随分前に一度このBlogにエントリーしたけれども、3車線ある246の中央分離帯寄りを走り抜ける無謀な自転車運転者がここ数年かなり多く散見されていた。
ところが、2013年12月から自転車が走行方向に向かって右側、つまり左側通行の車道からすると逆走になることを禁じた。その後3-4か月経ったせいか、若しくは取り締まりが発生しているせいか、何となくの感覚ではあるが、実態として逆走する無謀自転車が減ってきた気がする。きっと警察等には検挙数や事故数などの増減値があると思う。手元には何の数値も無いので分からないが、実際に減っているのであれば良いなと。まぁ、そもそも246くらい大きな道であると流石に車道を逆走してくる自転車はあまり居ない。朝のラッシュ時には依然として多い無謀チャリの波に揉まれてしまうので事実上逆走は無理なのである。
つまり問題はやはり順走しているが、無謀なチャリ。
最近は朝何処かに通勤することが無くなったのであまりかち合う状況にないのであるが、日中、環七や環八、山手通や明治通りを走っていると突然バスの右側を跨ぐようにはみ出てくるチャリは多い。因みに、バス専用、バス優先と書かれているレーンは自転車は何時いかなる時もチャリは走行可能で、逆に2車線、3車線ある道路の中央、右側車線を走ること自体が元々法律違反である。考えてみれば当たり前で、原チャリですら左側車線の走行義務がある訳で、チャリが中央車線、右側車線を走ることが許される訳がない。
現実問題としては、違反した場合は3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金となるが、減ってきたけど依然としてマナーの悪いでは済まない無謀走行のチャリが多いのは、そうは言ってもそんなに取り締まりが毎日ある訳ではないからだろう。
自動車、バイクに関しては隠れている警察官をよく見たりするし、白バイは結構走っていたりする。
関係ないが、昨日羽田空港からの帰り357を走って品川に向かっていた際、時速60kmから50kmに制限速度が下がった道で、赤色灯も付けず、信号が青に変わった瞬間、車両の先頭にいて誰も追っかけていない白バイが明らかに70㎞、いや80㎞くらい出していた。白バイは一体何をしたかったのか、分からないが…。
物陰に隠れた上で更に「現認」などと言う曖昧な言い回しで車やバイクの取り締まりをするのであれば、もっと国道などで自転車の取り締まりをした方が良いよ。ちまちまと一旦停止の位置が1mズレていたとか、最早イチャモンに近い事するよりか、3車線の真ん中を走る無謀走行のチャリを取り締まった方が死亡事故や怪我は減るだろう?まぁ、実際には警察官が見えていたら無謀な運転をしないかも知れないが、であるならば自転車の無謀運転抑止で警察官が辻に立てば良い話なのである。
しかし問題の本質はそういうことではないと思っている。
現実問題として、自転車専用道路が道路上に青色のペンキで明示されている箇所は極めて限定的である。先日アムステルダムの自転車専用道路をテレビで見たけれども、日本も自動車保有率が下がってきてチャリの通行量が多くなってきているのであれば、比例して事故が多くなる前になるべく多くの自転車専用道路を設置していくべきだと思う。尤も、三鷹市に設置された自転車専用道路設置の事例のように、そのために自動車道を狭くすると言うことになった結果、渋滞が起きると言うことも聞いている。但し、通行量がそれ程いつも多くはなく、常に渋滞している訳ではないから、寧ろ自転車の安全が確保されるのであれば棲み分けと言う意味で非常に有意義なことだと思う。
中々既存の道路の拡幅などは難しい中、自動車用の割り当てを減らし自転車用の専用道路を増やしていくことは現時点では難しいかも知れないが、単に法整備だけではなく、実際に走る道路の整備にも注力をして欲しいなと切に思う次第。
あとはチャリの乗り方の教育をしっかり学校教育の中でするとか?そう言う事は自転車を持ってない人への差別にはならないと思うんだ。交通安全のためにももっとやって欲しいな。
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