パチン、パチン。。。
某所にあるJクラブのオフィスへMTGのために赴く必要があり、地下鉄を乗り継ぐ。ここ最近同じ場所へ行くことが多いので当然のことだが同じ電車に乗る。そこへは他の路線では行けず、代替手段は車だけだ。それ以外の方法はバスしかない。先日はMTGとしては初めて車で行ったが余りにも久々に車で行ったため途中迷ってしまった…。
この電車に揺られる時間は我が家からだとかなり長い。1時間を長いと言うな、とお叱りを受けそうだが、どこに行くにも車かバイクで行くおいらにとっては電車は殊の外苦痛なのである。以前、日本に本帰国する前に当時はまだ彼女だった今現在は妻と東欧旅行に行ったときもウィーンからブダベストに行くときに飛行機か電車かで揉めた。単純に4時間以上なぞ電車に乗るのは馬鹿馬鹿しく、飛行機で飛べば良いと思っていたからだ。それくらい電車嫌い。苦痛なのはいくつになっても多分変わらんな、こっから先は。
いつもどおり某駅で乗り換える。
今日は朝ご飯を食べる暇がなく、その乗り換え駅の構内にある小さな売店でサンドイッチを売っているのを見付けた。店員のおばはんの態度は公務員か?と思うほど悪く受け答えは何だか上から目線。所詮電鉄関係の業者など競争相手もいないと思ってか、大概嫌な思いをする。たまたまなんだろうが、こう言う体験がおいらを電車嫌いへと導くのだ。乗り継ぎが中々来ず、ホームで購入したハムカツサンドを食べたのだが一口目で捨てようかと思う程不味かった。しかしながら今からMTGだし食べないとやはり仕事にならんと思ったので買った〝緑茶〟でサンドイッチを流し込む。紅茶が無かったのも痛かった。
食べ終わってから程無くして電車がホームに入ってくる。比較的空いておりいきなり座れた。ここから先は営団地下鉄範囲内から乗り入れ範囲内まで色々と客層が変わる。明らかに日中はビジネスマンが多かったところ、段々と郊外に行くにしたがって客層などと言う程人が乗っておらず下手をすると時間帯によっては一両貸切状態になる。
何分くらい経った時だろう、ある駅でつなぎを来たお兄ちゃんが乗ってきた。大量のカラフルな紙を小脇に抱えながら小さな椅子を手に持って。おもむろにがら透きの車両の真中に椅子を置く。
〝パチン、パチン〟
そう中吊り広告を取り替えていたのである。きちんと順番どおり並べ、これを外してこれを取り付け、と順番が決まっているのであろう。その風景はものの見事。10人もその車両には乗っていなかったが、一躍衆目のスターである。何しろ通常電車に乗っていても中吊り広告の取替える風景など滅多にお目にかからない。おいら個人としては多分2-3回目くらいであろうし。二枚横並びのものは見事に今ぶら下がっているものを外し、即座に次週の新しいものをパチンとはめる。この手順やお見事。中には取り付けにくい穴の開いたものやビローンとPOPがぶら下がっているものなどもあるが、きちんと順番どおりはめていく。おいらはよく降りる駅に従って、乗った駅で乗った車両が降車駅の乗り継ぎの車両と離れている場合には、駅に停まるたびに車両を変える。その時いつも思うのだが、車両のドアの位置が同じであれば乗る車両が違えども広告の位置は同じだ。当たり前なのかも知れないが、やはりこれは不思議だ。中吊りは詰まらない週刊誌の広告が多いのだが、やはり見出しだけ見るのは誰しもすること。よって車両を変えて次の車両へ、と行く場合には同じドアには乗らないことにしている。次の駅まで同じ広告を眺めるのは退屈だからだ。電車くらい大人しく乗っておけ、と言われそうだが、まぁ広告見るのもある意味趣味のうちなので。
色校のようなものをまとめてもったお兄ちゃん、乗っている車両の中吊り広告の取替えをあっと言う間に終わらせ、次の車両へと移っていったが、目の前の綺麗なお姉さん、見とれるのは良いのだが、口がポカーンと開いておりましたぜ。。w
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