MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



多分、今までの人生で数百回飛行機に乗っているが(JALの国内線だけで400回とか行ってるのでトータル500回とかそれ以上かなぁ?)、これ程揺れたFlightは自分の中でWorst3位以内だな。。。

それくらい、今回のMilano LinateからCDGは揺れました。。。途中まではマジで遺書を書かねばならないのかなぁ、こんなアルプス越えの何処か山奥で墜落とかしたら見つからないのかなぁ、なんて頭を過ぎったくらい。。。余りにもビックリして声を出してしまってひとつ前の席のItalia人に一度見られたけど…(お前だって最後リバースしとったがな…)。途中で、奥さんの顔がみるみるうちに変わっていったので、おいらがビックリ声を出している場合じゃないな、って思い始めたら揺れは変わらないのに怖さが飛んでいった。絶対においらよりも移動中の揺れに対しての耐性が低いのでね、うちの奥さん。だからベルト緩めたり、頭上からのエアコンの風を出すようにしたり、さすったりとか、色々としているうちに降下していって揺れは段々収まった。

CDGのTerminalは2Fに降りたんだけど、次のFlightは2D。。。

Connection Flightって書いてる方に進んだら普通に外に出て、RERの駅よりも遠いところまで歩いたと言う。相変わらずCDGは全てが酷くて、今度は荷物が届くかしら、と別の不安が頭を過ぎり。。。再び手荷物検査を受けさせる辺り、どうにか省いて欲しいと思うんですけどね。これは成田とかでも一緒か。。。Heathrowなんてもっと酷いからなぁ。空港に文句を言っても、絶対に何も変わらないのでただ愚痴っているだけなのですけどねw。



2004-5年のMilanoのMBAのコースの中で、「サービスマネージメント」と言う、およそItalia人に言われたくないよ、的なコースがあったのだが、その中でFiumicinoのハンドリングサービス会社のケーススタディをした。これが、改善点しか出てこないようなレベルで、でも、Italia人からすると当たり前らしいんだな。何が問題なのか、それから始めよう、的なことを言われて、大丈夫か、こいつら、って本当に疑問に思った覚えがある。そのマインドセットが実はボトルネックと言うか、視野狭窄にさせているのだとしたら、MBAに通っている意味はないよ、とはっきり言ってやった。日本だけが「オ・モ・テ・ナ・シ」、なんて言って自分たちのhospitalityが素晴らしいと思っているのも間違っているけどさ。自分たちの考えられる範囲内だけでサービスを考えても全く意味がなくて、何故モノ作り系のケーススタディは日本のメーカーとかの件を多様したのに、サービスマネージメントは新幹線の清掃の件とか、その他日本のケーススタディを使わないのか、本当におかしな人達だなぁ、と思ったものだ。セブンイレブンとかのCRM、バックサイド、顧客対応のレベルなんて、マクドナルドとかとはえらく異なる訳だし、Starbucksやオリエンタルランドのケースとか、いくらでも世界に誇るものはあるんだけどねぇ。

兎に角、Italia人が、自分たちの世界の中で議論しても意味がないことは間違いない。


でね、80分遅れとかの表示が出ている状況で、特に誰も喚いたり、騒いだりせず、ひたすら自分の乗る電車がいつ来るのか、ただそれだけを確認するために駅の前で立ち尽くしたまま、対案などは全く考えないとか言うのはどうかと思うんだよね。。。



これ、先日のBolognaからの帰りの時のBologna centraleの話ですw。大体この表示方法、基本的に機能的ではなく、上りも下りも一緒くたにしている。上りの遅れと下りの遅れが仮に連動していたとしても、別方向に走る部分もある訳だから、極力そう言ったことを加味して表示をすべき。特にBolognaなんかは上り、下りが別のプラットホームで同時に到着する駅なのだから。Milanoが出発駅で80分遅れです、とか言って、最速な電車の場合にはMilano→Bolognaなんかは1時間くらいで到着する訳です。だとすると、その電車は何回もFrecciarossaとかItaloとかに抜かれている訳で。。。これが成り立つような線路構成と言うか退避線?とかがあるのかも知れないけど、ほぼ意味のない表示だと思う。勿論、Milano centraleとかFirenzeのSanta Maria Novellaとか、引き込み線に入ってきて、また出て行くような造りをしている駅が多いのは事実なんだけど、出発駅を表示して、到着駅を表示してもあんまり意味なかろうに…。ややこしいだけ。これ、見た限り(40分見つめていましたからね、法則は完全に理解したw)単にBolognaの駅に何分停車するかの差分の確認くらいにしか使われていない。だったら停車時間とかの表示にして、上下線を分けて表示すべきだよ。


先日のBolognaではそう言ったことを考えながら、ひたすら待ちましたw。


MBAでのケーススタディの際、預けた荷物が無くなっても、出てきた時のことを考えるだけではなく、どうやって調べさせるか、システマティックに処理をすることを頭の中に入れないのは、そう言うことをしないままに生活をしてきているのではないだろうか、と思ったんだよね、当時。自分たちが持っているソリューションがフレームワークの限界として設定されていたら、世の中からコンサルティング会社は多分消える。と言うか、成立しない。如何にして、より良い状態を創りだすか、既成概念を壊して、新たなフレームワークを構築して、そのためにどうしていくべきなのか、を考えていかなければならない訳ですよ。MBAってそう言うことを最低限のレベルとして考えねばならない場所なんでね。最低限のレベルでね。


そしてそれがBusiness Developmentに繋がるでしょうし、Service Managementに繋がるでしょうね。


いや、別にね、上述のような80分遅れの時に、ヒステリックに騒ぐことが正しいとは全く思いません。でもね、CDGではないけど、空港内で買ったドリンクを手荷物検査のあと更に搭乗前にドリンク持込禁止で没収、とか言う空港内オペレーションとかはどうかと思ったりする訳だ。だって、手荷物検査を受けて、あとはボーディングと言う時に空港内のショップでペットボトル買ったら当然それを機内に持ち込めると思うでしょう?!でも、パリ(Paris)じゃなく、バリ(Bari)ではそれが起こったりしたんですよねぇ。。。


常日頃から、何かが起きた時にそれが正しい処理方法なのか、きちんと考える癖を付けておかないと。対処方法は彼らの言うとおりにするしかない、なんて個人的には有り得ないと思う。空港は特に、その国ごとに決められたレギュレーション毎にオペレーションをしている場合があるから、他国の制度を「はい、真似て!」なんて言えないのではあるが、それでもやはりInternationalに移動をする機会が重なっていくと、理不尽なことも多々出くわす。抗っても仕方ない時の方が多いんだが、それでも何かやっぱり釈然としないことがとても多い。Europaですら、である。


そんなことを2Dに着いた時に思いながら免税店で買い物をしていました。


「揺れたくらい、ガタガタ言うな、無事に着いたろうが、、、」と言われた訳ではないんだが、「無事にParisに着いたんだから、次も無事だといいな」、と誰かに言われそうな感じがした。特に誰かと言う訳ではないんだがねw。

と言う訳でHelsinkiに向かって飛び立ちましたとさ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 『Arrivederci... 『さよなら、H... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。