失恋して、気分がすぐれない時、兄とお義姉さんが二人で僕を招待して、ご馳走してくれると言う。
さっそく兄の家に行ったら、兄がちょうど鶏を殺しているところだった。
鶏に酒を注ぎながら、ぶつぶつと言っていた。
「さあ、さあ、さあ!いっぱい酒を飲むんだ!そうすりゃ、悩みも何もかも吹き飛ぶさ!」
そう言って、鶏の首を切り落とした。
ご飯を食べる時、兄はぼくが浮かぬ顔をしているのを見て、ぼくのグラスに酒を注ぎながら、言った。
「何をくよくよしているんだ?さあ、さあ、さあ!いっぱい酒を飲むんだ。そうすりゃ、悩みも何もかも吹き飛ぶさ!」
ぼくはお皿の上に載った鶏肉をただじっと見つめるほかなかった。
《開心笑吧2017-05-04「熟悉的台词」》
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