昨日のエントリーにJohn Spoelstra氏の「エスキモーに氷を売る」と言う本の書評のエントリーをしたけれども、その本人の講演会の感想をば。
結論から言えば、本の内容が擬えられた感じでした。まぁどなたにもあるのでしょうけど、ご本人の本の内容をベースにするのはある意味常套手段なのかも知れませんね。但し、マイナーリーグのマーケティング戦略と言うことでの話がメインでしたので、メジャーではないリーグ、メジャーではいクラブ、球団のマーケティング戦略に付いての細かな話は面白かったです。
Family、Family、Familyと言うことを要点の一つに言っていたけどもそれはその通り。
と言うかある意味当然のターゲットなんだけども実行しきれていない話だね。気付きと言う点ではそれはその通りと言うことでしょう。まぁほぼ結果、効果を話の中心としていて、どのようにPlanをインプリしていったか、と言うプロセスの話などは完全に割愛されていて、実行するための方策を何も言っていなかったに近いので、後はクラブ、球団の頑張り次第ね。ただまぁ彼の場合は机上の空論ではなく実際に実行し、マイナークラブでのシーズンチケットの売上枚数向上やチケット完売試合と言うベンチマークで毎年その数を更新していった実績があるから、内部でしかも現場担当として働いたことのない人の知ったかぶりの戯れ言ではないよね。よくいますからなぁ、私は権威でござい、なんて言う人。外国人の講演会を聞きに行くとよくそんな話あったりします。ここらへんが日本人の講演会と違うところかな、とMBAの時に散々思いましたので…。おれはここまでやったんだぜ的な。但し繰り返しますがこの方はそう言うオレ様系では決してなく。。。誤解なきよう。一方で、現場で働いたことなくオレ様的なことを言う人、昨日もその手の人何人か聴衆の中に見たけれども、Johnさんの場合には個別にもっと話したいなぁ、と思いましたわ。
しっかり名刺交換してきたので、近いうちにアメリカに行ってもっと具体的な話を聞きたいものですな。
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