サクレクールに登り、頂上で給水休憩をした後、西に伸びる参道を下った。
目的はムーランルージュを見ることだ。とは言っても中に入って見たいのではなく、外から風車を見たいだけだ。覚束ない記憶と暑さのせいで、フラフラとしながら歩いていたが、道々参道に連なるお店に入っては涼んでいた。途中、彼女がふと可愛いと言っていたスカートを買ってあげたりしていたが、遠く遙か彼方、学生の時の記憶を辿ってムーランルージュへ全く道をロスせずに辿り付けたのにはビックリした。道に関する記憶は間違いが非常に少ない。
何度も前を通ったことがあるが、真昼間に来たのは久々かも。何となく赤の色合いがくすんで見えるのは、夜の雑踏の中での方が煌めいていて、客が行き交うからか。。。
一先ず暑さの中、休憩を取りつつ写真を撮り、僕らはオペラ座の方へ歩いた。程無くして、Torinity教会が見えてきた。ここまで来ればもうすぐだ。記憶ではギュスターブモローの美術館があるのだが、僕はあのバタ臭い画風が嫌いじゃない。元の棲家がそのまま美術館になったと記憶しているのだが、その家自体、とても不思議な感じがするのである。今回は行かなかったが、Paris来訪の折には、ルーブルやオルセー、オランジェリーのみならずここにも行かれることをお勧めしたい。
オペラ座まで辿り着いた時には既に彼女は買い物モード。銀座にもあるPrintempsではなく、ギャラリーラファイエットにて買い物。何を買ったかは秘密だが、彼女が綺麗になれるもの、とだけ記しておこう。そのままその日は一度ホテルに帰った。待ち合わせの夕飯前に、前の日に泊まったホテルからその日泊まるホテルに荷物を移動させねばならないし、何しろシャワーを浴びたかった。東京程ではないが、縦横無尽に走るParisの地下鉄網を上手く利用し、St. German de Pres駅へ戻り、ホテルから荷物を引き払った。そのままタクシーを呼んでもらい、新たにホテルにチェックインし直す。すぐシャワーを浴びた後、夜用におめかしをする彼女。
その後、Mixiでしか繋がっていなかったヤマグさんご家族と会食。綺麗な奥様と小さなお子さん二人と中華を堪能。フランス語メニューしかないに等しかったので、オーダーに手間取った。。少々高かったが、味は美味しかった。遅くまで食べ続けてしまったので、2歳になる長男くんはネムネムモード全開...大人の都合で引き回してしまって悪いことしたなぁ、と反省。
その後、ホテルからタクシーを呼んでもらい、セーヌ川沿いを夜ドライブ。これが殊の外良かったと言える。こうして、今回のParis旅行は2日目の終焉を迎えた。
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食事は美味しかったですね。でも、あの出すタイミングにはちょっと・・・。次回はロンドンで。