MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



前の前の会社のとき、〝Valueが出せないなら辞めろよ、って感じだな。。〟と言っていたボスがいましてね。。

コミュニケーションが取り辛く、全く持って取っ付き難い人だったし、人間的に余り感じの良い人ではなかったことだけは確かだが、仕事の質はきちんとしていたと思う。そんな人だったため、結構あっと言う間に辞めてしまったのではあるが、某Ivy leagueのMBAを出ただけはあって、言う事にもきちんと一貫性はあった。その中で言っていたのが上記の言葉であった。

ベンチャーって、正直給料が高いとは言えない。年俸制とか言って、つまりは残業代を払わないとか、インセンティブはProfit shareでなんて言いながら、全然利益なんて出もしない状況にあったりする。最悪なのはIPOまで頑張って、なんて言いながらストックオプションを渡して鼓舞し続けること。。IPOがなさそうになったときの社内の雰囲気ってある意味最悪です、マジ…(苦笑)

アルバイト契約だの、業務委託契約だの、契約社員だの、正社員契約だのと世の中的には色々と仕事をするにあたっての契約形態と言うのがあるが、最近は細切れ契約などと言う、女性の仕事及び社会進出を妨げるようなことが横行しているらしい。しかし、制度の悪用も合法ならばOKと言う見方を否定はしてはいけないと思ってしまう。少なくとも経営の観点からすれば、何が何でも現場や下層階級の気持ちに応えることなんてできるわけない。少ない売上しかなければ如何に投資や経費を抑えてスループットを上げるか、と言うのが大枠で言えばどこの企業であっても至上命題になるはずだ。

ただ、社員のモチベーションをどう保たせるか、それもバランスを取りながら業務執行していくことも必要だ。当然必要となってくる人材であれば市場価格との兼ね合いで必要となるサラリーを支払う必要がある。勿論、それだけではなく、その人がどの市場で働こうとも、マーケット状況に関係なく執行すべき業務に相応なサラリーと言うものがあろう。これが保たれなければ、その人はその会社にい続ける理由も薄くなるし、他に道を見出すであろう。

夢をどこまで追い求めつつ、一方でサラリーを求めていくか、今その岐路に立っていると思う。。






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