香港からの帰国便で観た映画。
戦前の高校野球、と言うか、中学野球の甲子園大会での話し。台湾が1895年、下関条約で割譲されて以来日本の統治下に入った。映画の中で、歴史感や皇民化教育等の話し等は全く描かれていなかったけれども、この嘉義農業高校の野球部員は漢民族、高砂族を含めて3民族混成とされていたから、前提となるのは日本の統治下で民族の問題は大小あったのではないだろうか。問題と言っても、Problemと言うよりもAssumptionとしての意味で。
内容としては知っていたけど、創部三年目で甲子園に出て決勝に進むのはやっぱり凄い偉業だし、それがきっちり描かれていたと思う。
冒頭に史実に基づきつつ脚色していると書いてあったので、全てがノンフィクションではないんだろうけど野球って良いなぁと思った。スポ根系ともちょっと違っていたと思うしが、あの年代の学生が野球に打ち込んで、ゴールに向かって様々な難関を越えていくと言うのはほっこりした。正直丁寧な描き方をしているとは思えなかったけど、教育ビデオに充分なりうる映画だったなぁ、と。
個人的には☆☆、星2つ。
観る価値はありかな。でも、テレビ放映を待つ、で良し。
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