の子は不思議に思って聞いた。
「おつりが少ないんじゃないの?」
「お嬢ちゃん、よく凍ったキャンデーは、ちょっと高いんだよ。」
「そうなんだ!じゃあ、凍ってないアイスキャンディーをちょうだい。」
2.誤診(2013-12-26)
眼科の医者が患者の左目を診て自信たっぷりに言った。
「非常にはっきりしてますね。これは眼病にとどまらず、神経系統や肝臓、心臓、それに血液循環にまで影響しますよ。手術をしたほうが……」
「ちょっ、ちょっと待ってくださいよ。」
患者が叫んで言った。
「先生、ちゃんと右目を見てくれないと…。左目は義眼で、ただのガラス球なんですよ!」
3.眼科医生(2013-12-25)
ある病人が、眼科医院にやってきた。息が切れた様子で医者に言った。
「先生、お願いです!何とか私の病気を治してください。この三日間、何も食べていないんです。」
医者は不思議そうに聞いた。
「あなたは三日間食べてないんですね。じゃあ、眼科に来るべきじゃありませんよ。」
病人が言った。
「実は、入れ歯をなくしてしまって、三日間探したんですが、いまだに見つからないんです。」
4.困難な謙虚さ(2013-12-24)
ある時、キッシンジャーが講演に招かれた。
さて、講演会場でキッシンジャーの名前が紹介された後、聴衆は立ち上がったが、その音はいつまでも拍手をしていた。
最後にようやく拍手が鳴り止んで、聴衆も座った。
「あなたたちが拍手をやめてくれたのに感謝します。」
キッシンジャーは言った。
「私に長時間の謙虚さを求めるのは難しいことです。」
*キッシンジャー(1923~)米国の政治家で政治学者。ドイツ生まれ。1938年、ナチス体制下のドイツを逃れて両親とともに米国に移住。1943年帰化。ニクソン大統領とフォード大統領のもとで、国務長官を勤め、米中関係の打開、ベトナム和平の実現などに活躍。1973年ノーベル平和賞受賞。
5.薄情な妻(2013-12-22)
スミスさんが突然病気で亡くなった。
彼の妻は泣きながら言った。
「あなたは私に何も残さずに逝ってしまったのね。あなたが恋しくてたまらないわ!」
しばらく嗚咽の声を上げていたが、突然、思い起こしたように医者に言った。
「先生、よかったら、ペンチを貸してもらえないかしら?」
「奥さん、ペンチを何にお使いになるんですか?」
「形見に彼の歯がほしいんです。」
「ご主人の体を傷つけないほうがいいと思いますよ。何もしないほうが・・・・・・」
「だめよ!私は金歯がほしいだけなの!」
6.ビールの栓抜き(2013-12-21)
昨晩、友達と手羽先を食べに行ったんだけど、友達はビール瓶を持って店員に言ったんだ。
「このビール瓶の栓だけど、ぼくが手で開けられるって言ったら信じるかい?」
店員が首を振って「信じられません」と言うと、彼はテーブルを叩いて言った。」
「じゃあ、どうして栓抜きを持って来ないんだ!」
7.いいね!ボタン(2013-12-20)
花の金曜日、オフィスの同僚が声も出さずに泣いていたので、私は彼女のそばに行って聞いた。
「どうしたの?」
「彼氏と別れちゃったの!」
「何が原因?」
そう聞いても、彼女は泣くばかりだった。
しばらくたってから答えた。
「彼がツイッターに一言つぶやいたのに、私が『いいね!』ボタンをクリックし忘れたの!!!」
※原文は『日中新聞』2013-12-13、『半月文摘』2012-05-22/2013-12-25他
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