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遅まきながら映画、相棒を見てきた。
土曜日だし、スコールのような雨も止んだし、と言うことで二人で渋谷まで行ってきた。クロスタワーの中に映画館あったんだねぇ。高校のころよくこのルートで渋谷まで歩いて帰っていたけど知らんかった。
で、映画見た結論としては、中々良い映画だったと思う。☆で付けるとしたら5点満点のうち4つ星って感じかな。途中で明らかにそれ後からフィーチャーするんだろうなぁ、と言うシーンがあって犯人分かっちゃいましたけど、ネタバレするのでそれは言いません。でも全体的に繋がりあって良かったかな。ま、娯楽ですから楽しめればそれで良し、と。
ただ、フィルム自体にゴーストと言うかノイズが入っていて、途中とっても見づらかったなぁ。あれは大ヒット映画の宿命か…。悲しいけど見ていて余り気分の良いものではなかった。映画本体の面白さが損なわれた訳ではないんだけどね。
個人的には、ああ言った、警察ものって結構好き。それでもって今日分かったけど、こう言う世界の人の手に関する動きに結構感動する。例えば、最後のシーンでの握手。右京さんが握手を差し伸べるその眼差し、心意気と言うものがとても現れていて、相手に対して身分とか関係なく尊敬していることがありありと分かる。握手を求められている相手が誰なのかも言いませんが、劇中、プライドの高い子で、自尊心をくすぐられるようなことに弱いと言うことが分かるセリフがあったが故に余計にこのシーンは(オチとして当然その子の行動は予測できたが…)良いシーンだなぁ、と思ったね。
手の動きと言う意味では、違う映画だけど警察もので言えば、踊る大捜査線で青島が撃たれてパトカーで病院に搬送されるシーンで、全ての路上に立つ警官が車の青島に対して敬礼をしているそのシーンは実際ジーンと来るものがある。階級社会の中で、自分たちの仲間、同僚に対して階級を超えてその時できる最大限の意思表示として手を使って相手に対してメッセージをする、と言う意味では敬礼はとても絵的に綺麗にメッセージを伝えられると思うんだよね。
これまた全く違う映画で言えば、クリムゾンタイドで、デンゼルワシントンが最後軍事法廷で昇格することが決まり、ジーンハックマンが法廷の外に繋いでいる犬を連れて立ち去るシーンでもデンゼルワシントンが敬礼するシーンがあったと思うんだけどそのシーンもやはりそれまでの映画の流れからするととても感動的に思える。そう言う時の心境と言うのは、社会人歴が増えていくにつれ年々増してきているように思える。努めていた会社柄、立ち去る人に対しての畏敬の念が結構あったりするんだよね。理由なく辞める人もいるんだけど、やはり握手や敬礼って何らか大小の差はあれどその場から誰かがいなくなったり別れのシーンだったりする訳で、そう言うシーンが頭の中で過ぎったりして重なったりする。
変にハッピーエンドの映画よりも、そう言うところできちんと別れ、決別のシーンでそれを言葉以外で、手などでメッセージを伝える表現力のある映画がやっぱり好きだなぁ。
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