MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



奥さんは双子の弟妹がいる3兄弟。

奥さんが最初に結婚したけど、その後、義妹も義弟も結婚し、実家を出、そしてそれぞれに家やマンションを購入している。今時は、家督を継ぐと言うような時代でもないし、寧ろ、親世代が亡くなれば民法に基づいて子が相続すると言う手立ては法律に基づいて行われる。誰かだけが財産を受け継ぐと言うような仕組みは最早なく、遺言書がない限りは均等に相続をする。勿論、これは財産以外にも借金も同じように相続するので、必ずしもプラス面だけではない。

まぁ、プラスマイナスの話はさておき、自分の親世代とは離れて暮らすと言うことが、普通の選択肢として存在する世の中になっていると言っても過言ではないと思われる。

実際、おいらは長男ではあるが、2005年にLondonから本帰国した時にほんの少しだけ結婚する迄の間実家には居たが、1ヶ月もしないうちに2005年11月には奥さんとの新居を構えてあっと言う間に離れて暮らすようになった。翌年2006年12月には世田谷区内に一軒家を買ってしまったので、完全に離れて暮らすことになった。弟はもう随分前に結婚して別に暮らしているしね。お互い、車で2-30分程で実家には帰れるのだが。。何かあれば車ですぐ帰れると言う意味では然程遠いとは思っていない。特に離れて暮らすと言うのは、悲壮感が漂う話ではないと思っていたが、うちの父親はどうも長男のおいらとは一緒に暮らすと思っていたらしい。そうは言っても、Milano、Londonと離れて暮らし、最早一緒に住むと言う選択肢はこちらには全くなかったのは事実。遠すぎて通えないし、新婚生活は2人で、と言う当たり前の感覚で。それは同時に、奥さんも離れて暮らすと言うことを意味するが、女性の場合には実家の親と結婚後も暮らすと言う状況は男性よりももっと少ないであろう。個々の思惑や事情はあるだろうけども。。サザエさんのようなケースもないことは無い訳だから。うちの場合、奥さん、義妹、義弟と三者三様でどう考えていたかは分からないが、皆、結果、一様に家やマンションを購入したのは事実。

すると、広かった一軒家には老夫婦のみが暮らすと言うことになる。

これは我々兄弟もそう。弟もおいらも家を出たので、実家には老夫婦のみが暮らす。元々住んでいた部屋は正直、モノが溢れ返っていたので、そのうち片付けにいかねばならないなと思っている。それはきっと奥さんも同じだったと思われるが、今回奥さんの実家が引っ越すことになり、自分の持ち物だったものは片付けを、と言うオーダーが来たので、先日片付けに行き、そのオコボレで高級自転車が我が家に来たんだけどね。



我が家に来ることになった奥さんの実家にあった私物は、依然として我が家の3階に段ボールに入ったままになっているがw、恐らく今後開けられることはないだろうねぇ。だって結婚して10年、実家に置いたまま特に用もなく実家に取りに帰ることもなかったのだから・・・。郷愁に駆られるような物も中にはあるだろうけども、正直、今の生活に必要な物がそうそうあるとは思えない。だから、おいらも実家に行って整理することになったら、それはイコールほぼ捨てると言うことになるんだろうね。漫画以外は持ち帰るつもりなどないからなぁ。奥さんは色々と思いながら、先日7月の頭に実家で私物整理をしたことだろう。

そんな必要作業も終え、実家も徐々に片付き、奥さんの実家の新しい方のマンションのお披露目と言うことで藤沢へ行ってきた。
 
皆、初めてで、どこなんだろう、と思いながら新しいマンションへ。何も家具が置かれていないので、広いなと思ったが、新しく購入された家具が入るときっと風景も変わることでしょう。何も置かれていないところで皆でお弁当広げて食べて、楽しく時間を過ごしましたね。そのあとは、カーテンレールの取り付けをしたりね。
 
その後、お互い別々に時間を過ごしたあとにまだ引渡し前の奥さんの古い方の実家へ。
 
既に運びだすような荷物はないものの、来週週明けには全ての荷物が新居に運びだされたらもう戻ってくることはないだろう。。。きっとそんなことを感じてか、奥さんは実家の前で夕暮れ時に写真を撮りまくっていました。23年間住んでいたと言うことで、色々と思うところもあるでしょうから。自分が生まれ育った実家が、状況的に転居することになったとしても、抗う理由もない。。。でも、寂しさは募るでしょうなぁ。離れし故郷。。。離れし実家は思い出の中に残るとは思いますが、今度からは新しく両親が住むことになるマンションが実家に。自分が住んだ事のない実家ではあるが、そこには親は居ますからね。

また一緒に帰りましょう。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 『湘南Tサイト... 『Freetelのス... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。