まぁ、そりゃそうかなぁ、と思わなくもなく…
そもそもMBAがビジネスエリートのパスポートとは思えない。そりゃHarvardやSloan、Whartonなら兎も角、猫も杓子もって感じで行くのはどうかと思うよ。僕なんてMilanoの大学院でなくちゃ駄目だったから行きましたが、予想通り授業は真新しいものなし。人間、新しいと思わなければ学ぶものないんです、大概のケースは。。そう言う意味で、コンサルファームで殆どITをやってなかった僕からすると、やっぱり普通の会社の人とかと比べると本読む時間は多かったから類似ケースを結構知っていたし、情報の取捨選択の仕方が多分違っていたと思う。
ただ、イタリアのビジネススクールに行ったことは僕の中ではプラス。
世間的にはマイナスとまでは言わないものの、だからどうしたの?くらいなのでしょう。。それは初めから分かっていたので特に誰かに何かを評価してもらおうとは思ってなかったけどね。ItaliaじゃなければMBAには行ってないしねぇ。
この記事はアメリカのMBAの話とGMACのコメントとしてGMATの受験者数が減っていることが言及されているが、そもそもGMATが役に立つのかと言う話が抜けているように感じられる。あれって、正直な話MBAに行った人なら解けるかも知れないが行ってない人には意味がない。それでフィルタリングできるのであれば、そもそもMBAに行かずとも良いと言う事になってしまう。ヨーロッパのMBAの中にはGMATを義務付けていないところが結構あるが、独自に試験を課してフィルター掛けてしまう方が良いのではないかと思う。苦労してGMATのスコア稼ぐ割には後々何ら役に立たん。。まぁ、センター試験みたいなものだからある程度参考にはなるかも知れないが、それよりかよっぽどエッセーの量を増やして、定性的な観点からセレクションした方がスクールサイドとしてもよっぽど良いのではないかと思う。勿論、定量的な観点からセレクションする意味は大きく、英語のレベルや数学のレベルがある一定程度を超えてないと学校の中で付いていけないと言うことから落とす必要はあるかも知れないけども。。。
しかしながら、エッセーとインタビューでそれは賄えるのではないだろうかねぇ?!
いずれにしても、MBAに行く人は、帰ってきたらキャリアチェンジができるから、みたいな思いで行くのなら絶対止めた方が良い。企業派遣にしても、これだけ企業への忠誠心が落ちている昨今、費用対効果を考えると明らかにマイナスでしょう。下手するとライバル会社に移籍されてしまって、一体あれはなんだったのか、てなことになりかねない訳です。と言うか、そう言うところ多いのでは…?!企業派遣で甘ったるい環境で行くのであれば行かない方が良いとすら僕は思ってしまう。やっぱり行くなら苦労するべきだから。行く前からお金貯めて、ね。
MAB自体を否定するつもりはないけど、殊、ヨーロッパのMBAは新卒が結構いたりして、グループディスカッションの時のAssumptionの置き方から説明してあげなければならなかったことなどは正直マイナス。アメリカは最低3年くらいのRequirementがあるみたいだけど…職業訓練校じゃないからなぁ。。。僕の中では少なくとも…。
それよかよっぽどコンサルやIBで働いていた方が良いと思います、ハイ。(結論)
米ビジネススクール志願者、3年連続減・MBA人気に陰り
【ニューヨーク=篠原洋一】米国でビジネスエリートのパスポートとしてもてはやされた経営学修士(MBA)の人気に陰りがみえてきた。ビジネススクール入学の必須試験であるGMATの受験者数は3年連続で減少。日本人の志願者も減っている。企業にMBA取得の費用対効果を見直す動きが広がる一方、人気校に志願者が集まる「二極化」も明らかになってきた。
GMATを実施する米教育団体GMACによると、2005年1―7月期のGMAT受験者数は7万8134人。9万3889人だった02年同期より17%減少した。全日制の有力129校を対象におこなった調査では、この9月に新学期が始まる05年度の志願者が前年を上回ったビジネススクールの割合は19%。MBA人気が盛り上がった02年度には84%だった。 (16:00)