MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



日経新聞で一番しっかりまとまっているのは、スポーツ欄だと勝手に思っているw。

主要五紙の中で、どんな辛辣なことを記事として載せても普通のサラリーマン駅売りで日経を買う。それに、社内で新聞購読をしようとしたら先ず日経外す会社はない。だから政治面でも経済面でも他の主要新聞とは違うスタンスを取ったりする。勿論、日経新聞の中でも広告営業部門がある筈で、あんまりそう言う社説の論旨は、、、って言うのはあるかも知れないけども。だからと言う訳ではないが、経済面などはレイアウトもバラバラで(内容は濃いけど)読み難かったりする。

そんな中、最近だとスポーツ面は見開きページ数換算で2枚。つまり片面換算で4ページ分とかスポーツ欄だったりする。シーズン中はプロ野球とJリーグがページ分かれていたりするし、大相撲開始時期はそのページ量は不祥事がこれだけあっても結構な量が割かれている。昔より扱いが多い気がするがここに掲載されているコラムは非常に面白い。2010年は元西鉄の中西さんとかベルマーレの真壁社長とか、横浜FCのカズさんとか。

今年は藤井社長が寄稿されるらしい。その他のメンツにジャスティスが入っているのが気になっているが…。これだけジャッジに恣意性が入って一人で興奮して我を忘れ、気持ち悪い笑顔で笑うためにサポーターに嫌われている人も珍しいと思うんだが、Jリーグのサポーターは20年目を迎える(1992年のナビスコからカウントして)今も単純エージングをしているので意外と日経読んでいるかな。

さて、本題。

藤井社長は球団内での構造改革に付いて言及されている。実際功を奏して事業サイドの収益性が良くなったと仰っている。実質的な収益が5年間で3倍になったと。5年前が少なかったことも推察できるがそれでもその水準から3倍まで持ち上げたのは素晴らしいことだと思う。日本ハム本体から数十億円の損失補填契約を履行してもらっているとのことだが、それでもかなり体質改善がされているんだろう。日ハムは100億円以上の事業収益がある球団だから、単純に3倍になったということは40億円弱が110ー120億円くらいになったと言うことでしょう。実際何年か前には100億の売上を超えた球団はジャイアンツ、ホークス、タイガース、ドラゴンズだけだったのがファイターズが5位になったし。

ポイントとして、意識面での変革があるんだろうね。

プロ野球はサービス業と言うのは大きな話だなぁ。特にパ・リーグに関してはその意識がかなり浸透してきていると思う。一報でセ・リーグは独立的と言うか各球団がバラバラとしているようにどうしても思えてしまう。実際、いくつかの球団関係者に聞いても横並び体質はあっても一緒にマーケティングを、と言う意識はパ・リーグに比べて希薄だと思う。横並び体質と言うのは決してポジティブな面はなく、業界的に他がやらなければうちもしません、と言うことで小泉元首相的に言えば抵抗勢力がいる可能性もあることを意味しているかも知れない。

いかなるロマンも実現には資金が必要なのだから

これ結構大きな話。理念も勿論重要。だけど、それ自体に拘泥してしまい、シュンペーター的な意味での創造的破壊活動が出来なくなっているのであればどうかと思う。一体どのステークホルダーを見ているのか、となってしまう。プロ野球やJリーグは公共財的な立ち位置もあるわけだから、単純にシェアホルダーだけを見ていてはダメと言うことになる。やっぱり地域密着と言う意味を再考し、コンテンツとしての「プレー」を還元しつつきっちり収益性を確保する必要がある筈だ。

万策を尽くしたか

これはドスンと来る言葉だなぁ。


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