MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



2010年の映画。

一青窈の曲がモチーフとなって作られた映画ですね。当時の興行成績は30億円近かったらしい。内容的には幼馴染が10年経っても、、、と言うね。うん、紆余曲折を経て、最後、幸せになるように作られているし、日本人にはウケる映画。良い意味でね。ガッキーの高校生役は全く違和感ないくらい可愛かったし。文句ないです。



ノバスコシア州の灯台のあるルーネンバーグは、世界遺産になっている街なんですねぇ。

 

とても良い雰囲気の街でした。最近、旅行でこう言う街に行ってみたいなぁと思うようになりましたね。以前は、都市をプラプラ街歩きしてカフェやら買い物、と言うのが自分の旅行の主流でしたが、ちょっとした港町とかに数日滞在とかも良いかもと思うようになった。その点、北海道の釧路の風景なんかも、なんだかとても癒やされる風景でしたね。

 

釧路、東京、NY、そしてCanadaとロケ地が多岐に亘っていました。成長と共に生きる場所も変わり…。また、庭先のハナミズキが、紗枝の成長とともに大きくなり、花開き、また実を落とす、と言う時間の流れを表していていて、このハナミズキの表現が随所に出てきてとても良かった。


そうそう、
途中で康平と結婚して、離婚した「蓮佛美沙子」、彼女が個人的には良かったな。


ハニカミながら、Bro. Tomの息子の小柳友から、若い時と、康平との離婚後の2回、告白されて、最後きっと結婚したんだろうねぇ。スーパーのレジのパートが終わったあと、駐車場での待ち合わせとか、ホント可愛い。こう言うの、誰しもが経験出来ないことだからなぁ。羨ましく思えた。描かれてはいなかったけど再婚相手はこちらも幼馴染なんだろう。彼女は、康平との結婚生活の間ではハッピーではなかったみたいだけど、最後は彼女も幸せになった(と思わせられたよね)。

 

なんだろう、彼女の演技があってこそ、色々とまとまったように思えたな。


ガッキー演じる紗枝が、ルーネンバーグで昔もらって、その後康平に返した船の模型を偶然?のように見つけて、ってところがね。。。言わずもがなですがポイントに。

その船の模型を置いた康平をその街で探したけど、康平はもうその街には居なくて、そしてまたその船の模型を元のお店の軒先にメッセージ付きで置いた。


この、また置いた、と言うのがツボだよなぁ。


何度も出てくる船の模型…。

 

早稲田のキャンパスライフの頃からの応援メッセージ。見え見えだけど、こう言うアイテムに対して、偶然性と更に時間軸を付け加えていく手法…。このメッセージだって、東京に旅立つ時の船の上からのメッセージだしなぁ。


そして紗枝がまた置き直したその船の模型と言うアイテムが、またその港町の同じお店で康平の目に止まり、必然性が生じる…。


だって、最後に分かるけど、康平の事今度は待つよ、と。きっと毎年ルーネンバーグにマグロ漁船が寄港して、更に船の模型を置いたお店に飲みに来て、そう言えばあの船の模型は、って見るよね?、と…。その時までいつ掛かるか分からないけど、待ってるよ、と。ベタベタだけどさ。こう言うところがないとね。ホッと出来ないし。これが無かったらこの映画、成立せんしなぁ。。


良い映画でしたよ(生田斗真の演技は正直…ウーン、でしたが)。

 

ベタベタの展開を期待通りに味わえます。

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