MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



就業教育事業を行っていたプロジェクトではバイトを何人か雇っている。

ICUの後輩でバイトをしている子がバイトを始めて直ぐに暫く休みたい、と言ってきた。数回来ただけだが、物凄く優秀である意味直ぐにでもコンサルタントとして仕事出来るくらい優秀な子だったので、辞められては困る。今だから言えるが、某商社を辞めて一緒にプロジェクトをしていた元商社マンより数倍仕事が出来た。数倍と言うか、数十倍、、、いや比べられないくらい仕事が出来たのであった。この元商社マンは、プロジェクトを始めた当初から仕事出来ない奴だなと思っていたが、彼女が学生と言う事を差し引いても明らかにその男より仕事が出来た。その男をクビにしようかと思ったくらいである。これ、本当の話。実際問題として、最後通牒と言うか、元商社マンのお前には諸々判断する能力はないから辞めろと伝えてあげたんだ、どうも現状認識ができないようで、本当に困ったんだよなぁ。。。しかし、そのプロジェクトのスポンサーがその男の会社であるが故に出来ないと言うジレンマ。。。酷い話である。。。これは偏においらの判断ミスでした。能力のない者と組んだのはおいらの責任なのでね。プロジェクトフィーの為にその仕事をしていた訳では無いが、ある意味クライアントでもあるし、と言う忸怩たる思いがあった。。。そんな中、一筋の光明を大学の後輩がもたらしてくれたのである。びっくりするくらい仕事が出来たので。今となっては、NAB就業教育研究所の事業は完全に失敗だったと言える。。。あんな輩と組んだのはある意味一生の汚点である。。。クライアントサイドの人間も仕事が出来ないだけでは無かったのであるが、組んだ事は、恥ずかしい事この上ない。これも偏においらの責任であるが、就活の教え子たちには申し訳ない気持ちでいっぱいである。

それは兎も角、その彼女、話を聞くとどうも演劇やるっぽい。

正直大学の時何度か高円寺やら阿佐ヶ谷辺りの小屋に行き何度か行ったことがある。が、何を表現したいのか分からないと途端に嫌になる性格。なので誘われても行かなくなった。自分で出来るか関係なく金取るならまともなモノを、とその頃から思っていたからレベルの低いものに魅力は感じなかった。そんな事を頭の中に思い浮かべながら、よく聞けばミュージカルと言う。。歌うのかな?と思ったが、まぁそんなことより戦力がいなくなることがとても痛かった。が、本人の意思を尊重し、可能な限りバイトに、と言う事で落ち着いた。

暫くすると、パンフレットに広告出稿しませんか、と言う。。

キャストもスタッフも、観客も学生です、と。中々理にかなっている。と言う事で担当を紹介された。すると、四年生が来た。聞けばプロデューサーだが就活生とのこと。広告の事を営業しに来たものの、営業の仕方も知らないままだったし(苦笑)、出稿可能な媒体も分かっていないし、どうしたものかと思ったがひょんな事から戦略的就活スクールの受講生になることに。あれ、広告出稿の話は?と思ったがそれはそれでバーター条件整えながらキッチリ出稿した。現地調査も行ったし。ちゃんとアテンドしたし、思っている以上に仕事はするのかと少しだけ思った。結局この彼女は仕事ができない典型パターンであったことが後から分かったのだが・・・涙。まぁ、それは兎も角、中々話をすればしっかりしているのだが、MPなるものにハマっているっぽい。


どうやらプロデューサーはICUの先輩で有名な奈良原さんと言う女性。以前の会社で1度MTGをした事があった。彼女はそんなこと覚えていないだろうけど。


こちらとしては就活頑張れ、以外何もないんだが学生がともすると人生捨てるかも知れない程ハマっているのだから、と何となくシンパを感じてきた。戦略的就活スクールの講義終了後に何となく気になってMPの事聞いたりね。準備段階での不手際っぷりには正直驚いたが(苦笑)、まぁご愛嬌か。。ドリンク剤の差し入れは少しは役に立ったかねぇ。疲弊している時の生産性向上のための小休止の仕方などを経験値として得ました、なんて言われると就活では秀でたものになりそうなのに、見たところ野戦病院状態で若干気の毒だったが、精神論で頑張ることも今の学生には必要なんだろう。


しかし、媒体から看板が落ちると言う有り得ない事故については目は潰れない。



菓子折り持って謝りに来るのでは済まない事故と言う認識はないだろうなぁ。テレビ局で予定していた広告が事故で流れませんでした、なんて一番してはいけないことだからね。広告出稿金額の多いクライアントなら尚更、ね。意図的に間引きするような悪どい局もあるけど。いやしかし、いずれにせよ媒体局の担当者のクビが飛ぶかも知れません(苦笑)。こんな時、プロデューサーの全体俯瞰力と事故処理能力がこれまた就活では役に立つのだけどねぇ。プロデューサーがなんたるや、理解しなきゃ、ねぇ。何かあった時に謝る担当者が構えているか、そう言う人を配置出来てるか、が重要なんだがね。

それは兎も角、公演は素晴らしいものだった。

もう手放しで絶賛。おいらたちの時代の学生演劇とは比べようもない。バイトしていた子も本当に頑張っていたのだろう。良い笑顔だった。気分良くとても良い席で鑑賞させてもらったし、笑顔が見られてこちらも非常にホッとした。当初広告出稿した事を後悔させません、といつぞや担当者からメールしてきたが後悔どころか出稿させてもらいとても誇りに思います。観客が持つリーフレットの裏表紙に載る広告。折り込みのチラシ。そう言ったものを観客の皆さんが見て、こちらのサービスへの申込が増えれば当然次回来年も、と思うしね。

学生時代にできることは限られているが、こんな人生掛けられるようなものに出会えたのだから、この先もっと楽しいことに出会えることでしょう。



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