MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



今日は仕事の後珍しくオフィスの日本人の人たちと飲みに行ったのだが(とは行ってもおいらはウーロン茶のみ)そこで自己実現型人間と言う話が出ていた。

対になる言葉が思い出せないのだが、反語としては遊ぶ系らしい。よって、自己実現型と言うのはその人の定義によれば、遊ばずに仕事一生懸命しちゃう人のことらしい。まぁ、定義に関してはその人の主観なりが入ると思うのでこの際置いておき、話していた内容としては、下記のようである。

・ 海外赴任してきている人には大別すると二つある。そのうちの一つが自己実現型で後は遊び系

・ 自己実現型の人間は周りが早く帰ろうが、やるべきことをとことんやり、仕事に熱中してしまう。遊び系の人は、日本とは違い残業など海外にはそんな概念ないので、これ幸いに9時-5時生活を満喫する。

・ これは意外と外人で現地採用された人にもいる。尤もそんなに自己実現型は多くなく、大概就業時間どおりに帰るらしい。でも、たまに自己実現型の人がいるらしく、翌日にメールが返信されていれば良いなと思ってメールすると外人なのに即レスが飛んでくることがあるそうな。。


僕自身は別に遊び系になりたいとは思わないが、日本のように馬鹿みたいに働くのはどうかと思う。生産性が明らかに落ちるのは目に見えている。長く働けば良いと言うものではない。日本の社会はコンペティティブとは言うが、予算をクライアントから確保するために、人件費を削ったり、期間を短くしたりして納期を無理くり早めたりすることが何か偉いのか?と思ってしまう。

お前コンサルファームにいて何言ってるんだ?と言われそうだが、それは違う。ぶっちゃけ同期の2-3倍は給料もらっていた。残業って言う概念はあるランクまではあるのだが、やっぱり全てがもらえる訳ではなく、Write offしてしまって、残業代を計上できないことが殆どだ。そんな中でも所謂残業をしてしまうのは、高い給料を貰っているから、と言うのが結構大きかったように思う。後は、仕事を成し遂げると何かが変わる、と言うことに携わっていたからか、な。。

国のレベルで大きな物事を変えたいと思うのであれば、国家公務員なりになれば良い。しかし、もう少し小さなレベルで、経済などのスキームを変えたいと思うのであればコンサルは結構面白かった。そう言う意味で、自己実現型なのかなぁ、とは思う。と言うか合っていた気がする。最初はやり方に戸惑ってお前はコンサルには合ってない、と言われたこともあったが、あんたがコンサルっぽくないよ、と言ってやりたい奴結構いたし、そんな奴に言われても正直ピンと来なかったし。。

まぁ、それは兎も角、これから先、家族を持って生きていく中で、どう言う生活スタイルにするか、考えていかねばならないなぁ。



コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
はじめまして (ken)
2005-05-17 06:06:29
ついこの文に読みいってしまいました。

自分も日本で一応経済学部でていまイタリアで仕事しています。



日本人の仕事の形とイタリア人の形は違うことが多くホントと惑いますよね。



これからもブログ楽しみにしています
 
 
 
初めまして (KEN@London)
2005-05-17 07:02:18
kenさん



何だか照れますね、自分に問いかけているようで。。(苦笑)



Firenze近くにお住まいなんですねぇ。昨年末行きましたがFirenzeそのものにしか行ってません。。来週末、週明けに一つテストがあるのですがその後は暇なのでFirenze近辺にまた行こうかなと思っています。



それは兎も角、イタリア人の仕事の仕方、と言うよりも、イタリア人の人生に対する考え方、の違いが大きいですよね。そもそも言葉は悪いが自分さえ良ければよく、仕事は余暇を楽しむためにやっているだけで、遣り甲斐なんて言葉普通には通じない。あれだけ、できるだけサボることしか考えない人種も珍しいが、それはそれで楽しそう…



しかし、日本人の僕としては彼らみたいな低脳な人種とはもうできるだけ交わりたくないですねぇ。。。

 
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