MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



那覇市内のホテルにチェックイン後、ランチのために国際通りへ。

東京と変わらないフランチャイズ展開もあるのだが、やはり地場でしか満喫できない食事もある。そう言うところはホントに新鮮。何か他のどこにもない感じがとても心地良い。途中、市場へ行ったりしたんだがこれまた非常に斬新。一階の食材屋で買ったものを二階に持っていくと調理してくれるところなんてそうそうないよね。全然別の店なのに何だかそこ全体が大きな食堂みたいだ。見えない有機的な流れがあった。人の流れ。気持ちの流れ。だけど東京みたいに早くない。緩やかな繋がりが脈々と静かに流れている。言葉では言い表せない沖縄の魅力。

毎日せせこましく東京や他の地方都市を行ったり来たり。。。

いつぞやから時間の流れ方を自分でコントロールするようになった。そうじゃないと流されてしまうし仕事は出来なくなるから。だけど沖縄には自分ではコントロールできない時間の流れがあった。この心地よさは何なんだろう。遅いからと言って決して苦痛ではない。むしろその流れの中で出会う人達との温かみが他の場所とは比べようもないくらいしっとり身に染みてくる。それがまた絶妙な温かさだったりする。

内地の人をどこまで信用しているのか分からない。商売対象なのかも知れない。だけどそれだけではない何かを今日の夜恩納村で感じた。言葉では必ずしも説明する必要のないような美味しさを瞬間的に口から出る音だけで表現をし続けると、その食材への自信を隠すことなく満面の笑顔で表現している。美味しさを感じるのに内地も沖縄もないはずだろ?!と。お互いがお互いに言い合っているような気がした。

今日のアグー豚は本気で美味かった。山城屋と言うお店の大将、お店から歩いて4-5分のところに放牧しているそうな。全くの偶然でその後行った店で、山城屋の評判を聞く。聞けばあれほど純度の高いアグー豚はないそうな。純血度合いで言えば75%から80%くらいだとか。最早今現在100%アグー豚と言うものは存在しないとのこと。逆に5%でもアグー豚が入っていると商標上はアグー豚となって売られて行く。それを沖縄の人はホントの味じゃないのにねぇ、と思っているが生活のために仕方なかったりするのだ。

我々は偶然にも沖縄随一、つまり日本で一番美味しいアグー豚のお店でアグー豚しゃぶしゃぶを食べたのだとか。そりゃ笑顔にならない訳にはいかないだろう。モズク漁師の出会ったおじさん、モズクの養殖が好きすぎて離婚しそうになったのだとか。人生掛けて美味しいものを作っている人に出会えたのはこの上ない喜びだ。


沖縄、はまりそうだ。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
よかったね (みゆき)
2010-02-01 09:15:51
 ものすごく大きな体験をしたんだね。
 次は山羊刺しを是非・・・。
 
 
 
山羊?! (KEN)
2010-02-01 11:06:34
山羊の刺身ですか…。
臭みさえなければ大概大丈夫。

昨日は石垣牛ではないかも知れないけど?!牛刺しを食べました。都内で食べるような牛刺しとはやっぱり違っていてどっか臭みのある、だけど全然それが心地良い牛刺しでした。山羊刺しなんてあるんだねぇ。

やっぱ沖縄凄い!
 
 
 
まったく同感です (かりやん)
2010-02-01 11:23:09
講義のために毎年沖縄にここ5年くらい行っていますが、まったく同じことを毎回感じます。
時間の流れが違うんですよね。

もちろん沖縄にはいろんな問題があるんですけれど、この魅力だけはずっと残していってほしいなと思います。
 
 
 
この魅力… (KEN)
2010-02-01 11:29:33
とどめ置きたいですね。
竹富島なんかは昨日飲んだおじさんが小学生くらいの時の時間の流れ方を未だにしているらしいです。うちの奥さんが竹富島大好きだと公言しているので、今度はそこに連れて行きたいと思っています!
 
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