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MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



大学を出ての新卒すぐの頃なんて、家を買うとか、そんなこと、漠然とすら考えてなかったなぁ、と20数年前からの人生の変遷を、銀行窓口での手続きの合間に考えていた。


セカンドハウスを建てる、なんて、コロナ禍が襲って来なければ、これまた考えることすらなかったのかなとも思う。東京都内に家を買ったのが2006年末。それから16年経ってない状況で、2つ目の家を買うなんてね。いや、世田谷区内の建売を買ったからこそ、庭もない狭い敷地で、息の詰まる在宅勤務生活…。それだけなら兎も角、当時未だ1歳にも満たない我が子が、4月から入園の決まっていた保育園にエッセンシャルワーカー優先に賛同していたので2ヶ月通わせずの状態で…。さして広くもない自宅のリビングで過ごすのを見て、この環境でこの子を育て続けてはダメだなと思ったのがセカンドハウスを持とうと思った発端だったな。。。

 

広い庭でコロコロさせたい。


自分自身で言えば、名古屋で過ごした幼少期から高校生までの間、芝生の庭に張られたネットに向かって、父親からボール投げてもらってトスバッティングをし、バッティング技術向上に勤しんだり、今はもうないが、自宅目の前の原っぱで自由気ままに遊べた事を思い返すと、あまりにも環境が違うなと。当時住んでいた名東区の家の庭は広かったね。


今の子たちは、ドラえもんの世界観を見て、どこに土管が並べられた公園とも言えない空き地なんてあるのさ?って思ったりしないのかな?野球がやれる公園?どこに?我々の小さかった40年前は、あんな空き地、名古屋市内にいくらでもあったから、皆で集まって野球やったりしたもんでした。


まぁ、東京と言う、ある意味都市生活をする上では、リーズナブルどころか格安で、ありとあらゆるサービスが受けられるスーペリアな都市は大人には良いかもだ。が、子供にとっては中々に無機質過ぎるなと、名古屋と言う大いなる田舎育ちからすると、違和感しか感じないのよね。いや、世界中とは言わないが、色々と旅したり住んだりした中で、例えばNY滞在も合計半年、それと1年住んだ金融の街London、ファッションの街Milanoなんかで1年半過ごして、『外国人』としての自分の目線で、各種サービスを比べると、結論としては東京はダントツ一位なのである。例えば、それぞれの市内でアフリカの小さな国の料理屋の見つけやすさや、その料金、それらのサービスレベルなんかで色々と比較して行ったら、NYはあるかもだがバカ高いし、サービスレベルなんて全く均質性のないにも程があるとか考えると、東京は素晴らしいのよ。欲しいサービスが無くて諦める必要とかほぼないもんね。LondonやMilanoなんかだと、探すことすら諦めるサービスたくさんあるし。


でもね、東京だけで過ごすのはこの我が子の成長にとってどうなのよ?って考えるとここだけで過ごさせられなくない?って思うんだよね。気軽にまだまだ海外に行けないとしたら、親が可能な限りでalternativeをどこまで提供してあげられるのかな、と考えるようになり。


Alternative


これはおいらが敢えてICUを行く大学として選び、そして故奥平教授の許で法律を勉強をしようとした理由でもあって。そんな言葉すら考えられない反面教師に育てられ、だからこそ自分の子に対しては適切にAlternativeを与えられるようにしようとずっと思っていたのです。典型的な田舎な考え方に囚われて生きてきた人たちとは視点、視座を変えていかないと、時代が違うのは当たり前だけど、様々なものに埋没して、自分で考えられなくなるような人生は絶対に嫌だと思ったので。


東京と静岡。
世田谷区と須走。


これが自分たちのビジネスパーソンの在り方も両立させる最適解としての組合せと思って。はっきり言って、セカンドハウスの建つ場所、山の中ですよ、セカンドハウスとか言ったら聞こえは良いけどもw。この前だって、須走に現調行ったら虫だらけ。。。夏場は虫刺されの薬は手放せない場所ですわ。でも、そんな我々にとっては自然があり、生活する上での物資調達なんかは車で10分走れば充分可能な場所だし、新東名が通れば世田谷区の家から50分弱?で到達する須走のセカンドハウスは高いコストを掛けてでも、成立させるべきAlternativeだと確信しましてね。


と言うことで今日2回目のデカい支払。


毎月の部分をちょい遅れてた分、来月の支払もまとめてしてきたので。もう3分の1以上の支払は済んだけど、未だ数千万…。考えたら寒気するくらい高い買い物やわ。奥さんのとある決断のおかげで多分?ほぼ無借金経営でセカンドハウス建てられそうだし。掻き集めたってこの事だけどさ(苦笑)。


奥さんの為、我が子の為、自分の為。
そして家族の為。
仕事仲間の為。
遊び仲間の為。


うちのセカンドハウスが誰かにとってのAlternativeになるような、そんな事を考えてもいます。人生をより豊かにしていくためにね。一人では生きられないのだから、誰とこの先どう過ごしていくのか、それを考えると、自分だけではない誰かと過ごせるそんな場所。Alternativeとしてのセカンドハウスは必須なのだと思っている。



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