
前回1997年11月16日夜10時半頃の、フランス大会行きを決定したジョホールバルの歓喜は吉祥寺のスポーツバーで迎えたが、今回もまたLondonのスポーツバーで迎えることになった。
Londonでは日本代表の試合を映像で観ることは厳しいと言うことは前回のエントリー通りだが、今日もまた彼女とPiccadilly Circus近くのスポーツバーにて観戦した。人生においてワールドカップ出場決定のシーンはこれから後何回観られるのか分からないが、この瞬間を最愛の彼女と共に観られたのはホントに嬉しい限りだ。これが自身2回目の瞬間だったが、これからもこの歓喜は一緒に彼女と見て行きたいと思っている。
今日の試合観戦記である。
いつもの通り、先ずは先発。
GK 川口
DF 田中
宮本
中澤
MF 福西
稲本
加地
小笠原
中田浩二
FW 柳沢
鈴木
そして小生の個人的な採点は下記の通り
GK 川口 6.0
DF 田中 6.0
宮本 5.5
中澤 6.5
MF 福西 6.0
稲本 6.0
加地 5.0~5.5
小笠原 5.5
中田浩二5.0
FW 柳沢 6.5
鈴木 5.0
大黒 6.5
結論から言うと、前半のパフォーマンスは低調モードで、後半ペースアップであった。正直言うと前半の戦い方には全く納得行かないが、これはひょっとしたらG子の戦略やも知れぬ。考えられる理由は暑さと北朝鮮には体力的にも技術的にも優れていて後半勝負、と踏んだのかも知れないからだ。ここ最近の報道を見ていると、エドゥーコーチ(実兄)とカンタレッリGKコーチとの連携により相当細かい指示が試合前などのMTGではされているらしい。まだまだ全然信用ならないのが本音だが、ここまでやってきたことを考えると何かしらの意図があったのかも、と言うことは考えられる。
さて、昨日のエントリーにも書いた鹿嶋組の件だが、柳沢を除いて酷かったと言えよう。鈴木に関しては報道陣からの質問の間に失笑があったと言うことでG子は自身に対して緘口令を敷いていたが、正直もう前回のワールドカップのようなパフォーマンスは期待できないものと思う。それと、小笠原だが、出て当たり前の選手と同じようにプレーしていては駄目だ。今日のイマジネーションが感じられないパフォーマンスをしていると、G子が監督だから仕方なく使われている、と言われても仕方ない。正直、なんであのレベルの選手が出ているのか不思議である。バーレーン戦と違って今日の試合で弛みがあったのは、前回のヒデのように貯めを作り、サイドを大きく変えるパスが全くなかったからだ。何か気合と言うか、気持ちがないプレーが多かったのは残念だ。。
そして、中田浩二...前回のレギュラーと言われていたが、稲本とのパフォーマンスの差は明らかだった。鹿嶋組の中でも最低だった。試合感と言うと使い慣れてきていて月並みな言葉だが、柳沢、鈴木へのセンタリングの精度は低かったと言えよう。これでは鹿嶋組を使った意味がない。よっぽど三浦淳の方が良かった。これは相当程度残念だったと言える。
後、加地だが、前半の切り込んでの折り返し以外にパッとしたものがなかった。
今、日本代表は両サイドがヤバイ。
ここが弱点になるのは目に見えている。3バックシステムを敷いている以上、MFの両ウイングからのセンタリングは肝である。が、加地然り、サントス然り...相当ヤバイ。
一方良かったのは柳沢か。ヤナギの貯めを作る動きはホントに良かった。小笠原の低調が響き、前半鈴木と共に自陣に引き帰る姿が見受けられたが、前線でボールをキープできなくなった時には戻ってボールを追い掛けたりと献身的な姿が見られた。シュートもポジショニングが良かったからだと言えよう。
稲本は暑さでヘロヘロになっていたが、ボランチとしての働きは及第点だと言える。ここで相手ボールを摘み、前線へフィードを試みたりしていた姿は良かったと思う。
DF陣は、田中、宮本、中澤と殆どミスがなかった。唯一は、前半の宮本のマークミスから起きた北朝鮮FW?のヘディングシュートか。バーを大きく越えていったが、あれはヤバかった。ズレた理由などしっかり考えて欲しい。
それと、全般的に何か気合と言うか気持ちが感じられなかったのは無観客試合のせいか?!ヘラヘラ笑う姿には正直辟易する。お前ら、日本代表だろ!ミスして笑ってんじゃねー!悔しがっていた北朝鮮の8番とかの方がよっぽど気合入っていた。
最後に、、、
北朝鮮、ホント駄目駄目でしたな。。。
先ず、カっとなって、田中にケリ入れた9番。
立ち去れ・・・・・
ここはK-1のリングじゃないし、街中のケンカじゃない。蹴りあいしたかったらストリートギャングにでもなってくれ。そもそも、お前は審判に対して、「ちゃんと見てるのか?!」と指差して侮辱してイエローカードをもらっていた。意味を分かっていたのか?!サッカーに限らず、あのような形で審判を侮辱しておいて更に負けが決まっている時に意味不明の暴力行為…君には何試合かの出場停止が下るであろう。尤も、北朝鮮がマッチメークできるほどお金があるとは思えんが…後、6番にしてもそうだ。交代したばかりでガチャガチャと露骨に削っていたのはどうかと思う。15番もそうだった。何だか気合の空回りでサッカーをホントにやっていたのか不思議である。。。
試合終了間際の暴力行為で気分は悪かったが、何はともあれ、ドイツ行きは決定である。
今夜は素直に喜びたい(とは言ってもLondonは真昼間…)
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たしかに、両サイドはどうにかしないといけないですよね。そこにあう駒は他にないのかなと思ってしまいます。
中田にしても、加地にしても、クロスの精度は良くないし、突破もできていないし。ダメダメでしたね。中田も来年はマルセイユにいないだろうな。
個人的には、大黒と柳沢が良かったと思っていました。柳沢は得点前のシュートも非常に良かったと思いました。柳沢はイタリアで成長しているのかもしれませんね。
これで、ドイツにいけることになりましたが、中村、中田、小野、高原が復帰するのは良いのですが、大久保も調子が良さそうだし。それでも、サイドの選手が居ないですよね。
Kenさんお薦めのサイドの選手って居ますか?
後は、右サイドで、石川直(FC東京)とか、でしょうか。左右どちらもできるタイプとしてはガンバから鹿嶋に移った新井場とか良いように思います。
最近J-league観ていないので何とも言えませんが…
両サイドはホント問題ありですね。
いつもこの結論に達してしまう気がする。。。
全くなんで日本のサイドバックは育たないんだろうか...
って、FWもずっとそう言う話がありますが…
両サイドがヤバイ、っていうのはかなり明白な事実なのに、公にはあんまり出ない話ですよねぇー。
毎回メディアに叩かれているのに。。。
柳沢のゴールには正直、驚きました。勝負弱い選手といううイメージが出来上がってしまっていたので。内容的には得意のボールのないところでの動きから、前線でタメを作っていたと思います。
鈴木は、もう代表に呼ばれないかもしれないですね。本人も技術が無い事は重々承知していて、それを補う気力でもって闘ってきたんでしょうけど、厳しいですね。前大会の中山とダブリます。
サイドは、いい選手いないですよね。国際レベルで闘えるっていう選手、いないですね。
Jで売り出し中の相馬などは攻撃力○も守備に難があるし、石川(東京)は現在のパフォーマンスでは論外。彼、Jで壁にぶち当たっています。
三浦篤は無難ですが、足元でボールを受けるタイプなので、あのポジションが適任かというと疑問符がついてしまいます。
特に右サイドの人材不足は深刻ですね。
誰かいないですかねー。
なんでもこなせるユーティリティーな本田(名古屋)には相当の可能性を感じています。是非、KENさんもチェックして欲しい逸材です。
左サイドのポジションをを一気に奪取なんてことないですかね?
正直、ここから先は、ご苦労様で退任してもらって、素直にレベルを見分けられる人に就任してもらう方が絶対に日本代表のためになるように思えて仕方ないです。。