写真こそ撮らなかったけれども、三茶迄の蛇崩遊歩道沿いに咲いている夜桜を見物しながら散歩&買い物に。
寒すぎる時期には嫌がり、暑すぎると嫌がるので適当な時期が中々来ないのだけども、この時期はうちの奥さんも外に散歩に行こうと言うと余程疲れていない限り出かける。二人で散歩していると楽しいんだよねぇ。実際都内の桜は咲き誇っていてそろそろ満開に近いとは思うんだが、うちの近くを通っている蛇崩遊歩道にちらほらとある桜は7分咲き以上だ。パッと見には満開に見えなくもなく美しい。
日本人に生まれて良かったとつくづく思う瞬間を感じられる季節になった訳だ。
惜しむらくはこの忌々しい不必要な自粛モードで桜にスポットが当たるようなことがないことだ。ライティングしかり、雰囲気しかり。被災者を慮ることと、桜を見ながら楽しむと言うことは両立しないことだろうか?僧侶等の聖職者ではあるまいし、精神的に一つのことの成就を目指して邪念を捨てるなど無理なこと。つまり、大変申し訳ないが24時間被災者のことだけを考えて生活することなどない訳で、夜桜観桜の自粛と災害復興を結び付けて考え続けることなど無理なのだから考えを押し戻すことを強要されるのは(言葉を選ばずに言えば)不要、不快。現実問題として四六時中都内の人が被災者の方たちだけのことを考えて過ごすことなどない。。。実際、テレビ等のメディアを通してしか被災状況は分からない。逆にそれ以外では親類縁者に被災した人がいない限り、未だ余震が続いている最中、そして無計画停電からの翻弄から覚めやらぬまま節電モードで生活習慣を変えようとしたりして、色々と出来る手立てで頑張って日常生活を取り戻そうとしている部分が多い筈だ。
都民だって必死であろう、心理的にも物理的にも。
テレビで痛ましい風景を見ながらも、それでいて避難所生活等を訪れるアントニオ猪木やラモス瑠偉などの有名人に対して被災者の方々が都民よりも遥かに元気な笑顔でいるところを見て今朝方も一人涙を流しましたが(マジに猪木の平手打ちを受けに来た彼の表情などを見ると、人間とは逞しいものだな、と逆に元気をもらうくらい)そのような復興へ確かな足取りを辿っている状況が垣間見られる中では桜を見るな、と?!
どこぞの天罰発言の知事などから言わせると夜桜見物すら不謹慎だとのことだが、公権力が道徳観念に付いて言及をするのは、余程のことがない限りそれこそ不謹慎。
何を以てして桜を見てはいけないのか?逆にいつからならOKなのか?そんなことも考えずに発言等すべきではない。尤もそう言う思慮があったら、被災したのは天罰である、などとタワケ極まりない発言などしないと思うけどね。公権力のヒエラルキーのトップにいる、喩えお馬鹿なトップでも、その立場の人間が発言をすると右へ倣えとするのが日本人。いや、公務員のサガ。上野公園や井の頭公園では禁止と迄は言わない迄もそれに近いことを看板に掲出する…。これは由々しきことですよ。彼ら公務員には事実上表現の自由等無いに等しく、逆に言われたとおりに作業するだけなのですから。。裁量など合ってないようなもの…。個人が思っていることとあまりにも乖離した作業をしろと言われても黙って実行するしかない訳だ。ある意味気の毒とも言える。。。桜見るくらい、、、って大概の人は思っているのでは?
どのような形で夜桜を見物しようが大きなお世話である。公権力に不謹慎だなと道徳的観点に付いて頭ごなしに言われる事など、戦前の大政翼賛会状態ではないか。。
逆に言えば桜をしっかり愛で、多少羽目を外したところでそれが糧となりひいては経済再活性化に向けての足場となるのであれば、余程その分震災復興へ廻せると言うもの。それぞれがそれぞれに与えられた頑張るべきことをこなしている中で、時に笑いを、時に感涙を、と言うことでひとときホッとすること絶対的に必要だ。
ふん、誰がなんと言おうと花見はする。
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