「殴られた理由」(2013-08-11)
警察署で、殴られてけがをした人に警察官が質問していた。
「あんた、殴った相手の人相が言えるか?」
「もちろん!」
けがをした人が答えた。
「何しろ、相手の人相を言ったから殴られたんだ。」
「暇がない」(2013-08-13)
夫「お前、門の前で誰かと何時間も話してたけど、いったい誰と話してたんだい?」
妻「隣の張さんよ。」
夫「どうして中に入るように言わなかったんだい?」
妻「彼女は時間がないって言ってたわ!」
「アンデルセンの帽子」(2013-08-14)
アンデルセンは質素な服を着て倹約に努めていた。ある日、彼が古い帽子を頭に載せて出かけた時、ある人が彼に尋ねた。
「あんたの頭の上に載っているものは何だい?帽子って言えるかい?」
アンデルセンは言い返した。
「あなたの帽子の下にあるものは何ですか?頭と言えるものですか?」
「落ち葉」(2013-08-16)
妻「もし私たちの結婚が平等なら、落ち葉の片付けは半分やってくれるわよね。」
夫「落ちてる落ち葉はお前のだ。おれのはまだ木の上に残ってる分だ。」
「どっち道難しい」(2013-08-17)
理事長が一人の社員の座席にやってきて、彼の机の上の積み上げられた書類を見て、わざと大きな声で言った。
「君のイデオロギーが、この机の上のように、ぐちゃぐちゃでないことを期待してるよ。」
この様子は同じ事務室の人みんなにもはっきりと聞こえた。言われた社員は一生懸命片付けて、理事長が次の見廻りにやって来る前に書類を全部片付け、机の上もすっかりきれいにした。
理事長は事務所に再びやって来て、めちゃくちゃだった机がすっからかんになっているのを見て、言った。
「君の頭の中が、この机の上のように、空っぽでないことを期待しているよ。」
「笑う必要なんてない」(2014-08-18)
社長は会社の工員たちを前に、気分よく笑い話をしていた。ほとんどの社員が腹を抱えて笑っていた中で、隅の方にいた一人の少女だけは笑わなかった。
社長は彼女をじっとみつめて言った。
「私の笑い話が面白くないのか?」
少女は肩をすぼめて言った。
「笑う必要がないわ。だって、わたし、明日休みだから。」
ウィルの奥さんの証明」(2013-08-19)
ある日、ウィルの奥さんは、奇妙なことに、一人の乞食を家まで連れてきて歓待した。
そして言った。
「あなた、私をお嫁にしてくれる?」
乞食は身に余るもてなしに驚き、喜んで言った。
「もちろん!願ってもないことです。」
「それはよかった。私の夫が帰ったら、彼にそう言ってくださるかしら?」
「えっ、結婚しているんですか?」
「ええ、そうよ。彼は癇癪を起こすと、いつも、私のことを『お前は乞食でさえ要らないっていう女なんだ!』って言って罵るの。だから、今日は彼の間違いを証明して見せるつもりよ。」
以上、中国語の新聞『半月文摘』(2013年8月1日付)から
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