夕刻の浜松町で人身事故と言うアナウンスが流れている…。
うーん、久々に事故に遭遇したなぁ、と不運を嘆いたところで仕方ないので、素直にどうやったら帰宅できるかを考える。品川の駅で、聞けば大井町へ行き、りんかい線に乗り換えて渋谷方面へ行け、と。一瞬、新橋へ行って銀座線で表参道乗換えかなぁ、なんて思っていたが、飽く迄もJRを使うことを前提に誘導され、それに素直に従う。
品川の駅の京浜東北線のホームは既に人で溢れかえっている…。
まぁ事故直後と言うのはこんなものかなぁ、と全く諦めて朝のラッシュの3割増しの状態の京浜東北線に一駅揺られる。生まれて初めて大井町に降り立ったため、どこがりんかい線の乗り場かも分からない。どうやら改札を一度出ると言うことは人の波に流されて階段を上がってから気付いた。
*JR関係者へ
大井町の案内板は分かりずらい!
どうにかしてくれ。。
地下深ーくにエスカレーターで降りたものの、ホームがどうなっているかが非常に分かり難い。渋谷・新宿方面とか書いてくれれば良いのに、妙に分かりにくい。確かにりんかい線は大崎行きであろうが、その先、埼京線と接続しているのであれば、その先にある方面の行き先は書くべきである。
*りんかい線関係者へ
大井町の案内板は再び分かりづらい!
会社単位の考え方ではなく、利用者目線で物事を考えるべし!
とか考えていたら、目の前でどうやら埼京線に接続される電車が行ってしまったらしい。妙に周りで走る人が多いと思った。そして次の電車を見ると、大崎止まりとなっている。。うーん、アンラッキーが続くものだなぁ、と思ったものの何にも抗えないので、仕方なく待つ。
ここでひょっとして大崎まで行ってみたら山手線復旧とかで先に帰れないか?!と思って、迷った挙句その大崎行きに乗ってみた。車内はガラガラ。そりゃ大崎止まりだからであろうが、夕方のラッシュ時とは思えないほど人がいない。たった一駅ではあったが、座って大崎まで行く。途中何回か線路上で立ち止まったもののまぁ予定通り大崎へ到着。ここで本来一つ待って乗るはずだった大宮へ繋がる埼京線と接続しているりんかい線に乗ろうと待った。
しかし、、、
先ず、大崎止まりの電車が止まったホームとは違うホームに埼京線に接続されるりんかい線は来るらしく、仕方なく階段上ってそのホームへ移動。
う、、、
品川の京浜東北線のホーム並みに人が群がっていた。ある意味当たり前と言えば当たり前なのであるがね。だってその品川の駅で京浜東北を待っていた人たちはそもそも山手線で渋谷、品川方面に向かおうと思っていた人たちで混んでいたわけで、そのままほぼ同じ数が同じルートで同じ方向に向かっているのであるから。。しかしそれにしても大崎の埼京線ホームは狭い…。階段から下りられない人もいるくらいごった返している。おいらは何とか間をすり抜けてホームの先の方へ移動し、電車に乗れたけどね。そうこうしているうちに電車が来た。
あちゃぁ。。。
ある程度予想していたが、大井町からやってきたりんかい線は死ぬほど混んでいた。大崎の駅で待っているこの人たちが更に乗るわけで、先ほどの品川で乗った京浜東北線よりも何割増で混んでいる。最早経験したことないくらい人が乗っている。
大崎から初めて埼京線に接続されるりんかい線に乗ったのであるが、五反田、目黒はすっ飛ばすんだね。知りませんでした。このぎゅーぎゅーの鮨詰め状態で更に五反田や目黒から人が乗ってきたらもうどうにもならないと思ったので良かったかなぁ、と思ったが、仮に誰かが具合悪くなったりしたら確実に死にますね。。だって3駅目まで飛ばすわけですから。ここで間の悪いアナウンス…。
〝現在、山手線は外回りのみ復旧した模様です…〟
この伝聞系で伝える他人事ちっくな言い回しにカチンときた人たくさんいたと思います。何だったら恵比寿で乗り換えろ、とかそう言うことアナウンスしてくれれば良いのに、復旧したようです、なんてことを一言言うだけ。。全く乗客を馬鹿にしていると言うか、、、恵比寿で目の前に止まっていた山手線はガラガラでしたな…。
事故発生からどれくらいの時間が経ったのか知りません。しかし、たった一箇所、ある駅で人身事故があっただけなのであれば、そこを基点に環状線である山手線であれば折り返し運転はできるはずではないか?鉄道事業を行っている以上、人身事故がある一定件数あるのは仕方ないことである。安全性を確認してからの運転再開となります、と言うがそれは当たり前の話で、その前に各駅でごった返している人たちを適切に運ぶことも重要な業務ではないのだろうか。そう言う危機の状態にどのようにContingency planを遂行するか、そう言うことが求められているのではないだろうか。
また予防保全と言う意味で、最近東京メトロでは丸の内線などで設置が進んでいるが、ホームにガードゲートを置くべきであると考える。ピッタリのところに運転士が停められない、などと言う甘えは最早自己完結させ、きちんと安全面を優先させたオペレーションをデザインするべきであると考える。
各電鉄会社は、それぞれの路線ごとに危機管理が適切にできていないのであれば、すぐさまそのデザインをすべきである。
| Trackback ( 0 )
|
今回の話とは関係ありませんが、地方の人間なんで、どっちかというと節約のために東京都区内までの切符を使いたくなる人ですが、都内に通勤してる人には馬鹿にされたことも多いです。メトロの方が早いのに、山手線で来るとは・・・とか。
JRと私鉄、地下鉄の複雑な総合乗入の影響で一箇所で事故があると凄い波及効果があるようですね。横須賀線で事故があったら、中央線、総武線・・・、埼京線・・・って感じで、浜松町で事故で全部の線が止まったは、あれだけ線路があるのにって、流石に思ってしまいますね。
小田急も地下鉄に乗り入れたそうで、一度事故があると益々拍車が掛かりそうですね。
ご指摘のガードゲートは建設費が高価だとか停車位置の問題があるようですが、新横の新幹線ホームで、それを乗り越え飛んだ人もいるので、このご時世だと、自殺の場合は意味がないかもしれませんね。実は、この種の事件は、事故って言うより自殺が多いように感じているからです。
電気系等の遮断の問題であれば、遮断機を増やすとか設備面で費用が掛かるのかもしれませんね。危急時だけのために設備投資はできないとか、何処で事故が起こるか想定できないとかってことでしょうか。
自分はその気持ちがよく分かりますが、鉄道会社としては多額の負債もある中で、投資するなら、駅舎か列車の更新に使いたいのではないかと思っているのではないでしょうか。その方が顧客にインパクトがあるという理由からです。
特に中央線などあのオレンジ色が自殺を誘発するとか言われてますからね。。。
年の瀬、ホントに多くなるんですわ…。
人間をやってると。
確かに都内のJRを利用して人身事故って情報や駅員のアナウンスで、その言葉を見なかったり、聞かなかったりすることの方が多いので、単なる嫌がらせかと思うこともあります。腹が立ちますもんね。
ただ最近は求人がネットでも閲覧できるんで観ると
良いと思うんですが、JRは部門別に、どんどん
子会社化されている様子で、さらに、求人データの
条件を観ると、同情する部分もあったりするんです。
実は、会員でなくても、求人情報自体は閲覧できる
はずなんで、一度、ご覧になると今の状況が少しは
理解できるかと思います。対象年齢は、法規制を
逃れる目的で、高年齢者も対象になってきていますが
実際には、20代以外は大変厳しいようですよ。
良かれと思ってした法改正が、逆に二枚舌を産んでる
みたいです。
実は、偶然ですが、その情報を観てしまったことが
あったんで、あんなコメントになってしまいました。