大阪での講義も二回が終了。
中々反応が良くなってきた。伝えるべきメッセージが伝わっている事が確認出来てちょっとホッとしている。学年毎に反応が違う事などは今後の研究課題かな。講義後のアンケートの集計についてもスタッフに依頼したから来週には上がってくるでしょう。更に分析が進むと思われる。
それにしても大阪は不思議だな。
勢いよく天高く聳え立とうとしているハルカスが出来たかと思えば、何十年も変わっていないであろう下町っぽさが街中ど真ん中に依然としてあったり。Bangkokにいる感じがした。目抜通りの活況感は凄い一方、昔ながらのstyleを譲らない感と言うか変えない事によるプロコン両面の存在。。。ある意味進化出来ていない部分と変わらない良さのせめぎあいをしている感じがした。せめぎあいと言えば聞こえは良いが、立ち止まったままとも言える訳だ。
古き良き日本、と言うのは当然功罪がある。ちょうど昨日、Another SKYで安藤忠雄さんがフィーチャーされていたが、Veneziaの彼の建築に対して反対論があるとのこと。Punta della Doganaの建築のconceptとoutputは安藤忠雄らしく、Veneziaらしかった。古き良き建物を光りの取り入れ方、aqcua altaで痛んできた15世紀のレンガを同時代のレンガを取り寄せて新たにレンガの壁を再構築するやり方、それでいてconcreteの壁面をcontrastにするdesignの仕方等、彼だからこそ出来た古き良き建物の再構築だったのかも知れない。しかし、大阪にいる人はあんなアグレッシブな人ばかりではないでしょう。
個人的にはもう陰りと限界が見える大阪維新の会。八尾空港の件も知事がけんもほろろに八尾市長からバッサリやられていた。。代表とは言え高々大阪市長の橋下が管轄行政エリアを越えて頭ごなしに発言したり、、、見るも無惨。安藤忠雄ならどんな事をこの事態に言及されるのか、聞いてみたいなぁ、と思ったりして。折角最初の頃は日本第三、第四の都市に落ちてしまった大阪を立て直すのかなぁ、なんて思っていたのだけどね。
そんなこと思いながら舌鼓(笑)。
勢いのある方の大阪の象徴の大阪駅街区の再開発。その一つであるlucuaのItalianにて夕飯。素晴らしいよね、こう言う新しさ。とても美味しかったです。
新しさだけが決して素晴らしいのではなく、古さの中に素晴らしさがあると思う。融合の良さも当然あるだろう。東京では中々ない、抹茶、お茶の文化。
ミーティングする場所は必然的にcafeや喫茶店になるけど抹茶オーレとかは感動した。こう言うのあるんだねぇ。抹茶だから大阪なのではないかも知れないけどさ。良いよね、こう言う関西っぽいところ。こう言うのがあるから関西は止められない。
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