MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



いつぞや、悲壮な感じもなく、Cossott'eでご飯を食べている時に、サラッと告げられた。


長く立ってきましたが、7月いっぱいで退職するつもりです、と。

最初、何を言っているのか分からなかったし、驚きはあったものの、色々と考えた末に、誰よりも早く教えてくれたんだろうな、と思って。だから普通に、ほぉ、次どうするの?と聞き返した。そしたら色々と、、、内容は書きませんが、心の底から応援したくなった。そして、最後に、お世話になった方々に、自分が厨房に立って肉を切る機会を設けるので、と言われて。それが今夜でした。木、金、土、日と厨房に立っていたみたいです。おいらたちは最後の日曜にしました。二部制で、みらんちゃんがもたないし、寝なきゃなので、日曜の早い方に予約させてもらいまして。

いやぁ、この技術はね、継続できないものかね、、、、

例えば、この肉寿司。一見、どこにでもありそうな肉寿司に見えますが、いやいや、どうして、どこにもないような肉寿司。食感然り、味覚然り。いや、ここにしかないんだよ、この肉寿司は。



それとか、このハラミ。
良い顔しているよね。
こんな良い顔しているハラミ、中々ない。
そしてこの良い顔をしているハラミに何を合わせてきたかと言うと、、、



後ろにちょっと写っている、アボカド。
もう、絶品ですよ、ホント。
ハラミに、アボカドをあわせてくるこのね、、、
いやぁ、もう絶品過ぎて怖いくらい。このサシの入ったハラミの脂のノリを考えて、の、アボカド。凄いわ。びっくりするくらい美味しかった。



とか、あとはこういうヒレ。



できるだけレア目、と言われたので、お肉と会話しながら、丁寧に焼きましたわ。



そして出てきたのが、これね、、、
エビ、、、
アメリケーヌソース、出す?
もうね、自分でどんな顔したのか分からんけど、おいらのその顔を見たかったんですよ、なんて言われてね。。。
そういう事言われると、泣きそうになる。



これで最後かぁ。。。

うちのみらんちゃんに肉を切ってくれるのは、Kちゃんだと思っていたんだけどなぁ。
マジで泣きそうだわ。
あの大怪我して、病院での長きにわたるリハビリを終えた時、カウンター越しに見た笑顔とお肉を食べながら、マジで泣いたんだよな。。。
肉切れる人、誰かいません?と言われて、弟子というか、自分と同等の人が出来るまで、麻布店との両立はしないと言って、いっとき店を閉めた時の復活の時も泣きそうだったけど。
今回のコロナ禍の時からの復活の時はしょっちゅうTAKE OUTのお弁当食べていたから離れている感慨はなかったけどさ。

今回で、ラストか…。
いやぁ、しかと、Last knife、堪能させていただきましたよ。

また、どこかで!
次も、最高な肉ライフ、だろ?
待ってるよ!!



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