フィリップ・コトラー先生の著書内でも、マーケティング3.0と言う概念が紹介されている。
マーケティング1.0ではプロダクトアウトの発想で良いものを大量に市場に投下するための施策を取り、2.0ではCRM的な発想が主流だった。今や3.0と言われているがメリット、デメリットがきちんと議論されなければ危険なままになる。
顧客をセグメント化し、その区分ごとの属性情報などの静的情報や、購買傾向など動的情報を駆使して適正なコミュニケーション方法を確立していくことがマーケティング2.0の根幹だ。
お客さんの声を聞きすぎてもダメだ、と言える企業とそうではない企業がある。顧客のことを考えぬいて、どのような対応をすることが良いかと言うことであって最早ホスピタリティの域に入っているようなマーケティングをしているような企業はお客様は神様ではない、と言えば良い。と言うか言う資格があるということだ。しかし大概の企業はそうではない。であるならば、マーケティング2.0から3.0に行ける企業とそうではない企業があると言うことだ。次に行くべき企業と2.0でじっくりするべき企業とがある筈だ。
しばらくこのマーケティング3.0の本読んでどうコンサルしていくか、考える。
| Trackback ( 0 )
|