MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



CLの準々決勝の残り試合が行われた。

正直、どちらとも好きではない。ただ、Juveは絶対に嫌い。チームとして底が薄く、主力の怪我でいきなり調子を落としたことには同情するが、Campionatoを戦う最大のライバルとしてはやっぱり嫌いである。そのJuveは初戦のAnn fieldでのアウェーで1対2で敗れている。このDelle Alpiでのホームゲームを1対0で乗り切ればLiverpoolを押しのけて準決勝でChealseaと戦うことになる。そう言う状況での試合であった。

実はEuropeでサッカーを映像で観ようと思うのは結構難有りだ。自宅で観ようと思えばSkyなどのCableに加入せねばならない。事実、Milan vs InterのDerbyも一秒も観ていない...昔、同僚だった男がCLを観たかったのだが都内の自宅では観れなかったために、彼女?を誘ってホテルに行ったそうな...(苦笑)

話が外れてしまったが元に戻す。

前半が始まって15分程して、外食の後にSouth KensingtonのBarを見付けたのでそこで観始めた。Liverpool、前半はお世辞にも攻めているとは言えなかった。防戦一方とはまさにこのことだろう。JuveのBall Posessionは相当高かったと思われる。Liverpoolの1トップのミランバロシュにボールが集まることは殆どなかった。ジェラードを前節のPremier leagueの試合で怪我をしたため欠いており、中盤がなかなか作れなかったのではないだろうか。その代わり、Juveの中からの攻撃は見事に押さえ切っていた。ネドベド、イブラヒモビッチ、デルピエーロと中盤から前には世界的にトップクラスのプレーヤーが並んでいるが、中で絡もうにもLiverpoolのDF、MFはしっかり固めていた。これではまるでイタリアのカテナチオと言う十八番をしてやられた感じである。

後半に入ってJuveのDFに綻びが出てきた。Monteroがイエローを貰った後には明らかに萎縮した守備をしていた。Capelloは途中で交代させたが遅かったと言えると思う。そこに付け込んだのがバロシュであった。再三良い切り替えしでドンドン前に進みシュートまで持っていくものの、前半から無謀なロングパスを追い掛けさせられていた為か、へばって来てしまって交代させられた。しかし、今日のバロシュは良い動きをしていたと個人的には思う。

後半Juveが相当前掛かりになっていたのは、ブッフォンが殆どペナエリから出てボールを裁いていたことからも明らかであったが、それが逆にJuveのシステムのバランスを崩したのではないかとも思われる。結果的には0対0のスコアレスドローとなったが、延長の3分間を含めて試合を通じて緊張感のある良い試合だった。

ただ、残念だったのはEmersonのファールを貰った後の故意の相手に対する報復のキックや、イブラヒモビッチの相手が空中にいる時の体当たりなどJuveサイドの汚いプレーが目立ったことである。これではイタリア(Juve)の愚かなサポーターがLiverpoolファンをトリノ市内のバールで怪我させたことや、ファンサイトで殺人予告が出たことに呼応しているように思えてしまう。おかげでトリノ市内ではアルコール販売が禁止されたとか。。。

Juveの選手は、サポーター共々試合が終わった後、ほろ苦いビールを味わっていたのであろうか…






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