とある新しいプロジェクトにおいて、サービスカットオーバーがあった。
通常なら半年、いや、1年くらいかけてすべきところを数ヶ月でやったために、あるべきプロセスが辿れていない現状を鑑み、失敗が出てくることはある意味想定通り。期間が短いと言うことは、即ち綻びが出る確率が格段に上がる。綻びを0にしろ、と言うのはresource qualityの観点から言えば絶対実現し得ない。それなり以上のresourceがアサインされてさえも、依然として難しいと思う。それを知らないままに、ITのプロジェクトに過度な期待をするのは間違っている。
perfectなソースコードなんて一発で書けるわけが無いことを前提にテストをするのだが、業務要件がきっちりreviewされていないとそのテストすら危ういものとなる。
その前提で言えば、割と外結もE2EもUATも端末テストもよく出来ていた方だと思うし、モンキーもエッジなどもきちんと出来ていた(と思う)。が、それでも尚、上記の通り、業務要件がしっかりとしていないとテストシナリオもテストケースにも抜け漏れが出る可能性があり、本番稼働後にbugが見つかることだってある。残念だが、システムに瑕疵が発生すれば、そのシステムを使用したオペレーションの観点から言えば、止めなければならない可能性だって出る。
そんなことが今日一日中話されていた…。
が、エンジニアの底力を見ましたね。ビルドのバージョンアップがされてから、テストシナリオの見直しをし、そこから全てのテストケースのやり直しをして、bug潰しも確認出来たそうな。
素晴らしい。
こう言う時、プロジェクトマネージャーは何も出来ないね。ただ、任せるしかない。皆様にお疲れ様とだけ言う役目ではないとは思っているけれども、それだけは最低限せねばならないね。
お疲れ様でした。
明日の朝一番に現場にて…最終確認ですね。